9月議会が終わりました。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

改選後、初めての議会は今までと変わった?

9月議会は10月9日に終了。
閉会中の10月27日~30日までは、前年度の決算審査が各委員会で行われます。

さて、9月議会では条例提案が少なく、午前中で終了した委員会もありました。

●文教常任委員会・・・議題には条例提案はなく、補正予算のみの審査。その他案件で全国学力テストをめぐって、議論が集中。中西は、政治的中立の立場で独自の判断ができない教育委員会のありかたや、「説明責任」という中身の空疎さ、これまで美濃市が培ってきた「生きる力」を育もうという教育の中身が、崩壊しないよう、糾し、要望しました。倉田市長に「公表」の意思表示を決定を府内3番目というスピードで行い、市教委に要請した件について、何故もっと議会や市民の声を聞いてからにしなかったのか、と質問したが「半月ならいいとか、1年かけたからいいとかという期間の問題ではない」と真摯な答弁は得られなかった。

●建水常任委員会・・・開発や防災について議論が集中。とくに萱野中央の中央公園予定地の入り口部分に有料老人ホームを建設しようとしている問題について、自民党議員から追及があり、他の委員からも同様の発言があった。建設常任委員会として一致してこの景観破壊に反対していこうと委員長がまとめた。
この件は一般質問でも取り上げられ、防災上の観点からも規制ができないか、検討されることに。
なお、現在市民の方々が反対署名を展開し、議員有志も協力して市民の声を広げていく活動を精力的に進めている。なお、この日、市民派ネットの森岡議員が質疑を希望していたが委員長に打ち切られた。まだ12時なのに、おかしいな?と思っていたら、市長が午後から市内のイベントの挨拶に間に合ったとのこと。偶然だと思いたいが、やはり議会は意見を述べる機会、議論の場は保障されるべきで、残念!

●民生常任委員会・・・乳幼児医療費の助成に関する議員提案(共産党)について意見がわかれた。乳幼児医療費助成の拡充については、かねてから共産党が提案してきた課題。しかし、藤沢氏政の公約でもあったこの条例改正は、市側からも12月議会で提案、4月からの開始で準備中だった。共産党案は、高額所得者(たとえば800万円以上の所得があっても)一律に6歳まで医療費が無料というもの。財政が厳しいなかで、より厳しい経済状態の市民への社会保障を充実させるために、ばら撒きではないバランスのよい施策を検討するべきではないかと思う。議員提案の趣旨を尊重しつつも、検討期間が必要。が、委員会では「パフォーマンス」という批判から継続審査が採決された。本会議でも継続審査が議決されたが、市長が提案会派を断罪するかの発言を行ったことについては大変遺憾に思う。

●総務常任委員会・・・とくに際立ったのは、市長の箕面市の財政状況に関する認識について。倉田市長は選挙時に「藤沢市政が続けば、箕面市は夕張状態になる」と訴えた。このことをまともに信じ、「大変だ」という思いで投票した市民も多いはず。しかし、箕面市の2007年度(H19年度)の決算について、市が発表した「財政健全化比率」(自治体の財政の健全化に関する法律」にもとづく健全化の判断基準となるもの)は箕面市の場合、数値として「早期健全化基準」に該当しなかった。また、「公営企業の健全化に関する指標」でも、資金不足比率は「経営健全化基準」に該当しなかった、と報告されている。
この件については全くふれず「選挙時の発言は間違っていない」と開き直る倉田市長の対応には再度ガッカリした。

本会議でも、自民・公明・民主の各会派の方々の発言は”倉田市長翼賛”し、藤沢市政を「空白の4年間」と断罪する発言が目立った。頑張っている新人の方もいるなかで、本来あるべき議会が機能するようもう少し静観したいが・・・

この続きは追って、報告します。