前回「初発の感想」とは何か書きました。
今回は、「初発の感想の書き方」を紹介します。
いくか紹介しますが、皆さんはどんな方法で書いているでしょうか?
まず授業の最初に
「今日は、この話を読んだら感想を書いてもらいます。」
と最初に宣言しておくことが大事です。
「書く」と分かっていれば、子どもは考えながら読むので、感想も書きやすくなります。
1、「主人公について思ったことを書きましょう。」
→物語には必ず「主人公」(中心人物)がいます。
そして主人公を中心に物語は進むので、「主人公」に限定すれば、書くときもイメージをしやすくなります。
2、「分かったこと、考えたこと、思ったこと、を箇条書きで書きましょう。」
→感想を書くときに、3つの視点を提示します。
- 分かったこと(読んで知ったこと)
- 考えたこと(内容の予想、疑問)
- 思ったこと(自分の体験や物事との比較など)
この3つの異なる視点で思ったことを、箇条書きでたくさん書いていきます。
例)ごんぎつね
・ごんは、いたずらが好きな小ぎつねです。
・ごんが、いたずらをするのは寂しいからだと思います
・私も構って欲しくてちょっかいを出してしまうことがあるので、ごんがいたずらするのも同じだと思います。
箇条書きは、文章より子どもの抵抗は低いです。
また、箇条書きで出た感想を、整理することで、子どもの興味を元に単元計画が作成できます。
3、「昔、現在、これから」
→高学年向きの書かせ方です。
教材から思ったことを、自分の「過去・現在・未来」の視点と対応させて書かせます。
「昔は〜のように、私はこうだった、
今は、◯◯のようにできるようになった。
これからは、〜のように、◯◯していきたい。」
教材から学んだことを、自分の経験と比べることは、感想を書くときに重要です。
さらに、過去・現在・未来と時間の流れを意識すると、より深い感想がもてます。
また、「これから〜したい」は、子ども自身の「思い」なので、単元計画に生かすことができます。
以上です!
このほかにも、感想の書き方は、学年によっても異なります。
「もっとこんな書き方がある!」という方は、ぜひ教えてください(^ ^)
私ももっと勉強して紹介できるよう頑張ります!
では、参考になれば幸いです!
PS:Twitterをはじめました(^ ^)