要注意!まさか鼻に …2歳 | ともみと髭マンとガガ

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『要注意!まさか鼻に

2歳』


ともみです。



これは本気の反省文と言いますか。


『気をつけなきゃっっ!!』と思った出来事。


『まさか鼻に




先日、バザー用品を手作りしようとビーズを買っておいたんです。


豆粒くらいの大きさで穴のあいた、キラキラ光を反射する綺麗なビーズです。


小さすぎる物だと、2歳の娘がわちゃちゃーっとしてしまうので避けて。


これくらいの大きさなら、多少いたずらしても大丈夫だろうって思ったんですよね。


平日保育園に預けている間はお仕事してます。


となるとですね、


お仕事以外の「やらなきゃいけない事」は土日にやることになります。


土日も夫は仕事なので、家には私と娘の二人きり。


手作り品を作るために私があれこれ作業してると、娘は他に遊ぶ相手がいないから、かまって欲しくてね。


「そのボール欲しいボール欲しい!」


と、私が手に持ってるビーズをくれくれとせがむわけです。


しつこいので、ゴム紐に数珠つなぎにした幾つかのビーズを手渡しました。


しばらくそれで娘は一人遊びしてたんです。


でね、ゴム紐を娘が引っ張って。


ビーズがバラけて散らばったの。


ここから私の油断。


2歳ってこちらの言葉も理解してるし、おしゃべりも少し出来るし。


一人遊びもできるし、家の中だし。


以前、豆粒くらいの大きさの物を口に入れた時に危ないから出しなさい!て、けっこうキツく叱ったし。


大丈夫だろうて思ったの。


そして私は一点集中してしまう性格。


だから、


ビーズ

ばらけて落ちた

娘遊んでる


ことだけ認識してたけど、娘のことは全く見てなかったんです。


むしろ、もうそれでおとなしく遊んでいて欲しい。


私は、私のやる事に集中したい。


と思ってたんです。


作業がひと段落して、ふと気づいたら娘が鼻の穴をいじってて様子がおかしい。


急に、「アー!」と叫んで苛々しはじめた。


「どうした!?」と聞くと、


「ボール!ボール!」とまた鼻の穴に指入れようとしたので、


「ちょっと待ってー!!」


娘を抱っこして頭を逆さまにして見ると、左の鼻の奥がキラキラッと光ったんです。


ビーズだ。


かなり奥。


最悪の事態を想像してしまい、パニックでした。


私がパニックだから、娘もパニック。


二人で叫びながら格闘するも、鼻の穴からビーズは出てこない。


「息できてる?」と確認すると泣きながら「うん」と頷く。


「苦しい?」と聞くと、「くるしい」と答える。


顔色は泣いて赤いが、赤紫では無いから呼吸は出来てるっぽい。


でも泣き叫ぶ娘は鼻をすするんです。


「すすらんでー!フンッ!てやって!」


と身振り手振りで教えても、全く通じない。


私が何を言っても何をしても「イヤだイヤだ」と暴れて泣き叫ぶ。


これ以上ビーズが奥にいって、もしも喉へおりてそこで詰まってしまったら


もしも両鼻が詰まっていた場合、娘はうまく口呼吸が出来るんだろうか


土曜の夕方だから耳鼻科も小児科も閉まってしまった。


どうしようどうしよう。


不安でパニックがおさまらない。


ググると鼻を刺激してクシャミをさせる方法があって、試してみようとするが娘は更に大暴れで顔を隠す。


どうしようどうしよう。


まず私が落ち着かねば、と思い、母親に電話した。


母の声を聞くと安心する。


事情を説明して、今開いてる病院はどこかあるだろうか聞いた。


その病院に電話してみた。


しかし、


「今日は小児科の先生もいなくて診れる先生がいないから、耳鼻科や小児科がある他の病院をあたってください」と断られてしまった。


そこへ父からメッセージと母から電話。


「救急車を呼びなさい」


_____


救急車なんて、思いつきもしなかった。


そうか、こういう時に呼ぶんだ。


初めて119を押しました。


電話をきってすぐ、玄関が開く。


母から電話で事情を聞いたと、夫が飛んで帰ってきた。


その姿を見て、「パーパー!!」と安堵したように甘える娘。


夫が「救急車よんだよ」と言う。


「うん今呼んだよ」そう答えると、


「いや、もうよんだよ」と夫。


「え?私も呼んだよ」


夫が先に呼んていた救急車が間もなく家の前に到着。


娘を抱き上げて外へ出ていく夫を追いかけながら、再度119。


「すみません、同時に違うところからダブって救急車を呼んだみたいで


説明すると、もう一台の救急車を止めてもらえました。


救急車の中で診てもらったら「呼吸もしてるし元気そうだし鼻には何も無さそうだから飲み込んでしまったかも」と言われ。


元気な事にホッとしたものの、飲み込んだとなると??


「念のため病院に行くということで」


受け入れてくれる病院を探すこと10分ほど。


「土日はなかなか無くてすみません、頑張って交渉しました!」と救急隊員さん。


結局、私が電話でお断りされた病院が受け入れてくれることになったみたい。


救急車、呼んでよかった。


他の病院はやっぱり無理だったという事だもの。


夫は娘に付き添い救急車で、私は車で追いかけました。


私が病院に着いた時にはもう娘は診察室へ入っていて、夫から電話がかかってきました。


「やっぱり左の鼻の、めっちゃ奥にあったよ!でもイヤイヤして取らせてくれなくてどうやって取るか先生が相談中だから、今、アンパンマンであそんでる」



やっぱりまだ鼻にあってくれた!

飲み込んで無くて良かった。



受け付けで保険証を見せたり、名前や連絡先を書いたりしてる内にまた夫から電話。



「取れたよ!!」


「取れた!?良かったあーーー」



あああー、安心した。


あとから聞くと、仕方がないからベルトで手足を固定して頭を押さえてピンセットで取ってくださったらしい。


暴れて動いたから少し鼻から血は出たものの、けろっとした表情の娘。


私を見ると、鼻を指差しながら、


「いたかったよー、あのね、ここをね、こうしてね、アンパンマンとバイキンマンがね、そうだったよ」


うん。うん。


そうか。


アンパンマンとバイキンマンが助けてくれたのね?


と言う私に、「うん。そうなのよ」と答えて笑わせてくれる娘。





子どもの緊急事態に、冷静じゃいられない。


「親」の気持ちを痛いほど知りました。


そして、


口や鼻に「まさか」入れないだろうと思える物も、まだ手の届かない場所に置いておくべきだと反省しました。




側にいても、意識を向けていないなら一緒にいないのと同じなのかもしれない。


つい物事に集中して没頭しやすい私は、特に注意しないといけないんだと思う。


「子育て」


親の性格×子の性格


色んなパターンがあって正解はないけれど。


子どもが『かまって欲しいサイン』を出してるときには、手を止めてでも意識を向けてあげなきゃですよね。



後日



『鼻にビーズ事件』以降いろんな人に、


自分の鼻を指差しながら「あのね、ここがね、いたかったよ、こわかったよ」と、


まるで武勇伝のように語っている娘の姿が可愛すぎて。


笑い話にできて、ほんと良かった。