不安の正体 | にじいろパレット*スタッフNのブログ

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不登校経験のある子どもを持つ母のブログです。
恵那市で生きづらさを抱えたお子さんの居場所づくり活動や親の会を行っています。

このところ、長男(小6)は
毎朝、登校前になると
 
「お母さん、忘れ物ないやろうか。どうしよう。忘れ物あったらどうしよう。」
と不安が強くなります。
 
教室で過ごしていないので
別に忘れ物をしても、たいして困ることはないはずです。
私なりに解釈すると…
これは、「忘れ物すること」が不安なのではなく
今日1日の学校生活に何らかの不安があることの置き換えだと思うのです。
 
息子はその日の調子に合わせて、クラスの活動に参加しています。
今のところは、学級活動と体育、図工くらいでしょうか。
きょうは「1年生を迎える会」という全校行事があったのですが、
それについての不安は少なかったようです。
いくつかのやりとりの末、
今日の不安は
・飼育委員の当番らしいが、何をどうしたらいいのかわからない
・6時間目にクラブ活動決めがあるらしいが、参加できる自信がない
だとわかってきました。
その不安を、うまく表現できなくて「忘れ物」という不安に置き換えられていたように思います。
今日はこの2つの不安に、私は気づくことができましたが、
気づけないうちは
「忘れ物したって大丈夫。」とか「ちゃんと確認したから大丈夫。」
と、「忘れ物」に限定した声かけしかできません。
でも、これでは本人の不安は解消しないのです。
ずっと「忘れ物してたらどうしよう。」と繰り返しています。
 
「飼育当番のことも、6時間目のクラブのことも、お母さんが先生に伝えてあげるよ。」
という声かけで、安心して登校することができました。
相談室の先生が来られるまでの時間、相談室で一緒に過ごし、
先生に不安の正体をお願いをして、仕事に行きました。
 
6年生にもなって、こんなに手をかけていていいのか。とも思いますが、
不安が取り除かれれば、安心して活動できます。
活動できると自信がつきます。
 
以前の記事にも書きましたが
安心感は自信につながる
と、私は信じています(*^_^*)