VIVA! 父親解放day!!~昔と今にみる父親像~ | ドイツからAlles Gute!

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ドイツ生活の中での発見や、想う事、語学について語っています☆

 

夏至の日に、部分日食、そして蟹座の新月かに座かに座かに座

キラキラトリプルミラクルキラキラ だった先週の日曜日!

 

皆さんはいかがお過ごしになりましたか?

 

前回、夏至の日に日食が起こったのは、372年前…

実に、江戸時代ぶり手裏剣手裏剣 

 

高揚感高まる週末を楽しまれた方も多かったことでしょうニコラブラブ

 

 

そして!

これらの神秘的な出来事にかき消されそうになりつつも、

忘れてはならない、この日の一大イベントといえば

 

「父の日」!!サングラス

 

 

 

「母の日」というと、

早くからカーネーションのイラストや、似顔絵コーナーがあちらこちらで見られ、

「お母さんありがとう」ムードに包まれますが、

一方で、父の日はなんだか盛り上がり度、控えめな気がするような...

 

そもそも、なぜ母の日に「カーネーション」はあるのに、父の日には存在しないのだ!!

サボテンや盆栽とかあっても良いのに…門松

 

 

ドイツはというと

父の日は「キリスト昇天祭」

という祝日と一緒にやってきます。

 

この祝日は、春の「イースター/復活祭」から数えて

第6週目の日曜日が過ぎた直後の木曜日

 

今年は5月21日(木)でした。

 

 

日程がしっかり定まっていないからか、

悲しいかな、ドイツにおいても「父の日」の影は薄く、

家族もすっかり忘れていたびっくり

ということもよくある話。

 

おそらく、お父さん自身も気づいていない人が多いのでは…

 

ま!そうであれば、結果オーライウインク  (?)

 

 

しかし!

 

 

中にはこの日を心待ちしているお父さんもいるのです!

 

 

胸をときめかせているのは、

可愛い子供からのメッセージや、愛妻の作るご馳走ではなく…

 

 

 

「家族から解放される日!!」

 

 

ドイツの「父の日」、

お父様方は、男同士で外へ繰り出し、

お酒を飲んだりスポーツを楽しんだりと、

父親業から放たれ、思いっきり謳歌することが許されるという、

貴重なスペシャルデーとして知られています。

(あくまで各家庭によりますが)

 

 

よく考えてみると…

これ、最高のギフトではないでしょうか!!目アップ

 

 

父・母の日にかかわらず、

ご主人や奥様の誕生日プレゼントに迷ったときは、

「お家の事は忘れて良いですよ、一日券」を贈呈するのも良いかもしれませんお祝い

 

 

皆さんの子供時代のお父さんは、どんな父親像でしたか?

 

 

日本には

「地震・雷・火事・おやじ」という言葉があるように、

父親は威厳のある存在!節分 とされていましたが、

この観念は今でも通じるのでしょうか。。

 

現代の小学生でも、お父さんを怒らせるとゲンコツが飛んでくる!とか

あるのかなぁ。

 

 

ちなみに、私の子供時代の父親像はというと、

まさに「地震・雷・おやじ・火事」と言わんばかり!

 

例えば、○○の習い事がしたい、など

父の許可を求める時は、

まるで閻魔大王に尋ねるかのよう。

 

なんとも、緊張感を漂わせた存在でした。

 

 

友達がお父さんと仲良くお出かけする姿を見ては羨ましく思い、

なぜうちの父はこんなにも厳しいのだ!と母によく問いかけたものです。

 

 

寡黙で頑固、まさに昭和の男を象徴するかのような人。

 

子供の頃はなかなか分かりませんでした、父の背中が意味すること。

 

 

ふるさとを離れ、社会人となり、

当時自分の目に映っていた親の姿と、同じ世代になった今。

 

あの頃、口酸っぱく説教していたのは、きっとこういうことを言いたかったのかな、など、

今になって当時の場面が蘇り、意味を成し、胸にすとんと落ちることがあります。

 

日々の厳しさの中にも、ひとつひとつに託された想いがあり、

いつかの娘に向けたメッセージだったのだと。

 

 

月日は人をも変えるというように、

いつしか閻魔大王のオーラも薄くなり、今では柔らかくなった父。

 

 

今年の父の日はというと…

 

6月21日だと数日前に気づき、

カードを贈るにも間に合わず叫び

取り急ぎ、LINEでメッセージを送りました手紙あせる

 

やはり、世間のあおりムードは必要ですビックリマーク

(言い訳になっちゃいますがお願い)

 

 

普段生きていると、日常の生活に忙しく、

故郷や家族を想うことも、少なくなりがちかもしれません。

 

でも、こうしたイベントの日があることで、

今の自分がいるのはどうしてか、

改めて、家族への感謝や大切さに気づかせてもらいます

 

 

住んでいる場所が近かろうと遠かろうと、

特別な日であろうとなかろうと、

同じ時間を共に生きている今、

心はもっともっと近くに居ようと感じた日曜日でした。

 

 

 

☆☆☆☆☆今日のドイツ語☆☆☆☆☆

「Vater/ファター」=父親

「Mutter/ムター」=母親

「Eltern/エルターン」=両親

カジュアルには、日本と同じように、パパ・ママと呼びます音譜