高校受験の合格発表の日に運命的な出会いをした友人。

 

 

 

 

 

ブログに訪問してくださいまして

ありがとうございます。

 

 

 

その彼女から病気の知らせを受けたのが

2014年のクリスマス休暇中のこと。
 


大きく動揺しました。

 

 

メールで知る限りでは
深刻極まりない状態なのに

とても穏やかに全てを

受け入れていた彼女。

 

 

ものすごく頑張り屋さんなので、

ここでも頑張っているの?と

思いましたが。。。


彼女からのメールの返事

そうでないことが

分かりました。




彼女は結婚以来、
特に子供が生まれてからは

ご主人とご主人のご両親とで営む

自営業の手伝いも忙しく。

 

 

メールでのやり取りをすることは

ありませんでした。

 

 

それが彼女が病気で

入院してから

時間が出来て。

 

 

頻繁にメールで近況を

伝えてくれるようになりました。

 

 


 

実は病気になる前の彼女は

色々と葛藤を抱えていました。
 


ご主人のご両親と同居。


そういう暮らしを望んでいたのに

蓋を開けてみると

理想と現実は違い。

 

 

それでも頑張り屋の彼女は

奮闘し続けて。

 

 

「そんなにダメ出ししなくても

いいのに」と心配していました。




病気になってから
そんな彼女がガラリと
変わったのです。


彼女に貰ったメールの中で

手帳に書き写して

何度も読んだもの。

 

彼女の変化が如実に現れています。

 

 

以前も感謝していたはずなのに

病気のお陰で感謝を実感しているという

言葉から始まって。


以下、一部をご紹介します。

 

 

 

ものの捉え方が

以前とは全然違う。

 

 

以前は頭だった。


 

良いこと探しに無理をしてた。

 

 

価値観、物差しが、

見えるもの、結果が全てだった。

 

 

良いニュースはハラハラ涙出るし、

悪いニュースは

なぜそうなったんだろうかと

犯人恨むよりも抱きしめたくなる。

 

 

今は少し心で感じれてる。

 

 

過程、経過、
心の動きや流れが知りたい。


 

何を見ても

何を話ししても

何をしてても

愛おしい。


 

でも、全然疲れない。


 

不思議ですね。

 

 

今は病気克服大事ですが、

それよりもこの心を日々大事にしたい。

 

 


 

彼女よりも

彼女の周りの家族が受けた

衝撃が大きかったようで。


病気が分かってから、

すぐにご主人の家族、

彼女の家族の

話し合いが持たれて。

 

 

それぞれのメンバーが

彼女に負担をかけないようにと。

 

 

それまで彼女の心配の種だった

諸々の家族の問題が

一気に解消。

 

 

 

 

2015年の4月の帰国の時に
6月の手術に向けて

入院中だった彼女に

会う機会が何度もありました。

 

 

偶然にも兄のことで

相談に伺った区の関係の場所が近く、

その帰りに寄ることが出来るという

幸運にも恵まれたお陰でした。

 

 

病気を抱えて、

私よりもずっと大変なはずなのに

私の方が彼女と会う度に

大きな愛で包み込まれて。


癒されていました。

 

 

兄のこと、家族のことで

どうしたらいいのか?

途方に暮れていた私。

 

 

「お兄さん、もう疲れているから

 休んでいいよ」とそのままを

受け入れてあげて。

 

 

そういうような言葉を

かけてくれたのは

彼女が初めて。

 

 

どんどん悪くなる状況の兄を

何とか最低限のところまで

持ち直すことはできないかと

奔走していた私。


身近な家族のことは
どうしても「ありのまま」を

受け入れることが難しく。


 

それに気が付かせてくれて
ふっと心が緩んだ瞬間でした。

 

 

 


彼女がメールで続けて

書いてくれた言葉。

 

 

人と比べなくていいよ。

 

 

今までの自分の人生を振り返って

あの頃、ああ感じた、こう感じてたって

ちょっと寄り添ってあげて。


 

誰も責めなくていい。

 

 

ダメ出しはいらないよ。

 

 

自分を抱きしめてあげて。


 

良いことも悪いことも。


 

そしたら、ちょっと優しい気持ちで

穏やかな気持ちになれると思う。


 

お互いに自分を

大事にして。


 

太陽のように周りへ

自然体の愛をかもしだそう。

 

 



この言葉通りに

日々を大切に生き

穏やかな優しさに包まれていた彼女。

 

 

治療への取り組みは

彼女の自らの身体、生命への感謝

医師、スタッフ、家族への感謝に

溢れて。

 

 

通常では副作用が
あるはずのものもなく。


信頼と感謝の気持ちで

自分ができることはやり

委ねるところは委ねて。

 

 

手術は成功。

 

 

それ以後、無事に回復し、

今では元気にしている彼女。


昨年、5月の時も

他の高校時代の友人と一緒に

会えました。


 

もうメールが頻繁にくることはありませんが、

彼女なら大丈夫。

 

 

 

 

昨年のクリスマス休暇の時、

彼女から衝撃の知らせを受けた

カフェでコーヒーを飲んだ時。


彼女とのご縁、

元気でいてくれていること、

しみじみとありがたく思いました。

 

 

 

 

 

 

写真は何れもコッツウオルズ地方に

滞在した時のもの。




最後までお読みくださいまして

ありがとうございました。