箕面市立病院の対応について厳しい指摘。
本日は市立病院の対応についての相談(訴え)をいただきました。
市立病院に関する問題については、これまでもしばしば相談を受けてきました。
プライバシーに関わる問題でもあり、他の患者さんに与える影響も考慮して
今までは公開を控えてきました。
また、個別の課題については調査のなかで、改善を要望し、一定の解決がはかれたこともありました。
患者や医師との相性については、誤解など感情的な問題もありますので、一概に判断しかねることもあります。
ただ、中西個人としては数年前に家族の診療で信じられない医師や医療スタッフに遭遇したことがあり(市外の民間病院)、患者に対する「説明(インフォームド・コンセント)」と「尊厳」は十分に意識し、退院後の患者がかかえる課題についても丁寧な連携の必要性を痛感しています。
さて、昨日の相談は、患者の病状や治療方法について説明がかなり不十分であったり、暴言があったり、不適切な事務処理であったりと、厳しい内容でした。
治療は、まず患者と医師の信頼関係から成り立ちます。
また、患者が気持ちよく通院または入院できることは治療や回復にも影響します。
厳しい病院経営を立て直すには、やはり、「よい病院」づくりにかかっています。
もちろん市立病院には様々な診療科があり、評判のよいところもありますので、
箕面市立病院総体がいけない、ということではありません。
厳しい労働条件で、疲れているときに患者の一言にキレてしまった、ということがあるのかもしれませんし、マニュアルどおりの対応しかできない窓口の担当者は、これからの処遇が気にかかって心ある対応ができなかったのかもしれません。
ちょっとした配慮と努力で解決できることや、自分の手におえない診療については他の医療機関を紹介するなど、医療機関が果たすべき責任・役割と患者本位の対応、合理的な診療体制と福祉機関や地域の社会資源との連携をさらに推進することなどが今後の課題でしょう。
(医療制度の問題や研修医制度など、制度全体の課題は別途ありますが・・・)
また、箕面市立病院の「ウリ」についても議論していかねばなりません。
今後、箕面市立病院は(4月から)公営企業法全部適用となる前提で、この2月・3月議会で議論される予定です。
赤字を解消するために、独立採算で病院を維持しながら、医療の質が本当に担保されるのか・・・
しっかり議論していかねばなりません。