もうパンチドキャップトゥは幾つも持っているのですが、一番好きなデザインなのでつい購入してしまいます。こちらは昨年11月にebayで購入したペア。
メーカーは、Roblee。
紋章内にはRoblee Cushion-Flexと記載されています。更に外にはCushions&verystepとも。色々と調べてみましたが、有力な情報は得られませんでした
名前からして恐らくはソールの返りが良いとか、インソール内部の構造辺りにチョットした工夫がされているのだろうとは思います。
内部にはARCH-CUSHIONも。このアーチクッションについては多くのメーカーから出てくるので、どこがオリジナルかは検討も付きません
ヒールにはSUPER CUSHIONとEXTRASOFTの記載。
実際に指で押し込んでみるとビブラムのスポンジソール様に柔らかい。ここまでクッション性のあるヒールは初めてです。先程のヒールパッドの表記はこのヒールの仕様とも関わっているのかも。
なかなかボリュームのあるスタイル。羽根部分のパーフォレーションがステッチで無いのが特徴的。通常のパンチドキャップトゥよりも華やかさがあります。
品番は”801R01”
RobleeはBrown shoe companyのディビジョンブランドなので、pedwinや買収された後のRegalと品番の配列が同じです。
手持ち旧靴革質(ブラックカーフ) TOP10には惜しくも入りませんでしたが、革質は中々。
判断材料はアミアミヒール《フローシャイムでは同タイプのヒールが50年代中期~後期に使用》だけというお粗末な推測ですが、年代は50年代中頃と推測しています。
このスペードソールに近いアウトソールも1950年代頃に見られるデザインですし。
いちおう年代を調べてるうちに、似た様なペアは過去のADからピック出来たのですが、
1944年AD(こちらには品番 B826と記載有り)
別の1944年ADでも右端DのペアがB826と記載。茶のモデルはB827だった様です。
Robleeは1944年までは品番が記載された広告があるのですが、1945年以降のADから品番が一切出てこなくなります。
旧品番(アルファベット1文字+数字3桁)から、新品番(数字3桁+アルファベット1文字+数字2桁)への移行がこの辺りで行われたのか?とも思いました。しかし、そうなると旧品番が出てくる数が1945年以前にしては多過ぎて腑に堕ちない・・・。個人的にはREGALを買収した1953年前後に品番の移行が行われたんじゃないかなと思っています。
状態も良くヴィンテージ感満載でお気に入りのペア。
以前ほど簡単に手頃なヴィンテージシューズをebayで見つけ難くなっていますが、その分見つけた時の喜びは増しています(^^)