阿漕(あこぎ)駅は、JR東海 紀勢本線の駅です。
1948年(昭和23年)12月に竣工された駅舎は、瓦葺切妻屋根のシンプルな造りの木造駅舎です。
前駅舎は、終戦直前の1945年(昭和20年)に空襲により消失し、その3年後に現在の2代目駅舎が竣工されました。
この「阿漕(あこぎ)」という地名は、昔、地元の漁師が近くの阿漕ヶ浦(あこぎがうら)で禁漁にも関わらずに魚を密猟し商売をしたというところから「阿漕(あこぎ)な商売」として言い伝えられ、あまり良い印象ではないものの知名度はありますね。
訪問した時には、駅前ロータリーで警察が一時停止とシートベルトの取締りをしていて、まさに阿漕な商売?(笑)をしていました。
かつては近くの紡績工場への引き込み線もあり貨物輸送が盛んに行われ、乗降客も多かったようですが、現在では列車が去っていくと、無人の広い駅舎と長いホームは静寂に包まれます。
三重県津市大倉
1893年(明治26年)12月31日開業
駅舎全景。
建物資産標がありました。
「鉄 03-1201 昭和23年12月」と記してあります。
待合室は広くて、平日の昼間は待合客もおらずにガランとしていました。
立派な木造の上屋です。
駅名標。
ホームを嵩上げしたのが分かります。
ホームは、単式、島式の2面3線です。
島式ホームには跨線橋が連絡しています。
非電化区間なので、架線はありません。
長いホームと大きな木造駅舎がかつて多くの乗降客で賑わっていた頃の面影を残しています。
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