2026.7.5(日)
不登校・ひきこもりについて語ろう会~春日井敏之先生をお迎えして
参加者 25名(うちスタッフ7名)
不登校・ひきこもり経験者 3名/保護者 10名/一般(相談員1名、教員1名、その他3名)
今回、不登校・ひきこもりをテーマとした交流会を開催し、自己紹介、春日井先生のお話、経験者の語り、グループトーク、全体交流を通して、多様な立場の参加者が思いや経験を共有する時間となりました。
1.春日井先生のお話より
春日井先生からは、詩「不登校とともに生きているあなた」の紹介を通して、子どもたちの声に耳を傾けることの大切さが語られました。
現代社会の変化、とくにAI社会の進展により「問いを立てる力」「非認知能力」「つながる力」といった“人間力”の重要性が増していること、そして医療・看護・福祉・教育など、人間にしかできない領域を担うアドバンスト・エッセンシャルワーカーの不足が課題であることが示されました。
不登校の背景には、社会・学校・家庭・本人の4つの要因が複雑に絡み合っており、「不登校という状態」を否定せず、家庭で元気を回復できる環境づくりが大切であることが示されました。
保護者に向けてのメッセージ(抜粋)
- 思春期の子どもはすべてを親に話すわけではない
- 勉強が課題になるタイミングは人それぞれ
- 「自己決定+大人の応援付き」で見守る
- 迷った時の答えは子どもの中にある
- 親自身も自分の人生を大切にする など
2.不登校・ひきこもり経験者の語り
青年からは、不登校に至った経緯や当時抱えていたモヤモヤの正体、立ち直りのプロセスが語られました。 春日井先生の話を受けて新たな自己理解が生まれたこと、苦手と好きの組み合わせ(例:学校に行く+美味しいものを食べる)が行動の後押しになった経験が共有されました。
3.グループトーク、全体交流
小中学生グループ(10名)、高校生グループ(8名)、成人グループ(7名)の3グループに分かれ、それぞれの立場から率直な思いや悩みが語られました。
小中学生グループ
- 学校とのやり取りで生じるモヤモヤ
- ゲーム中心の生活から自分のやりたいことを見つけて動き出した経験
- 大人になってから自分の苦手の正体がわかったという声
高校生グループ
- 保護者の悩みに対し、経験者から「心理検査で自分を知る」や「散歩は早朝や夜がいい」など、具体的なアドバイス
成人グループ
- 親の状況変化など、どうにもならない事象が動き出すきっかけになることもある
- 親だけでは抱えきれず、第三者の力や他者とのつながりが必要である
- できないことや現実の状況を隠さず伝える
全体交流で、春日井先生から伝えられたメッセージ(抜粋)
- 子どもの味方であり続けること
- 「信じ、任せ、待つ」姿勢
- 子どものペースと大人の願いは違うため、責めない・否定しない
- 子どもは大人が心配するほど弱くない
- 日々の“できた・できない”に一喜一憂せず、長いスパンで肯定的に見守る など
4.参加者の声
・春日井先生の話が、自身の生きづらさの経験と重なり、深く納得できた(経験者)
- 自分との対話や他者との関わりを通して気づきが得られた(経験者)
- 久しぶりに自分のことを話せた(保護者)
- 経験者の話を聞き、子どもの状態への理解が深まった(保護者)
- 優しく分かりやすい話が心に響いた(教員)
- グループトークで新たなご縁が生まれた(保護者)
- 当事者が語る場面があってよかった(スタッフ)
- 和やかな雰囲気で活発な交流ができた(スタッフ)
5.まとめ
今回の交流会は、当事者・保護者・支援者が互いの思いを共有し、理解を深める貴重な機会となりました。 子どもたちが抱えるモヤモヤを否定せず、長い目で見守りながら、地域で支え合う関係づくりを続けていきたいと考えています。
私自身の中では、今回「モヤモヤはのびしろ」という言葉が心に響きました🧡
春日井先生、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
また、来年度も開催します![]()




