あの頃は… | にじいろパレット*スタッフNのブログ

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不登校経験のある子どもを持つ母のブログです。
恵那市で生きづらさを抱えたお子さんの居場所づくり活動や親の会を行っています。

少し前の話になりますが
近所の知人と立ち話をしていたところ

知人 「ところで○○ちゃん(うちの長女)は最近どうなの?」
私 「それがね、最近とっても調子がいいみたいで、勉強も部活も忙しくて大変そうだけど、本人は『充実してる』って。機嫌もよくて、ありがたいよ。」
知人 「そっか~、よかったね。昔、ケーキいっぱい作って近所に配ってた時期があったじゃない。あれがさぁ、きっと良かったんだよ。」

長女(現在高校2年生)は、小学校5年生の12月~教室に入れなくなり、不登校になりました。卒業まで保健室登校、中学では教室に入れるようになりましたが、不安定な状態でした。
長女が登校できなくなり、家で過ごすようになった時、唯一楽しめることはお菓子作りでした。毎日、ケーキやクッキーを作ってくれました。家族だけでは食べきれず、近所の方々に配っていました。
学校へ行かず、勉強もせず、毎日お菓子作り。それを近所の方に知られることに、私の中では抵抗がありました。でも、長女はにこにこしながら、みんなに食べてもらえることを楽しみに、毎日、様々なお菓子を作ってくれました。そして、一緒に配りに行きました。皆さん、好意的に受け取ってくださって、本当にありがたかったです。
材料費も結構かかるし、これはいつまで続くのかと心配にもなりましたが、こちらから終わりにすることはできなくてとことん付き合いました。
いつのまにか、終わっていました。
少しずつ学校へ行くようになりました。

懐かしい長女との思い出です。