新人11名で議会刷新が期待されるも、旧態依然の役員選出劇。
議長を選出するのに、「会派間の調整」にやたら時間をかけ、とうとう1日半がかりとなった。
この「会派間の調整」とは、自民・公明・民主間の調整のことで、私たち「市民派ネット」は蚊帳の外。
調整に協力しようと各会派を訪問しても、幹事長(代表)の姿は見えず、
会派間調整も特定の会派が文字通り”密室”で調整している模様。
私たちにとっては何が要因で調整が難航しているのか、知る由もない。
なぜ、もっとオープンに議長が選出できないのか、まったく理解に苦しむし、
このような決め方に、議会の閉塞性が凝縮されているように思います。
密室の談合政治で議長・副議長・監査が内定し、このときの特定会派やその選出に協力した議員の”絆”が、
その後の議会運営にも反映されるという4年間を見てきた私にとっては、
新人11名という転機を迎えても、実態は変わらぬのかと少々うんざりします。
役員選出後、本会議場の議席を決めましたが、このときも仰天!
いったん決まりかけた席がまた振り出しに戻り、
ええぇっ!?と耳を疑う会話。
「なぜ、公明が席を譲らねばならんのだ」
「8期目の議員に前に座れというのか」
「なぜ自民が公明の前に座らねばならんのか」etc・・・
どうやら「特等席」は後部席で、新人は前の席、無所属会派が後ろの席に座るのは10年早いといったところらしい。
とにかく過去あたりまえのようにやってきたこと、しっかり見直していきたい。
無駄なもの、不合理なものについては、改革を!
議会も役所も変わらなければ、本当に意味での行財政改革には繋がらないと思います。
たぶん、誰もが初めての議会で感じたことが、何年も続けるなかで
「議会とはこんなもんだ」=「これが議会の常識なのだ」と、
感性が麻痺し、価値観も変わり、納得してしまうのでしょう。
「庶民の目線」や「市民感覚」で議会に臨む覚悟が本当にあるのなら、
旧いしきたりや慣習を見直し、本当に必要なもの意以外は、
勇気をもって改革するべきだし、そのためにポーズだけではなく、
しっかり行動しなければならないと考えます。