突然、前言を翻した教育委員会。
18日の臨時教育委員会では傍聴市民の怒号のなかで閉会。
18日に急遽臨時教育委員会が開催された。議会に知らされたのは17日の夕刻。(少なくとも私たちの会派「市民派ネット」に知らされたのはその時間帯だ)
その前の週に、私は教育委員会に対して「9月10日の教育委員長会議の報告について、市教育委員に説明したのと同じ報告を文教常任委員として聞きたい」と申し入れしていた。
担当次長は「検討して追って報告する」ということだったが、翌週の16日にも返事がないまま(内線を入れても、会議中とのことで報告はもらえなかった)、18日の臨時教育委員会議を傍聴するなかで、一連の報告を聞いた。
何をそんなに急ぐ必要があるのかさっぱり分からないが、常任委員会での議論を待たずして「市の平均正答率を公表する」ことが市教委会議で拙速に決定された。
以前、藤沢市政の時に30人学級の政策決定をめぐり、「教育委員会への政治介入だ!」と声高に批判した議員の方々は今回の倉田市長の市教委への要請をどのように考えているのだろう?
文教常任委員会では、教員出身の委員の発言にも注目が集まっている。
これまで気づいてきた箕面の教育がどのように向かうのか。
また現場の声はどの程度反映されたのか。
ある教育委員はこれまで「とても重要なテストで意義がある」と言う内容の発言を繰り返してきたが、
私にはこのテストの費用対効果があるとは思えないし、前言を翻すにたる根拠も見出せない。
とにかく筋の通った説明が聞きたい。
教育委員会は3名の委員のうち、1名が反対、2名が賛成で「公表」が決定。
つい先日までは「公表しない」と言っていたのに。
市長が変わると手のひらを返すようにコロッと意見が変わるなんて!?
子どもたちは大人の背中を見て育つ。
子らに恥じない振舞いが求められている。