福岡滞在中、この辺りをグルッと走っていました。
ブログに訪問してくださいまして
ありがとうございます。
日本に着いてから3日目に
実家の福岡に向かいました。
翌日の11月11日が
両親の結婚記念日。
何と父はすっかり忘れていました。
そして土曜日なのに
仕事が午後まで入っていた父。
「これは忘れているかも?」と
確認するとやはり。
母は前の年に比べて
物忘れがひどくなっていても
覚えていました。
父はバツが悪そうに
「明日、仕事の帰りに
シャンパンとお寿司と
ケーキを買ってくるから
お祝いしよう」と。
ここ何年かは実家に着く日は
内心、ハラハラ、ドキドキ。
電話で週1回は連絡を
取っていても
実際、会ってみないと
分からないことが
色々とあります。
そして今回は・・・。
イギリスを発つ前に
兄が入院先のベッドから
夜中落ちたということ。
そこまでは知っていたのですが、
その後、検査の結果、
右大腿骨骨折が判明。
それを戻って、早々に
知ることになります。
次の週に整形外科への転院と
手術が控えていて。
平日、仕事がびっしり入っている
父に代わり、私が手続き諸々で
病院に行くことになっていました。
着いてからの軽いショック。
兄のことで動こうと思っていたことが
できる時間があるのかどうか。
そして母は何度も同じ話を
言った端から繰り返していて、
前よりも良くないのは明らか。
もちろんそれなりの覚悟は
してきていましたが、
新たに気持ちを引き締めて。
そこから気が付かない内に
ぐっと力んでいたようです。
翌日、高校時代の友人達と
会う約束の取りまとめをしている
友人から電話が入った時。
兄のことを話すと
彼女に言われた言葉。
深呼吸ね。
せわしなくても
どんと構えていても
やることは同じ。
どんと構えていると
お兄さんにも安心が伝わるよ。
さすがに私をよく知る
友人だけあります。
この後、何度も
この言葉を思い出しては
「深呼吸」と落ち着くように
していました。
夜は家で両親のささやかな
結婚記念日のお祝いを。
実家を出て以来、
多分、初めてこの日に
一緒にお祝いができたはず。
目の前に待ち構えている
大変なことがあっても。
だからこそ、楽しむこと
笑顔になること
そんな機会を作ること
忘れてはいけないなと。
振り返ってみて
思うことでした。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。