前市長のもとで、ごみ処理計画が大幅に前進したのに・・・
4年前から、”ウソも100回つづければ本当のハナシになる”という類のことが
議会で続けられています。
この日の委員会では、そのボルテージが一段と上っていました。
藤沢市長になってから、
それ以前はまったく手をつけてこなかった事業系ごみ処理の問題に着手し、大きく前進させました。
「ごみ処理基本計画」の改訂版を策定し、
資源ごみの集団回収に加えて、キャラバン回収(移動式拠点回収)もにも取り組みました。
ごみ処理問題を検討するための審議会(ごみ審)が刷新され、
また資源循環モニターとして市民がボランティア同然で協力し、
プラスティックの分別も年々、モデル地域を増やしました。
事業系ごみについては、ごみ審議会は(手弁当同然で)何度も会議を重ね、
ガンとして首をたてに振らなかった回収業者や事業者の方々との話あいや現場の見学、各市の事例研究などを熱心に行うなかで、答申にまとめあげました。
今まで、諸般の事情からごみ処理手数料の改定には手をつけてこなかったやかいな問題を、
審議会が事業者や業者の方々とそれぞれの立場や相手の事情を理解しながら粘り強く熱心にとりくみました。
議会がごみ問題に関する事業に予算を付けさせなかったなかで、
審議会、市民もボランティア同然で頑張り、職員も一生懸命折り合いを付けて動いてきたからこそ、事業者やごみ処理業者の同意を得るにいたり、事業系ごみ処理問題の大きな前進を実現させたのです。
歴代の市長が手をつけてこなかった課題に着手し、結果を出したことを、評価しないばかりか、「藤沢市長が何もしてこなかった」などというのは、びっくり仰天!
この4年間、容器リサイクル法の改正を求める意見書にも反対し、
市長が提案のごみ問題を考える100人委員会についても「審議会があるから必要ない」と反対し、
予算化を拒んだ自民・公明・民主の多数派の議員の方々です。
大型ごみの一部無料化という私たちの議員提案を否決したのも彼らです。
予算が認められないなかで、それでも可能なかぎり職員・市民協働でごみ政策を進めてきました。
もちろんまだまだごみ減量計画は実現していませんが、
しかし「何もしてこなかった」というのは事実に反します。
事実を知ってか知らずか・・・この日の委員会では、公明党・民主党・市長はこぞって「前市政が何もしてこなかった」と言い、公明・民主はそのこを予算の「不同意」の理由にあげました。
これでは一生懸命汗を流してきた職員も報われません。
何とまぁ、このように恐ろしき”難くせ”委員会が倉田市政になってからも続いています。
主義主張の違いや、自己のイデオロギーに基づく議論は大いに行うべきです。
しかし事実の歪曲や捏造で自分たちの主張を正当化する・・・とことん前市長を誹謗中傷することで、倉田市政を支える・・・
数が多ければ何をやってもかまわない、という風潮があたりまえになってしまうのは、
本当に危険であり、議会そのものが形骸化します。
新市政になり、やっと普通の議会になるであろうことを期待して
是々非々の前向きな議論を楽しみにしていたのに、
梶田市政の時代に戻るというよりも、より硬直した印象になっているようにも思えます。
新人議員の方々が、「議会とはこんなもの」と思わないことを祈ります。