そもそも絵画というモノは
自分の手で最後まで仕上げてこそ
意味がある。
いくら上手く描いたように見えたとしても
誰かの手が加わったら自分の絵ではなくなるし
大体インチキじゃないか。
オレの中の
どうでもいい正義感が沸々と沸き上がり
よせばいいのにオカンに意見してしまった。
「せやけどよぉ、最後に手直しなんかしてもらったら
せっかく自分で描いたのにもったいないんちゃうん?」
「あ~エエねん、エエねん。ココは皆そうしてもらってるし
そのほうが上手に描けたようになるやろ。バリバリバリ(せんべい喰う音)」
息子の生意気な言葉にもまったく動じないオカン。
オレもここでやめておけば良かったのだが
うかつにも、もう一言畳み掛けてしまう。
「んでもよ、描き直してもらったら
もうそれオカンの絵って言われへんやん」
その一言でオカンのトーンが一気に変わった。
「ウッサイな!!アンタは!!
そんなもん描き直してもらえへんかったら
恥ずかしくて人に見せられへんやろが!!!」
おービックリした、Σ(゚Д゚;)!
ブチキレてますやん(汗)
ハッキリ言って、絵画に対する向き合い方は
完全に間違っていると思うが
これ以上、老人の感情を逆なでるのは得策とは言えない。
オレはそれ以上もう何も言わず
そのまま実家を後にした。
続く。