第27回箕面市青少年弁論大会 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

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箕面市内の中学生16人が参加。

今年は例年になく、会場はいっぱいに。参加校の先生方やご家族、友人らが応援にきており、
子どもたちの発表が終わるごとに退席する人たちがいたので、最終には観客席の空席が目立ちました。

今日も例年通り女子の参加が圧倒的で、優秀者も全員女子。
みんな日常的に感じたことを自分たちの感性で、起承転結を組み立て、はきはきと発表していました。
テーマも「いじめ」や「命」、「先生に対する要望」や自分の夢、やりたいことなど、身近な課題のものが多く、等身大の素直な気持ちを語った内容が大半でした。
かなり堂々と前を向いて身振り手ぶりを交えて発表する子や、なかには原稿をちらちら見ながらの子など様々でしたが、やはり「弁論大会」とは、原稿を見ないで行うものだという基本的な指導をしていただきたかったなぁと思います。とはいえ、マイクなしで話し、後ろまでしっかり聞こえたのだからお見事!

なかなか大人でも5分間で自分の思いを伝えるというのは難しいものです。
だからこそ自分の考えを人前で話す、という訓練を若い時期から重ねていくことはとても意義があること。
比較的日本ではそのような訓練の場が提供されていないので、
毎年1回ではなく、あらゆる場で機会が設けられればよいと思います。

しかし、大人も考えないと。
冒頭、市長の挨拶は原稿なしで行われ、場にふさわしいものでしたが、
もう一人の来賓である市議会議長は原稿棒読みのありきたりな内容でした。私にとっては大先輩にあたる方なので「演説のお手本」を期待していましたし、きっと子どもたちや観客のみなさんも同じだったのではないでしょうか。
議員は”演説のプロ”であるはずなので、どんな場であっても、手を抜いてはいけない。普段、とてもユーモアのある方なのにと残念でした。

また、自分たちの身内が終わればさっさと席をたつ方々が多く、おそらく止まれぬ用があったことだと思いますが、他の子どもたちの発表もきちんと聞く、という姿勢を示していただきたかったとこれまた残念に思いました。