もう12年くらい前になりますが、
とある夏の日、
今の夫と2人で福岡県の能古島に遊びに行きました。
こんにちは。
TCマスターカラーセラピスト・トレーナー
彩Coセラピスト・虹の魔法使い
ともです
福岡市から船で島まで渡り、上陸。
その日はすごく天気がよくて、
島から見渡す海や空は青くてとってもきれいでした。
緑もたくさんあって、
「あー、なんか自然と一体になっている私～」みたいな感じで
ちょうど彼と付き合い始めて間もなかったこともあって
私の気分はノリノリでした。
能古島は何度か行ったことがあって、
そこでは島を巡る手段として
バスやタクシー、レンタルサイクルがありました。
貸自転車ですね。
高校時代からバレー部（くるくる回る方じゃない方）だった私は、根っからの体育会系。
体力にも自信があるので、いつも迷わず貸自転車を使っていたので、
その日もそうしました。
景色を眺めながら、結構な坂道をぐんぐん上っていったのですが、
途中からなんだか具合が悪い・・・
「もう疲れちゃったのかな。いや、このくらいで疲れる私じゃないはず！」と、
そもそもバレー部に入ったのが
『アタックＮＯ１』というアニメの影響を
受けていたくらいの私ですから、
「これくらいでへこたれてちゃダメだ」みたいな考えがすぐ頭に浮かぶんです。
そうやって、時々気合いを入れ直して自転車をこいでいましたが、
ついにこげなくなり、歩き出しました。
「なんか、具合悪い・・・」
彼にもそう言って、とぼとぼと歩き出します。
「楽しかったデートが、こんなことで楽しめなくなるなんて、台無しだな・・」
「彼にも迷惑かけてしまう」
「本当は颯爽と自転車をこぎたいのに」
そんな考えが頭をよぎりますが、体はだるくなる一方。
彼も心配してくれますが、具合はいっこうによくなりません。
そんなとき、彼が「熱中症じゃないの？」と。
「え？そんなのなったことないけど・・」と思うけど、よくならない体調。
頂上までもうすぐというところまで来ていたので、やっとたどり着いた後で、
彼がポカリスエットを買ってきてくれました。
グビグビ飲んで、日陰でしばらく休養していたら・・・・なんとさっきまでの具合の悪さが
回復したじゃありませんか！
私が人生初めて熱中症に（おそらく）かかっていた出来事でした。
「このままこれを続けたい（続けるべきだ）」
「途中で辞めるなんて、根性がない証拠だ」
「人に迷惑かけるくらいなら、今のまま続けた方がいい」
こういう考えで、
《自分はしんどいのに今の状態を続けてしまうこと》ってありませんか？
でも、時には立ち止まって方向転換したり、作戦変更したりした方が
うまくいくこともあると思うんですよね。
TCカラーセラピーでは、
「継続」「努力」などのキーワードを持つ
【ダーク】という色があります。
「土」「地球」などから連想され、
「耕す」とか「コツコツやる」という意味を
持ちますが、
同時に「地に足をつける」というキーワードもあります。
今やっていることを「継続」する「努力」が必要なこともありますが、
そのことに執着してしまうと、
ただただ苦しかったり、思ったような成果が出ないこともあると思います。
【ダーク】の補色は【クリア】。
【クリア】は「手放す」という意味も持ちます。
「執着を手放す」ことで、
前に進めるきっかけを得られることもあると思います。
私があのまま
「自転車をこぎ続けること」に執着してしまっていたら、
きっと私は倒れていたでしょう。
そうしたら、
もっと彼に迷惑をかけていたと思います。
でも「自転車をこぐ」「一人で我慢する」ことを手放したから、
彼から「熱中症じゃない？」というアイディアを得られて、
結果的に大事に至らなかったと言えるかもしれません。
今続けていることが苦しかったり、うまくいかないのであれば、
いったん「手放して」みるのも一つかもしれませんね。
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