龍水楼の刷羊肉鍋 | 経堂ワインのおいしいフレンチバル

経堂ワインのおいしいフレンチバル

小田急線経堂駅でTOMOetVINというフレンチバルを経営していました。ワインやビール片手に箸でつまめるフレンチベースの料理が自慢です。ソムリエの私がおいしいワインもセレクトしてますよ!

4月ももうGW直前です、年度末から年度始は生活も変わり、やっぱり忙しいものですね。

今回は神田錦町という所にやってきました、最寄り駅は小川町か神保町です。
『中国料理 龍水楼』

知る人ぞ知る名店、夜の予約限定で羊のしゃぶしゃぶコースがいただけるそうです。

ただその条件がちょっと厳しい、最低五人前から、時間は遅くとも18:00にはスタートしなければなりません。

これまで5人を揃える事ができず、10年以上経ちましたが、この度ついに念願叶っての初訪問です!
まずは前菜から、砂肝や干し豆腐の和え物など、割とさっぱりした物が並びます。
そしてメインの『刷羊肉鍋』シェンヤンロウ

こちらの鍋はガスではなく、中に炭が入っていて、火力の調節ができない為、かなりのペースで食べ進めます。

十数種類に及ぶ調味料や薬味で、味を変えながら食べると、何とも言えない美味しさ…
その後は野菜やキノコ、水餃子などをいただき、麺で締めとなります。
デザートはこちらも名物の『三不粘』サンプーチャン

あの西太后が好んだという宮廷料理、中華版カスタードクリームと言った味わいでしょうか…

料理を習得した北京のお店ではこの2倍の砂糖と油脂を使っていたとの事、こちらでは日本人の好みに合わせて、控えめにしているそうです。

ご主人の話しは実に興味深い、昭和天皇の弟である三笠宮崇仁親王が常連だったとか、ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の弟溥傑から書を贈られたとか、、、

高齢のご夫婦で営まれているため、あとどれくらい続けていけるのか、気になりますが、なんとも不思議な体験の一夜となりました。