空想マジすか学園~エピソードサド~ 17話 | AKB48 マジすか学園~絵日記~

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 大好きなAKB48「マジすか学園」等を
 
 自分なりにイラストにして描いてます☆


マジすか学園

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~エピソードサド~ 17話






「優子さん、


セリナの能力って一体・・・?」



「いいか、ブラック


もしかしたら、

私やサドも含めて、あの副部長のセリナに

一番勝てる可能性があるのは

多分・・・お前だ」



「私が・・・?」



「セリナの人間離れした能力・・・

それは、

あの「眼」だ!」


「眼・・・?」


「正確には、アイツの


ズバ抜けた動体視力だ!


あの眼で

あらゆる攻撃を一瞬で

見切っちまうんだ!」



「・・・」

馬路須加女学園 3年
ラッパッパ 副部長


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「セリナ」


「だが、ブラック!


オメェのスピードなら、


そのセリナの能力を

相殺できるかもしれねぇ!」


「・・・要は、


絶対に見切れないスピード

何でも見切っちまう眼



そういう事っすか!?」


「・・・ほこたて?」


「ああ、

セリナの天敵は、ブラック!


お前だ!

多分、サドも

そう考えたんだと思う」


「でもそれって逆に、

ブラックの天敵もセリナ

って事っすよね?」


「ああ」


「・・・」


「あのさ、天敵って

つまり、

ハブとマングースみたいな関係

って事だよね?」


「トリゴヤ・・・

まあ・・・

間違っちゃいねぇけどよ、

なんかもっといい例え方しろよ」


「え~~~!

ハブとマングースよりいい例え!?」


「犬猿の仲・・・とかよ」


「犬猿・・・

セリナが犬だとしたら、

ブラックはお猿さんって事?」


「お前ら・・・


セリナの次は、

お前らを血祭りに上げてやる!」


「ブラック・・・怒ってる?」




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バタン!


「待たせたな・・・」




「フン!お前か・・・」




「闇に浮かぶ下弦の月は


まるでその身を射抜く弓矢のごとく

全てを貫かん!」


「フ・・・

死の宣告・・・か」


「いくぞ・・・」


「!!!!」


馬路須加女学園 2年
ブラック VS

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ラッパッパ 副部長
セリナ


「!!!

速い!?」



「!!!


反応した!?」



「チッ!!」


「くっ・・・!!」



「ぐあっッ!!!」

「うぐっ・・・!!」


「この・・・ヤロォォ!!」

「・・・ぐっ!!

ふん!!」

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「くっ!!」




「・・・!

やはり、あの「眼」


見切られているのか・・・」





「・・・なんだ!?


コイツの異常な速さは・・・!!


この「眼」がなかったら

速すぎて目で追えねぇ!!」



「・・・

コイツは・・・


今まで闘ってきた

サドさんやチョウコクのような

闘いの「勘」で

私を捉えてる訳じゃない・・・


完全に、

私の動きそのものが見えている!


フ・・・


確かに、強敵だな

副部長セリナ!」


「何ブツブツ言ってやがる!


来い!」


「はァァ!!!」

「オラァァ!!!」

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「ふぐっっ!!」

「ガハッッ!!」


「はあ・・・はあ・・・」

「ペッ・・・はあ、はあ・・・」


(私が・・・

優子や、サドじゃなく

その下の四天王ごときに

手こずってるだと・・・)



「はあ・・・はあ・・・


面食らってる感じだな?」


「ああぁ!!?

ナメんな!!2年坊!!

うらああああああ!!」


「がはっっ!!

はあ、はあ・・・

時は・・・」

「!?」

「時は常に流れ、去っていくもの・・・

いつまでも

そこにとどまってはいない」


「はあ、はあ・・・

あ!?

だからどうした!!

もうお前らの時代が来たとでも言いてぇのか!?

アァ!?」


「道は、

前にしか開かれない・・・


前に進もうとする者にしか、

そこから先の未来(みち)は

見えてはこない!」


「!!」
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「!!!

何!?」

「はああああ!!」


「ぐはぁっっ!!


・・・ゲホッ!

はあ・・・はあ・・・


どういう事だ・・・

コイツ、

ここへきて


さらに加速しやがっただと!!」



「・・・アンタは、

この闘いが始まった時から

既に私の策にかかっていた・・・」


「!!?

・・・だと!?」


「私のマジのスピードは、

ここからだ!!」


「今まではマジじゃなかったと?」


「ああ

アンタの能力は、闘いが始まる前に

優子さんから聞いていた


そこで私は、アンタのその眼を

錯覚させた・・・!」


「わざとマジじゃないスピードで


私の眼を

あたかも、それが

全力のスピードであるかのように錯覚させた

そういう事か・・・!」



「今までの速さに慣らされた

アンタの眼は、

ここからマジの私の速さに・・・

ついてこれない!」


「はあ、はあ・・・


まんまと、出し抜かれた・・・か」



 
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