8日、メイプルホールで行なわれた成人祭は、新成人でいっぱい。
例によって、会場の外にあふれた新成人で埋めつくされていた。
今年、なかなか良い試みだったのは第2部。市政50周年の記念事業として企画されたようだが、新成人にインタビューをおこなった「わたしのことを紹介します」という映像が紹介された。
新成人になった感想や将来の夢、市政に希望することやら様々な質問に答えるかたちで進行。
自然体の言葉や、本音、自分の目標が定まっている人や、これから目標を探す、ときっぱり言い切る人・・・
おきまりのご挨拶や激励のことばをいただく式典もよいけれど、それらに沢山の時間を割くよりはかつての恩師のコメントなども加えて、主役である彼らがもっと楽しめたり、記憶に残るイベントのあり方を考えてもよいように思う。
この第2部が始まる前に大半の来賓の方々が帰ってしまわれ、空席が目立ったのが残念でした。
夜、ニュースで夕張市の成人式が紹介されていたが、低予算ながら当事者と市の職員が一緒に企画検討を重ねるなかで行なわれた模様が取材されていた。
比較するのはいかがなものかと思うが、箕面市の新成人と彼らとどちらが暖かい記憶に残るイベントなのだろうかとふと考えさせられた。
「希望」より「不安」が先行するこのご時世。今回の第2部の企画をさらに発展させたものが来年も実施されることを期待したい。