国民健康保険運営審議会を傍聴。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

国保の赤字は、保険料の値上げで乗り切るのか、自治体で負担すべきか?

審議会では先に発表された「箕面市緊急プラン(素案)」について説明があり、
国保財政(特別会計)の長年の赤字が膨れ上がっていることが、懸案事項となっていると報告されました。

国保は2005年度までは、赤字分を次年度予算分から流用し、いわゆる「自転車操業」を繰り返していました。
2006年から、どんどん累積する赤字について「見えるようにしよう」ということで、
一般会計から赤字分を補填し、一部を次年度分から流用するというかたちでしのいできました。
しかし、一般会計からの繰り入れも厳しくなってきたこともあり、何とかしようという議論が具体的に始まったことになります。

少子高齢化のなかで、国からの助成は減っている・・・箕面の市民は比較的に健康には気を配っており、
市も健康増進策を図ってきました。
しかし、このたびの緊急プランでは、これまでの健康増進策も減額・廃止となっているため、
「将来子どもたちに負担の先送りをしない」ためと言いながら、
将来にはさらなる負担が増すようにも思われます。

国保の構造的な問題の解決を同時に国にも求めていかねばならないでしょう。
国保の赤字は誰が負担すべきなのか。について、もっと全市的な議論が必要です。