自分も相手も大事にするコミュニケーションのとり方。
市民企画講座として、2週連続で開催された「無理せず支援を続けるために」~対人援助にかかわる女性のためのアサーティブ・トレーニング~に参加。「アサーティブ・トレーニング」とはコミュニケーションのための技術トレーニングで、自分と相手の人権を大切にしながら自己表現を身につけるもの。
自分の要求や意見を、相手の権利を侵害することなしに誠実に率直に、対等な対場で伝えることを目指すが、そのためには、自分の領域と相手の領域を明確にすることから始めなければならないことを、1回目の受講で学んだ。「自分の気持ち」と「相手の立場」を明確かつ客観的に観るということは案外、難しいもの。ともすれば自己中心で、勝手な思い込みで相手の領域に踏み込んで(相手を決め付けて)考えがちだということをあらためて気づかせてもらった。
2回目の本日は、例題にそってグループで問題解決をはかったり、2人に分かれてシュミレーションを行った。例題中の「相手」のシチュエーションが分かりづらく、難しかった。が、今日はそれなりにグループの方々ともコミュニケーションがとれる時間が多く、有意義だった。
I(アイ)メッセージとNOといえるトレーニングは特に日本型社会では苦手な分野ではないかと思う。
特にしばらく「京都」で仕事をしてきた私にとっては、自己主張とNOというメッセージに対して、格別な思いがある。
あらためて、自分の弱点や相手とのかかわり方に気づくきっかけとなった。