あまりにも課題が多く、前途多難だけれど・・・
東北大震災から、あっと言う間に1ヶ月が経ったけれど、被災地からはるか離れた地域で暮らしている私たちには、歯がゆく、無力感さえ感じてしまいます。
おとといの統一地方選挙前半では、私が応援していた2人が残念な結果に。
とにかく政治の場に住民目線でしっかりと政策提言できる人材を、ひとりでも多く増やすことが
”復興へつながる”という思いで、一生懸命に応援しましたが・・・
選挙とは、政治理念やバランスの良い政策立案能力、行動力や人格が申し分なくても、勝てるとは限らない不条理なものだということを改めて実感しました。
組織や団体の力さえあれば、本人の資質はどうであれ選挙には勝てるという、今の制度は見直さねばならない点があると思います。
「投票率がもっと上がれば」「もっと住民が政治に関心を持てば」もっと現状を変えられるのでしょう。
また”民主党”への期待外れが大きかっただけに、地域政党に期待を寄せる市民の増加は仕方ないのかもしれません。
箕面市では「自民党の看板」では選挙が闘いにくいからか、早々と維新の会に鞍替えした候補者が、地元の自民党のバックアップも受けて圧勝していました。
首長さんも”橋下知事のポチ”と呼ばれるだけのことはあって、知事の呼びかけには何でも真っ先に手を上げておられます。まあ”寄らば大樹の陰”ということなんでしょうか。
さて、震災被災者の支援は多岐にわたります。
避難所暮らしももう限界に達しています。
早期の仮設住宅、および住宅供給のための支援に向けた法整備
自立のための緊急支援費や、仕事の創出、
医療や介護スタッフの増員、サービス体制の整備
心のケア対策
親を亡くした子どもへの、生活や進学相談、
単身者(もしくは単身になってしまった人)への配慮、相談体制
ボランティアの受け入れ体制
今、考えられるだけでも、相当な法整備、財源確保が必要だし
人材確保も重要。
そして何よりも原発について。
この国のエネルギー政策をどのように転換していくのか、
技術者、科学者、経財界、医師、まちづくりの専門家などをはじめとする抜本的なエネルギー政策を議論すべきであると考えます。
箕面市は先日の本会議で、早々と電気需要を満たすためには原発が必要である、と言い切りました。
しかし、環境や生命を守ることを最重要課題とするならば、今後のエネルギー政策や、産業構造(生産基地)を根本的に考え直さざるをえません。
今から60年前に遡った生活を提唱するというのではなく、もっと英知を結集し、方向転換をはかるべきだと思います。