前回の”手持ち旧靴革質(ブラックカーフ) TOP10”に続いて、
手持ち旧靴革質(ブラウンカーフ) TOP5の紹介
ブラウンカーフと云っても、その色味は多種多様で、
- ライトブラウン
- ダークブラウン
- バーガンディ
- カーキ
- レッドブラウン
などなど。
今回は黒以外の全ての色をブラウンカーフとしています。
第5位
”Weathered moss calf"を使用した1足。60年代のフローシャイムはこうしたグリーンカラーを数種類出していて、このウェザードモスもそのうちの一つ。革に厚みがあり、肌理の細かさや弾力性も申し分のない1足です。
第4位
推定40s中~後半頃の青タグを使用したアレンドモンズ。このBoulevardは、40年代中後半~1989年までロングリリースされていたモデルです。アレンは斜体ロゴ期だけでなく、後年の出し縫いが白い時期でも充分なクオリティを保っている様に思えます。
第3位
このRamblerとVikingの二足のデザインが、アメリカ旧靴(ビンテージシューズ)好きな方にとっては人気のある靴ではないでしょうか。個人的には、これにU-wingを加えた3足がデザインにおけるアメリカ旧靴御三家といった気がします。革質は繊細な柔らかさが特徴的で、エレガンスという言葉がピッタリかなと。
僅差で2位にランクインしたのは50年代中旬頃のBostonian。アメリカ旧靴ではよく見かけるオレンジがかったライトブラウン。肌理の細かさや柔軟性、弾力性など全てにおいてバランスが良い革です。最初はこちらを1位にしようか迷うほどでした。
ブラウンカーフの革質No.1はWEYENBERGのホールカット風の1足。完全なホールカットではなく、履き口の前後でパーツが分かれています。赤みが強いというかほぼ赤い革で、先程のBostonian同様にアメリカ旧靴では良く見かけます。肌理の細かさは勿論ですが、とにかく革の柔軟性、弾力性がすごい。モチモチのスベスベで、ずっと手入れをしていたくなるそんな革です。
今回のブラウンカーフ篇では、他にも2,3足入れようかとも思っていました。ただTOP7やTOP8では数が中途半端だったので、ブラックカーフ篇10足の丁度半分、5足でイイかなと。
今回所有している靴の革質を真剣に比較してみて思ったのは、自分はモチモチしっとり系のカーフが好みだった様です。