「ともあしの会」誕生秘話 その11 | チャリンコに乗りませんか~?

チャリンコに乗りませんか~?

摂食障害自助グループ「ともあしの会」大阪会場、東京会場、横浜会場のほぼ場所係 チャリンコのブログです。

新しく引っ越ししたアパートには、少しの服とかばん一つのCDとラジカセから始まりました。


テレビ・掃除機・トースター・カセットコンロ・電子レンジは、いただきもの。

そのほかのものも、リサイクルショップで少しずつ買い足していきました。


当時の仕事のお給料は手取り15~6万円。うち、携帯電話で3万円ほどの支払い。(仕事で必要でした)

生活保護のひと月の支給額とほぼかわらない収入から、過食代をねん出していました。


旅行なども、もちろん行かず。

服も一年で数える程度しか買ってなかったです。


このアパートは、私にとって、久しぶりの「一人暮らし」でした。

解放感が良い方向にも、悪い方向にも向きました。


そんなある日、症状はほぼ毎日続いていましたが、3~4年ぶりに生理が戻りました。

少しずつ、自分の心の声に耳を傾け出していった頃だったのかなと思います。

でも、その頃は頭では、まだうっとうしいと感じていました。


仕事は、やっと無断欠勤をせずに行けるようになっていました。(お断りしての欠勤はありましたよ^^;)


そんなこんなで、この職場で2年半たち、ふと

「このままここにいると、私はずっと半人前の扱いで終わってしまうのではないか」と思いました。


たくさんのご配慮をいただいていたことに対しては本当に感謝していましたが、

カミングアウトしていることが、だんだんとしんどくなっていった頃でもありました。


「一人のひととして、私を扱ってほしい」


という気持ちが日に日に膨らみ、私はこの職場から去ることを決めました。


決めた数日後から、今日まで症状はありません。


そして、社内のメール配信で退職の意思を伝えさせていただきました。


引き継ぎを終え、常勤の契約を終了させ、就職活動の傍らその職場でパートタイムをして

経済的なことをしのいでいました。


ただ、パートタイムという立場になり、一気に気持ちが軽くなり、流されそうになってしまったので、

そのパートタイムもやめ、あのラーメンやさんで再びアルバイトをさせてもらうことになりました。