前回の記事で触れた近所の町の見直し中。

 

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Hospital of the HolyTrinity (Whitgift Hospital) 1596-9年に建てられた

 

 

ブログに訪問してくださいまして

ありがとうございます。


急に思い立ったことではなく

南ロンドン郊外に移る前に

住んでいた北ロンドンの時から

いつかはと思っていたこと。

そこには幾つも理由があります。


第一は北ロンドンでの出会い。
今も聞こえる "I was born under a lucky star."

で書いたLotte(ロッティー)が愛して止まない

町だったこと。

 

1930年代の終わりから
何年間か
Croydonの側に住み
北ロンドンに移ってからも

度々Croydonを訪れるほど

彼女が魅了された町。

彼女が育ったベルリンは
当時、ヨーロッパの中でも

文化的、芸術的にも

洗練されていた場所。

 

そんな所からやって来た

Lotteがなぜそこまで?というぐらい

度々、Croydonでの懐かしい

思い出を語ってくれたのです。

 

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Hospital of the Holy Trinity (正面からのショット)、GradeⅠにリストされている

 


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そして教会に通っていた時に知り合った

女性がLotteが行っていた

コーヒールームの思い出を

語ってくれたこと。
(そこはお義母さん、お義父さんが
移ってきた時には既に閉店)


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私達もよく行く教会で式を挙げたという彼女(Croydonではなく、
Surrey州にある)。
 

 

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St Peter and st Paul (Chaldon church)

古い姿が美しく保存されている

小さなこの教会でどうしてもと。

お父様の力を借りて

ここでとお願いしたのだそう。


そして第二に

住んでいる所の歴史を知る
でやってみたことを

今度はこの町で
(我が町よりもずっと大きい)と。

歴史を知ることで

過去の町の様子を想像しながら

そこからの変化を辿って

現在の姿を見ていく。

 

イギリスの古い町が

どういう経緯で発展、
変化していったのか。

 

その例を身近な所で

探ってみることで

他の都市のことも

理解しやすくなるかもと。



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表紙には上の教会 Chldon church の壁画(1200年頃)の写真


Nikolaus Pevsner(ニコラウス・ペヴスナー)の
The Buildings of Englandのシリーズ
Surrey(サリー州)版も入手。
 

夫は若かりし頃に
読み漁ったシリーズ。

1951年に最初の本が出てから
今も改訂を重ねながら

出版され続けている

ロングセラーのシリーズ。

イギリス全土を巡って
主要な建物について書かれた
ガイドブック。

著者のペヴスナーは
ライプツィヒ生まれの
ロシヤ系ユダヤ人。

美術史と建築をドイツで学び、
イギリスの大学で教授として
美術史を教えていたそうです。

知る人ぞ知る有名なシリーズ。


この本を手にしてまでと

気持ちが大きく動いたのは
昨年の9月。



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まだ私がここに来た時には古くからあるデパートだったのがアウトレットのお店に

夫と一緒に来て、

お天気に恵まれて

何もかもが美しく見えたこと。

歴史や古い建物に詳しい彼に

あれこれと聞きながら

これはいつ頃建てられた?の

推測ゲームに興じる内に。


自分のペースで調べて

知りたいという気持ちが

ムクムクと。


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Grants's Department Store


そこから古くからある

ストリート・マーケット、

意外に使えるお店なども発見して

まだまだ新たな発見をしている最中です。


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Surrey Streetのストリート・マーケット

 



最後までお読みくださいまして

ありがとうございました。