「レッツゴー海外!×Tokyo City i」
在日外国政府観光局協議会 antor-japanさんからお声をかけていただいて、「Let's go 海外!」のイベントを見るためJPタワーに行き取材をさせていただきました。
情報スペース「Tokyo City i」は東京駅から直結のJPタワー地下にある、日本・東京を訪れる国内外のツーリストへ観光案内や各種サービスを手配できる情報スペース。
私も初めてお邪魔したよ^^
今回は外国政府観光局や日本国内の観光協会が集合し、各国の魅力を伝えるプレゼンテーション、関東運輸局のTokyoブランド商品の貴重な販売や、外務省の方による渡航の際の注意喚起のトークショーなど盛りだくさんで開催されました。
スタンプラリーでパリ行きのANA往復航空券など素敵なプレゼントもご用意されており、逆に一日での開催なのがもったいないほど!
またこういったイベントをされる際には大きな会場で何日間か開催してほしいものです。
<概要>
期間:2016年7月2日(土)
時間:10:00~19:00
場所:KITTE地下1階 東京シティアイ パフォーマンスゾーン
主催:駐日外国政府観光局協議会
お問い合わせ:03-6804-1152
公式サイト: http://www.letsgokaigai.jp/
<イベント内容>
① 日本の地域資源・海外各国産物の即売会
② ツーウェイ・ツーリズムプレゼンテーション合戦
③ 国際観光21世紀平和のチカラ PEACE MOVEMENT 21&熊本地震義援金活動
④ 豪華景品が当たるLet’s go 海外!大抽選会
<出店団体>
【政府観光局】
・フィリピン
・マレーシア
・タイ
・マリアナ諸島
・チェコ
・ハンガリー
・南アフリカ など
【日本の自治体】
・静岡市
・宮崎県
・鹿児島市
・国土交通省関東運輸局
・川口市
・墨田区
・つくば市他
会場内はさほど広くないスペースだったことが功をなして、和気あいあいとした空気に包まれ、来日された方も含めて和やかな雰囲気。
そうお祭りのような温かさがありました!
antorさんのイベント、しかも外務省の方も目の前、と緊張していたのはむしろ私くらい^^;
文化祭のようなワクワクする空気に、「そういえば今はビッグサイトで大々的に行われるようになった旅博も、昔はこんな手作り感のある胸躍るイベントだったのになあ?」って胸の中で思ったり・・・
海外へ旅する私たちの高揚感と、日本へ訪れる方の夢あふれるときめきを。
私たちもこういった旅のイベントが楽しみなように、海外の方ももっと日本の情報が知りたいし楽しめるきっかけになりますよね。
さて、しかしながら楽しいだけが旅ではありません。
安全におうちに辿り着くまでが旅なのです。
そういった渡航者の安全のために情報を広く提供したり、収集し管理、判断したりと動いてくださるのが外務省です。
ちょっと可愛く「さん」をつけて「外務省さん」と親しみを込めて呼んじゃいましょうかw
旅の第一歩として、旅行先をまず決める際に参考にしてほしいのが、安全度です。
感染症が流行っていない地域かどうか。
外務省では常にレベル表示をして注意喚起をしています。
もちろん現代の脅威として忘れてはならないのが、深刻なテロ情勢。
安全神話のあった国や地域でさえ、だからこそ人が集まるエリアでのテロが悲しいかな繰り返されています。
避けることが難しいそういった被害にあわないためにはどうしたらいいか、何を避けるべきか、渡航することを選択したのなら自己防衛で防がなくてはなりません。
そして自己責任で行動するということを肝に銘じるべきなのです。
有名な観光スポットでは長時間の滞在を避ける、ミサや集会など現地の住民たちが多数集まる場所にはなるべく行かない、すぐ逃げたり隠れたりといった行動が起こせる意識で常にいる、華美な格好は避けていかにも旅行者といった行動も慎み身軽な格好を心がける・・・などなど。
私もそれらももちろんですが、基本準備として犯罪に巻き込まれないために現地の危険ゾーンを調べておく、夜中は出歩かない、各・緊急連絡先や大使館の住所と電話番号、カード会社の連絡先、駆け込める日本企業のデータ、現地の言語での「助けて」や「警察に連絡を」などの言葉のメモを持っておく、パスポートはコピーをして常に何枚か別のバッグに入れていたりホテルに置いて行ったりと分散させる、財布も小分けにして現金を分散させるなどといった複数の危険回避の準備をしておきます。
外務省の安全に関するHPの最新情報を見ておくだけでも大きく違います。
現地の観光局のHPを見て気温や天候で洋服を決める際には、ぜひ併せて外務省のHPで安全状況も(最重要事項で)調べておきたいところですね。
また何かが起こった際には、迅速な連絡と確認が必要になります。
旅先でどこに泊まっているのかどこにいるのかがわかるように、家族にスケジュールの伝言をしておいたり、今は便利なのでSNSで現地から投稿するときは現在地確認の意味も含めてチェックインしてアップしておくのもアリかもしれませんね。
また旅行中に怠りがちな観光客の情報収集には、外務省が推進する「たびレジ」にぜひ登録しておいてください。
たびレジは滞在先の国の海外公館などから、現地の緊急時の情報提供を受けられるシステム。
連絡の取りづらい旅行者への相互連絡を目的としていて、渡航後1ヶ月で登録した個人情報は抹消されます。(帰国後の感染症疑いのことなどでこの猶予があるのではと推測します)
この外務省さんが手で示している画面の下の方が、実際にブリュッセルテロが起きた際に、ブリュッセルにいるたびレジ登録者に送られたメールの文面だそう。
私も渡航前にはたびレジに登録しています。
「備えあれば憂いなし」
海外旅行保険もそうですが、毎回強くそう思いますね。
そして忘れてはならない、「日本は安全だから世界も安全」という甘い意識。
自分一人でない旅のときはなおさら、楽しむだけではなく意識を海外モードに変えて行かなくてはならないと思います。
特に子連れのときは、迷子になったときを考えて、子どもには氏名・生年月日・血液型・ホテルの連絡先・自宅の連絡先・じいじの連絡先・持病などを書いたメモを私は子どもに持たせるようにしています。
日本語と英語と。
何もなければ「取り越し苦労ね」で終わるだけですが、何かあってからでは遅い、そう思って準備しています^^
そんな大切なお話だけでなく、もちろんおいし~いブースも登場していました♪
こちらのブースは、関東運輸局のブースで、「TOKYO&AROUND TOKYO」の出店。
関東運輸局では、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県(以下「関東ブロック」という。)において、外国人観光客にPRするべき質の高い商品を「TOKYO & AROUND TOKYOブランド」として認定したのです。
実際のグルメやその生産現場、販売店を海外に対してアピールするとともに、訪日外国人向けに地元の産品を積極的に販売していこうとする意欲に溢れる生産者・販売者を強力にサポート、外国人観光客の東京だけではない地方への誘客を図り、インバウンド消費の経済効果をさらに期待できるもの。
地酒、地場産品の発掘や磨き揚げを行うことで地域の観光地の「稼ぐ力」を底上げすることが目的なようです。
そんな集まった商品の中から、最終審査において関東各県の地場産品として最高得点を獲得したトップ商品に「観光振興賞」が付与されたのですって。
もっともその県を代表するおいしいもの!っていう定義ですよね^^
これは回るのが楽しみだわ♡
「茨城県」
行方市:緑と風の農園 0291-35-0728
トマト塩麹
トマトと塩麹にスパイスをプラス。添加物を一切入れず有機栽培のトマトと米で作られた究極のオーガニックビン詰めです。
ちょっとしょっぱいので、やさしい素材と組み合わせたいですね!
お豆腐とか湯葉とか合いそうだと思いました。
「群馬県」
高崎市:有限会社 田舎や 027-343-8548
焼きまんじゅう
和の代表的食材の米・麦・麹・味噌を上州産で。
群馬のソウルフード! これは地元のストーリーも混ぜ込んで、懐かしい温かさで売ってほしい一品でした。
「神奈川県」
足柄下郡真鶴町:一般社団法人 真鶴町観光協会 0465-68-2543
イカ爆弾
カラッと揚がった黒い弾丸(笑)!! 見た目のインパクトがありますよ^^
こちらは真鶴の特産のイカを使い、ワンハンドで手軽に食べられるサイズとし、日本人だけでなく外国人にも馴染みのあるコロッケにしたもの。
真鶴ブランドとして販売先を吟味しているため、限られた場所・機会にしか買えない貴重な出店なんだそうですよ。
真鶴の観光協会さん、少しお話させていただきましたがご年配の方ながらとってもパワフル♡
地方の観光に行き、私もガイドさんをお願いする機会も多くありますが、現役を引退された元公務員さんたちと思われる方々が、過去の職歴を活かしてバリバリ高い意識で働いていらして、本当に大先輩として尊敬してしまう場面が多いんですよね。
以前行った真鶴旅行でも観光協会さんにガイドさんをお願いしたところ、とっても健脚なおじいちゃんガイドさんが!!
あのときは楽しかったな~♪
アップダウン激しい真鶴をひょいひょいと我々の先を歩き、息も切らさずうんちくを教えてくれる。
観光地で活躍するのはこういうシニアの知恵と経験値。
もっともっと観光と雇用のよりよき関係を考えるべき!と思っちゃいますね!!
「千葉県」
市原市:株式会社やます 0436-21-2637
Enjoy Peanuts
千葉県産の落花生を使い、いろんな味の甘いパウダーで色とりどりにコーティングされた豆菓子ですがどこか洋風!
グラム売りでカップに詰めて買う方式です。
こちらは見ているだけでもカラフルで綺麗。目立つのですが、常時20種のフレーバーから好みの味を選べる楽しさだけでなく、ミックスもできますので「何味にしよう!?」と詰める遊び心があるの。
一番人気はどうやらチョコレート、次点でいちごなようですが、もちろんきなこスキー KINAKOSKI な私はきなこ! 大盛りです!
そして抹茶やいちごなどもすき間にイン、お祭りの露店にいるかのようにあふれんばかりに詰めて、売り子のお兄さんと盛り上がったのです(笑)。
いやー。これ温度には弱いので溶けてきちゃうので高温注意ですが、甘さとカリッとした落花生の香ばしさが一粒の中にエンドレスに詰まっていて、たまらなくおいしいです♡
食べる手が止まらなかったです。ギフトにもいいですね。
千葉県1位の実力は、納得の味&売り方のアイデアでした!
他にも静岡県さんはアニメ推しだったり。
アニメは地方活性化の救世主で、外国の人の受けもよく、一気に世界で有名になる町や観光地もあるほど。
これからは地方も地元の美しさをもっと前面に誇って、フィルムコミッションやロケーションサービスに力を注いでいくべきでしょうね^^
マリアナ諸島政府観光局さんは南国の香り漂うグッズが素敵。
チェコ政府観光局さんは、とっても神秘的な風景のポスターが魅力的でした~
そして、知らなかったけどワインが豊富なのだとか!
リースリングなど飲みやすくて安価なワインもたくさんあるそうですよ!
自転車を使ったワイナリーめぐりの提案もお話しくださって、「こんな素敵な風景を見ながらワインツーリズムをしてみたいな♡」と妄想してしまいました。
ハンガリー政府観光局さんのブースにはワインと大好物のフォアグラのパテ缶が!
セミナーを聞いていて「あれ?」と思い、終わってからご挨拶したら、やっぱり以前ハンガリーフェアにご招待いただいたときのご担当の方で!
「あのときのブロガーさん!」と覚えていてくださいました♪ 再会がうれしいですね^^
東京のシンボルを多数配する墨田区さんは、新しく11月に完成する「すみだ北斎美術館」のPRを。
日本画も描いていたので北斎美術館は気になりますね~。
そして実はスカイツリー完成時に仕事で近隣商工会のガイドブック制作の撮影を担当したことがあり、見たらクレジットはされていないけど墨田区HPに今も私の写真が何枚か使われていましたよ^^;
権利を放棄していたので知らなかった・・・(笑)
最後に回ったのは大好きな鹿児島さん!!
・・・ですが、以前お世話になったのは鹿児島県さんで、今回は鹿児島市さんでしたw
微妙に観光取り扱い担当が違うそうです。
歴史的に貴重な施設を多く有する鹿児島市は、中でもユネスコが昨年世界遺産に認定した「明治日本の産業革命遺産群がイチオシスポット。
このパンフレットに大きく扱われている施設は、日本で最も初期の本格的洋風建築とされる、旧鹿児島紡績所技師館(異人館)。
洋風建築初期の二階建ては珍しいものだそうですよ。
目で見てみたいですね!
こんなふうに多種多様な観光局・観光協会さんが大集結して、それぞれが全く違うアプローチで地元愛をPRした「レッツゴー海外!×Tokyo City i」。
「次はどこへ行こう?」
「またここへ行きたいな。」
そう思わせてくれる素敵な観光地がまだまだ待っていることを、旅ブロガーとして実感できました!
楽しかったです。