チチ・ロドリゲスに捧ぐ -10ページ目

チチ・ロドリゲスに捧ぐ

I dedicated to "Chi-Chi" Rodríguez


「これ全部オカンが描いたん?」

「ああ、それな。。。ヘタクソやからあんまり見んといて」

「いやいや、なかなか上手いやん」

自分の母親を褒めるなど
普通はこっ恥ずかしくて出来るものではない。
しかし、これらの絵に関しては
本当に上手いと思ったので


「いや、これはマジで上手いと思うで、ホンマに」


と、グイグイ褒めてしまった。

これだけ褒められると、オカンも悪い気がしなかったんだろう


「まぁワタシ、クソ真面目だけが取り柄やから(照)
 今まで1回も休んだことないし、それに最後は先生が描き直してくれるしな」


ふぅん、そうなんや。。。

ん?、描き直す?

どういうこと?


聞けばココの絵画教室は
先生が生徒の作品を最後の最後に手直ししてくれるらしい。

歪んでいたら形を整え
色も足してくれ
全体的に寂しいなと思ったら、背景まで付け足してくれるそうだ。

なぁるほど、そういうことか。。。

一瞬にして、「ウチのオカン天才説」は崩れ去った。

ま、そりゃそうだろう(苦笑)



しかし

オレの中で
どうも釈然としないものが
なんとなく残ったのである。



続く。