そこは天空に浮かぶ、極上のレストラン。
高度1万メートルに建つ、天空のレストラン、スカイオーベルジュ・BEDD

日本が世界へと誇るスターシェフ・カリスマ料理プロデューサーらの手による、最高の食材と斬新な発想が生み出したスペシェリテです。




満腹になったらリラクシングBEDになる座席なので、「BED+D」「BEDD」
最後の「D」には、ダイン(食べる)、デリシャス(美味しい)、ドリーム(夢見ごこち)というJALの思いもこめられているんですよキラキラ☆
長いフライトの間の楽しみといったらお食事!
ただ空腹を満たすだけでなく、JAL国際線ビジネスクラスでは最上級の感動を常に届けたい、日本の心を込めたおもてなしの食の髄をゲストに見せてくれます。

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※このブログに掲載されている写真は、日本航空株式会社の許可を得ています。
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さて、このようなゲートをQコード読み取り式のIDカード(セキュリティはもちろん厳しい)で通過し、メインテナンス1ビルをあとにし、バスでテクニカルセンターにみんなで移動します。




テクニカルセンターには以前もお邪魔したことがありますが、客室サービスの訓練用モックアップがメインで置かれているのは知っていましたが、他に理学療養室や整形外科、薬局や内視鏡室なども入っていることを今回知りました。すごいね!
JALのいわば秘密基地とでもいいますか、一般的には入ることができない建物になっています。




787のように作られたモックアップ外観。
室内にいきなり出現するものだから、「ホワイトベースか!」っていうくらい非日常的に思えますねぇ(笑)。ワクテカきゅんっ





このあと座席試乗などしましたが、順を換えて、シートについてはまとめて最後にお話させてください~




お昼も過ぎ、参加者達もお待ちかねの新しい<国際線ビジネスクラスの機内食>に出会える時間とあいなりました!
お肉か、魚か、和食かを選ぶ列に足早に並びます。←食いしん坊w
前回同様、今回も肉ージョですよ




座席で和食か牛か魚かわかるよう割り振られたチケットをいただきます。
なんと、またJALさんリアルなエア搭乗チケットを制作してくださってました!
この細やかなこだわり、遊び心が本当にうれしいですね~(⊃´Д`⊂)ビックリ
よく見ると、羽田発→行き先はニューヨークJFK空港。体験会の日程が2月22日でしたので、便名はJL222
ちゃーんとリンクシェアとのコードシェア便ですよ(笑)。こってる~!www




空のキッチンであるギャレーの話をまずうかがいました。
ホンモノそっくりなギャレーで、客室乗務員の皆様は模擬訓練を何度も何度も行います。



お話は「女房酔わせてどうするつもり?」とでもいうような(言ってない)たおやかな雰囲気の美人CAさんチュゥッ


 



グラスや食器類はこんな感じでコンパクトにまとめてしまわれているんですねぇ。


 



お皿はノリタケの白に統一されており、裏にはJALの刻印つき!
持ち帰り防止や下請けの洗浄工場に出した際に、他の航空会社のものと混じらないようにするためだそうで、販売などはしてなかったのですが、刻印入りならストアで売っていたら買いたくなりますね♪




練習用トレー。
ちなみにトレーの持ち方は、手の位置が10時2時。 
指先までおもてなしと教えられ、お客様にはすべて、手添えといわれる繊細な対応を徹底しています。  
そうかと思うと細やかなだけではダメで、機内提供時はすべての食事(ミール)、ドリンクを載せるとフルカートは100kgにも重量が及ぶそう!!
それを揺れる機内の狭い通路で、細い体のCAさん一人ないし二人で押すのですから、たおやかな笑顔の中での苦労が垣間見えます。





前々回、詳しくお話を聞いたライススチーマー(クッカー)。詳細こちら

1食で2.5kgのご飯が30分で炊けるスチーマーで、40人弱ぶんを一気に炊き上げます。

JALでは南魚沼産こしひかりを、炊き立ての一番おいしい状態で出すことにこだわりが。





「さて、当機は羽田空港を定刻どおりに離陸し、ニューヨークのJFK空港に向け・・・」
と模擬アナウンスも洒落ていらっしゃる、訓練生をまとめる教育係のチーフCAさん。
すっごくお話が面白くて、何度も爆笑!w
「運転手はキミだ、車掌はボクだ」の往年の山田邦子のバスガイドネタを髣髴とさせる面白さでした(←たとえが古い)。
たとえば・・・
13人体制で飛ぶビジネスクラスのCAさんの中には、基本中の基本、パスポートをうっかり忘れてくる私のような抜けた人もたまにいるのだとか・・・ビックリ

バラエティドラマみたーい(´∀`o)(笑)!





待っている間に、ギャレーの準備のようすをこうしてモニターでチェックできるようになっています。





本日お披露目いただくメニューは、麻布十番にある「山田チカラ」の山田チカラさん(右のお方)監修のメニュー。

スペインに感銘を受けたシェフの、自由な発想のお料理が出てくるそうでとっても愉しみ!





膝にはJALカラーの赤いひざ掛け、テ-ブルには真っ白いクロスが敷かれました。
スタンバイOKでーす♪




「まずお飲み物、シャンパンはいかがですか?」とのお薦め。

幻のシャンパーニュと呼ばれる「サロン」の姉妹メゾンだという「ドゥラモット ブラン・ド・ブランN.V」.。

わお、大好物の辛口の白の泡でございますぅ!(☆∀☆)/キラーン


 



泡がいい塩梅になるようゆっくりと注がれます。
ちなみにビールもそっと注がないと空中では8割が泡になってしまうんだとか。




JALのオリジナル柑橘系ジュースで人気の高いスカイタイムも薦められ、両方いただきました♪
シャンパンのほかにも、ウィスキー、ブランデー、 ビール、焼酎、日本酒、ノンアルコールの分類には、こちらのJALオリジナルドリンク・スカイタイム、コーラ、ジンジャーエール、ウーロン茶、オレンジ ジュース、コーヒー(もちろんコーヒーハンター川島さん監修)、紅茶、ハーブティーミネラルウォーターなどがあります。

お昼ですけども。飲んじゃいますか! ねぇ。
飲んじゃっていいっすよね?!





カンパイルネッサ――――――ン!(何気に古い)




<アミューズ・ブーシュ>

タラのブランダード パプリカ添え、フォアグラの植木鉢


「機内食といえども、地上となんら変わりなく、妥協はまったくしておりません。」とJALさん。





スクウェアな植木鉢に見立てたフォアグラのなめらかなコク深いムースの土の上には、はちみつと砂利に見立てた香ばしい食感のライ麦がトッピング。
にょきん!と立ったアスパラが抜け感があって、確かにとても機内食とは見えません。



タラも身が柔らかでおいしかった!




・・・と、こんな優雅なメニューをいただいている裏では、CAさんたち大忙し!




美しく湖上を進む白鳥が、実は水面下で必死に水をかいているような・・・・・そんな努力が明らかに!!




ただしギャレーを一歩出て、きびすを返され出ていらしたときからは、この上なく優雅なのです。
プロですね!

<オードブル>

鴨のコンフィと季節のサラダ






コンフィって確か油で煮たもの、でしたよね?

鴨のクセが消え、弾力がありおいしいです。




このサラダ、とにかく生野菜の主張がすごい! それぞれ歯応えがあり噛むと新鮮さが伝わってきます。





<パン>
メゾンカイザーのパン

前より小ぶりになったような気がしますがどうだろう?




薦められるまま2杯目は白ワインに。
"ボデガ・ノートン バレルセレクト シャルドネ"。
日本輸入量がもっとも多いというボネガ・ノートン社のアルゼンチンワイン。

雑みがなくすっきりしたフルーティーな爽快さでキレがあり、すっごく飲みやすいの!
なんとワイナリーのオーナーは、あのスワロフスキー社だとか・・・





ちなみに列により担当CAさんが割り振られています。
乗ってから降りるまで、乗客の好みや調子を伺いながら同じ方がずっと通して接客してくださるというわけです。
だからアルコールのお替りなどのときも、「○○さま」と目を見つめながら極上の笑顔でのおもてなしを受けることができます。いひひ♪





<メインディッシュ>

和牛サーロインのソースペリグー パイヤッソン添え (577kcal)




厚みのあるA5和牛のサーロインステーキ。
柔らか~とろけるお肉に、土の匂いがする赤ワインだというマデラワイン使用のペリグーソースが深みを増してくれます。

 


後ろからの図。
じゃがいものパイヤッソン、さくさくでおいしーいはぁはぁ





魚料理は 甘鯛とかぶのかぶのスフレ仕立て ゆずの香り (187kcal) 


アミューズ・ブーシュは同じでした。




187kcalとはめちゃめちゃヘルシーですね(驚)!
白い泡のような細かいムース、山田チカラさんはエスプーマの第一人者といわれているので、エスプーマでかぶを仕立てられたんだと思います。
食べた方に感想を聞くと、とっても上品な味だったとか!




九つの小鉢膳


そして和食の九つの小鉢膳のお見事なこと!
一つ一つ彩りまで計算された季節の旬の小鉢たち。和の器の選び方にも目を奪われました。

・博多あん肝とわけ葱の辛子酢味噌
・白子豆腐の美味餡 くこと芽葱
・ずわいカニとほうれん草のオイル和え


・・・などなどものすごくどれも手が込んでいますから、このまま写真を見せたとしても誰も「機内食ですね。」とは気付かないのでは?!




すると、裏のCAさんから「洋食の方もせっかくの機会ですから、炊き立てのご飯も召し上がりませんか?」との声が!!
据え膳食わぬは武士の恥、ええ、武士じゃあないけど両方いただきますともラブ目




という流れで、美しいつやつやのご飯なう!!
お肉にはご飯したい、ご飯党の私。
しっかりした粒の食感、甘い食味、南魚沼産こしひかりを堪能いたしました:*:・( ̄人 ̄)・:*:!!




<ドゥスール>


カフェのエスプーマとジャン=ポール・エヴァン マカロン"ミエリン"


デザートは、3種のはちみつが香るジャン=ポール・エヴァンの特製マカロン"ミエリン"と、それに合うようにと、山田チカラシェフが仕立てた珈琲ムースが下に敷かれていました。

エスプレッソが入ったチョコレートボンボンと口どけのいい珈琲ムースはオトナのデザート!
噛むとパチパチ弾けるペタセタキャンディーの小粒が混ざっており、驚きを運んできてくれるスイーツでした。





整備場見学、ミュージアム体験と高揚した気持ちのまま美人にどんどんお酌され、マンツーマンのおもてなしを受けるわけなのだから、オッサンでなくても誰もがデレデレしてしまう天空のレストラン。
いつもより酔いが早く回ってしまってもいたしかたありません(爆)
というわけで途中から写真はブレブレで味もあんま覚えてない!
(←自白)

ちなみに、このあとの食事・セカンドミールはF/C(フリーチョイス?) 
お好きなときにお好きなものをお好きなだけ、というスタイルをJALの機内食ではとっています。




長時間のフライトに選んでもらった喜びと、機内でお客様との絆を深め、同じ時間を過ごさせていただいている感謝の気持ちをおもてなしに込めたという新国際線ビジネスクラス

「JALが一番苦しいときから支えてくださり、愛情を持って接していただいてるお客様やブロガーの皆さんに、私たちの思いを、五感で感じてほしい。」

この言葉に、なぜ今まで私たちに許された経験をさせてくださってきたのかが、瞬時にすとんと胸に降りてきました。
私の使命は、伝えること。
読んでくださったあなたに、そして呼んでくださったJALさんに―――。
かたよった私見ではなく、見たことを。そして感じたことを。
どうか、伝わりますように。
・・・結果、酔っ払いですが伝わりますように。


次回、見学レビュー最終回です。
長い記事をここまで読んでくださり、まことにありがとうございました。

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※このブログに掲載されている写真は、日本航空株式会社の許可を得ています。
※勝手ながら、当ブログ内の写真の転載は日本航空株式会社さま以外ご遠慮ください。
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