中西とも子の市政報告&懇談のつどいを開催。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

来年度の予算要望にかかわる貴重な意見が続出。

9月議会や10月の決算審査に関する報告と、懇談会を中心に行いました。
全国学力テスト問題を中心に、箕面の開発問題や決算審査のトピックスを報告しながら、
参加いただいた方々の思いを伺い、意見交換を行いました。

全国学力テストについては、
今朝のTV番組でフィンランドやデンマークの教育特集を見た方から、
フィンランドでは教育施策が充実しており、機会均等や少人数教育などうゆきとどいた教育が実現していることから、やはり教育にはしっかり予算をつけるべきであるというご意見をいただきました。

また、別の方々からも開発にはお金をかけるが教育にはお金をかけない、というのは困る。また今の議会を見ていると、(是々非々ではなく与党が結束して)自公民体制でものごとが決まっていくことを懸念する声も相次ぎました。
さらにランク付けではなく「生きる力、いかに生きてゆくかという社会性のある教育」を求める意見もありました。

今の教育現場の問題は、ひとことで語ることができず、多様です。
教員の数が圧倒的に足りない問題や、子どもをとりまく家庭や社会環境も複雑。保護者の学校に対する期待や要求もいろいろです。また保護者が不安定であると、その影響は子どもたちにも及びます。
今回の学力テストでも、家庭・学習環境と学力の相関関係が報告されており、
単に、「早寝・早起き・朝ご飯」を家庭に求めても、家庭が崩壊していてはどうしようもなく、
かといって教育委員会や学校には家庭崩壊を防ぐ手立てなどないことも分かりきったことでしょう。

また、学校のベランダ緑化とエアコン設置問題についても、エアコンではなく、自然の力を用いながら、生活を見直すことも大事な教育である、という考え方にも多くの共感が寄せられました。

なお、議会改革については全議員が平等に参加できる協議会形式であるべきことや、市民にも公開される必要があることなど、議会改革が密室でしかも会派単位で協議されることを牽制する意見も続出しました。

最後に、「市民も議員まかせではなく、市政に関心をもち、参加していきたい」という”普通の市民も変わらなくっちゃ”という意味のコメントを頂きました。
私は2期目として議会に送っていただき、1期目にも増して情報提供を行い、どんどん普通の市民のみなさんが政治に関心をもち、積極的にまちづくりに参加していただくことに力を注ぎたいと考えていますので、とても嬉しく受け止めました。

他には食の見直しや、開発で田畑が減少することよりも、農地利用の可能性についての意見があり、たとえば観光農園や農業塾など、箕面らしさを生かす方法についてもさまざまに意見をいただきました。

当初の予定時間を30分延期して、熱気あふれる意見交換会となりました。
とにかく、今日ご参加いただいた方々のパワーは凄い!箕面の将来を考える熱い思いにあらためて感心し、元気をいただいたことに感謝します。
今回、十分な報告ができなかった不登校問題や母子家庭支援策については、勉強会や報告できる機会を別途企画したいと考えています。
本日いただいた貴重なご意見を参考にして、12月議会や予算要望に取り組んでいきたいと思います。