料理が人を繋ぐドラマ「Until we meet again」と「2人はスパイシー&デリシャス」 | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

先日からスマホのUSB接続が調子良くないなあ... と思っていたのですが、一昨日、使用不可に成ってしまいました。
PCに繋がらない。更に充電が殆んど出来ない。一時間で一桁%...
これではまともに使えません。アプリを使うと充電しながらでも着実に%が減って行く...
あれ出来ない、これ出来ない...ちょっとしたパニックです。
スマホ依存を実感しております。


以前テレビ朝日で第一話だけ観ていたタイBLドラマ「Until we meet again、運命の赤い糸」を観始めました。
インとコーンは深い愛で繋がるふたり。しかし、両親たちは彼等を引き離そうとしている。結ばれない運命に傷付いていたふたり。
ある夜、その日はインの誕生日。
しかし、今、ふたりの時間は、終わりを迎えようとしていた。
突然、ふたりの元にお互いの両親が現れます。彼等はふたりを引き離そうとし、互いを貶し始めます。
失望したコーンは、父が携帯していた銃を手にし、いさかいを終わりにしようとするかのように... インとの絆を守ろうとするかのように... 頭を撃ってしまいます。
そしてもうひとつ、銃声が轟きます...
30年後。大学に入学し、パームは、友達たちとキャンパスライフを楽しんでいた。
そんな時、水泳部の部長ディーンを見掛けたパームは、不思議な感覚に包まれ、居ても立っても居られなくなってしまう。
更に彼と触れ合う内、胸に沸き起こる感情に涙が溢れた...
しかしそれはディーンにも起こっていた。
ふたりは支え、時に欲し、心を近付けて行くが、それは悲撃の運命を呼び起こすことに成る...

この作品、まだタイドラマが日本に入って来たばかりの頃は、あまり良い評価がされていなかったんですよね。
粗筋はトップクラスで面白そうなのですが、その微妙評のお陰で、出遅れました。
原作はレイジ―シープの『ด้ายแดง』。
全17話、とスペシャルエピソードが有るようです。私の現在は、まだ4話。序盤です。

以前、第一話だけを観た時には、グッと惹かれるものは有ったのですが、ちょっと危惧も感じていました。
先ず、30年前の悲劇が描かれます。それがあまりに衝撃的だったので余韻が凄かった...
30年後、現在。パーム登場... この子なのかなあ...この子がインの生まれ変わりかな?と思っていたら、マナウと言う女の子が現れます。
ふうん、和気藹々のキャンパス風景、いいな~...
が、カメラはマナウをピックアップ。そしてパーム、ディーン、いえ、マナウかい!
と、残念ながらパーム&ディーンに没入したい時に、マナウが尽く気持ちを殺いでくれます。
また、行間少なめにパームとディーンは互いを認識してしまい、がんがん、接触機会を作り出して行きます。
... 気後れしそう...
そんな印象でした。
それでも、"前世の事件"が気持ちを引き離しはしませんでした。

そしてようやくの再見。
...始まりの事件...再見でも涙が零れました。いえ、再見だったからこそ、十倍、胸に響きました。
殆んど説明の無いオープニング。ただ伝わるのは、ふたりのどうしようもない想い...
そしてそれが壊されてしまいます。
「何故、こんな奴と」
「愛してる...愛し合っているんだ...」
親は話なんか聞く気は有りません。ただ、引き裂きたいだけです。言葉は乱暴に。罵倒に。
コーンは銃を手にし、
「イン... 愛してるよ」
激音。
インの悲鳴が...観る者の心を、引き裂きます。
「僕を置いていかないで。一緒に居てよ... 目を覚まして。お願いだから目を覚ましてよ... 」
血に濡れたコーンは動かない。
「愛してる」
ただただインの嗚咽が響きます。
「... ずっと一緒だって言ったじゃないか。愛してるって言ったのに、先に逝くなんて...」

30年後。
ふたりは再会します。いえ、出会います。それも、見掛けただけ。
ただ、あの人が気になる... それだけなのに、その気持ちは、ふたりを瞬く間に愛に落とします。
... ちょっと、早過ぎです。でも運命ですから。でも早い。
また、タイ感覚なのか、入学手続きの際、隣り合わせて自己紹介しただけで、パーム、ティーム、マナウは親友に成ります。

パームとディーン心のざわめきは、ティームが水泳部に入ったことから、加速度が上がります。
ティームの入部の際、実力テストが行われ、パームはマナウと共に応援に向かいます。
その際パームは、ティーム以上に目が離せない相手が。それがディーン。
しかしディーンも、パームに気付きます。
... プールサイドと観覧席はちょっと距離が有るよ~とは思いますが、心が気付いたんです。:p
パームとマナウはティームの健闘を称えています。しかし、ディーンは、そんなパームが気になって仕方がありません。

そんなパームは料理研究部に入部し、浮き浮き気分です。
そこで彼はルームグルン(お菓子)を作り、ティームとマナウに差し入れします。
... 本作ではタイドラマの例に違わずタイコスメの宣伝たっぷりです。また、伝統菓子も紹介されます。
カノム・チャン、サンカヤー・ファクトーン、ルークチュップ... など、それらが物語の味付け(都合?)として活躍します。:p

「買った方が楽なのに、なぜ手作りするの?」
「確かにそうだけど、買った物とは感じが違うのよ。作る人の真心がこもったお菓子は、食べる人が違いを感じとるわ。味は勿論、心も大事なのよ」

そんなインの母による言葉は、本作に労りや温かみを醸しているように感じさせられます。
心。それが全てを導きます。

パームはオムレツを作ることすら苦手だったインに反して、非常に料理が得意です。そして彼の料理は、現在のふたりと前世のふたりを結び付けて行きます。
出会いからパームは、前世の夢を見たり、時にビジョンのように前世の記憶を見るように成ります。
そのせいで、不意な時に涙を流したり、様々な不安に苛まれます。パームはそれ以外にも前世の名残を抱えています。それは大きな音を聞くとパニックに成ると言う事です。
それはおそらく、あの日の銃声。
また、ふたりはこめかみに痣を持っています。ふたりは言います。
「生まれながらの痣は、前世に関係あること」
まさにです。そんな話をする度に、パームは、脳裏に流れる不明の記憶に混乱します。記憶は良いことばかりでは有りません。
パームは、道端で身動きとれなくなるほど、動揺してしまうことも。
そんなパームをディーンが労り、ふたりが近付く切っ掛けに成ります。
それからふたりは何度も話をし、幾つもの共通点を見付けていきます。

先のルームグルンはディーンにも届けられます。ディーンは育った環境のせいか、過去の潜在的記憶のせいか、家族とさえ人付き合いが良く有りません。兄弟は恐れてさえいるようです。
そんな彼がSNSにルームグルンの写真をあげます。そして、
「あいつ、よく笑うように成ったな」
そんな風に言われるように。

ふたりの時空を超えた再会は、縺れた現在の姿を少しずつ変えて行きます。

作品の中では、前世のふたりの物語をも綴ります。
ディーンはマフィアの息子だからと噂され、皆は近寄りません。しかしインは構わず話し掛け、あげく「あなたが好きです」と、ディーンに付きまといます。
そして、いつか、結ばれ... 困難に悩みながら... 
「生まれ変わっても、お互いを捜し出せるかな?」
「当然だろ。会えるまで捜し続ける」
「僕もコーンを捜し出す」

第二話、第三話はマナウの出番も控えめに成り、着実にゆっくりとパームとディーンの出会いを綴ります。
ここぞと言う時は、思った以上に積極的なディーン、ちょっとおどおどしながらも、期待してしまうパーム。すれ違うふたりの縁は、パームがマーケットに買い出しに行った際に、始まります。
パームは皮無し緑豆を買い忘れて店内に戻ります。しかし、置いてあるところが棚の一番上!更に奥にあって届かない...
そうしてもがいていると、背の高いディーンがパームの後ろから手を伸ばして取ってくれます。自ずと近付くふたり。顔も接近!
... タイミングよく流れるメローソングが堪りません。
記憶に揺れるパームの心... 
ディーンはパームの頬に手を...

... 壁ドンより私は好きでした。:p
しかし、水泳部の副部長ウィンに邪魔されてしまいます。思わず、ディーン、
「折角の機会を台無しにしやがって」

第三話には、ふたりは「毎朝、車で送るよ」状態です。
切っ掛けはパームの車の故障。そして、パームが音でパニックに成ったことも有りました。
ディーンはパームを病院に連れて行き、彼の心的な問題を考え、支えようとします。
帰り道。
「そう言えば自己紹介もしてなかったな」
と互いのことを話します。
...生年の違いはあまり深い意味は無いのかなあ...なんて思いながら。ふたりの挙動が非常に愛らしいです。
楽しそうなふたり。
躊躇わない互いの人生の共有...
「タイ料理が好きだ」
「タイ料理を作るのが好きです」
... あまりのお似合いぶりに、もう付き合ってしまえ!と思った矢先、
「恋人はまだいない」
「... ぼ、僕もいません」
唖然とするパーム。まさにあんぐり状態。
ハッとして、照れて、にっこり微笑むパーム。
... なんて可愛いパーム君。嬉しい時は満面キラキラで、続けて"はにかむ"ように笑います。
そして携帯電話の番号交換。
清まし顔でさらりとやってのけるディーンが、また可愛いのでした。

そうして始まる新たなる縁。いえ、古えの縁?
パームの送迎と一緒に朝食を!そんな日々が始まりました。

第四話では、ディーンの妹、マナウが所属する演劇部の部長アレックスが、パームに関わって来ます。
更に水泳部の副部長ウィンも存在感を増して来ています。
... ただちょっと第四話はまたマナウショーに。それなりに面白いパートなのですが、時々「まだ続くの?!」と突っ込み入れたく成るほど、長めで...
唯一の残念ポイントです。...しかし、作品を駄目にするほどでは全く有りません。
ある前世の縁が、今また、彼等を結び付け、時に複雑にしてしまうのでしょう。その行方を心から楽しみにしています。

本作はLGBTに対する偏見と言う問題もテーマのひとつのようです。
インは母と話す中で、その事を話します。
「僕たちは普通じゃないと思うよね」
「あなたの言う"普通"って?」
「...」
「人と同じものを好きになれなくても、変だなんて思わなくていいの。あなたの人生なんだから。でも覚えておいて、この世に生きる大半の人は、あなたを見かけで判断する。」
「分かっているけど、僕はどう思われても気にしない。一緒に生きていく家族。父さん、母さん、アン姉さんが僕を受け入れてくれたらそれで充分だよ。でも父さんが...」
「時間が解決するわ」
...素敵なお母さん。溜め息が零れます。
偽善でない程よい具合が、何倍も胸に響きます。心で語っていることが、伝わってきます。
タイも少し前までは偏見が満ちていました。しかし、受け入れることの出来るタイは偏見を闇に葬ったり、見ない振りをせず、そのままに共存しました。
私達の世界、西洋や日本みたいにタブーで覆いを掛けず、共に生きることを容易くやってのけるタイ。彼等は有りのままをそこに描きます。
だからこそ、この完璧でない母の、息子に投げ掛ける優しい言葉と視線は、非常に力を持ちます。
規制だらけの日本では、この"力"は、もう、映像に見ることは出来ないでしょう...
BL。されどBLですよ。それもタイBL。

主演パームを演じたのはナタット・シリポントーン。柔らかい面立ちで、人好かれそうな雰囲気を携える彼。愛らしさを振り撒きながら、ちょっと身構えたパームを繊細に演じます。
そのせいか、彼の立ち振舞いは、独特な"品"が有るように思います。
ディーンを演じたのはティティワット・リトプラサート。背が高く、がっしり体格。硬い表情で武骨な印象。なのですが、じっと相手を見詰める瞳には優しさや労り、愛らしさが香ぐわう、なんとも魅力ある方です。

本作を作ったのは「ラブ・バイ・チャンス」の製作陣と言うことで、そのためか「ラブ・バイ・チャンス」のキャストがあちこちに出ています。
エー、ポンド...中でもティンを演じ、私達の心を涙で溢れさせてくれた、ピーラウィット・アッタチットサターポーン君は、パームに興味を持つアレックスを演じ、「ラブ・バイ」とはひと味どころか、五味は違う、軽薄男子を演じました。
彼、パームに好意をぶつけてくるのですが、その際の言葉。
「口説いてもいいか?」
... 卒倒です。「ラブ・バイ」観てると、あのティンの姿が重なって、100バイやられます。
「付き合おう」とか「恋人に」より痺れます。

それから、本作は音楽が素敵でした。特にエンディングの歌は非常に素敵です。
以前、WOWOWのタイドラマ告知で、多数の作品のスポット映像にこの歌が流れていました。
私は胸に残り、惚れ惚れしていたのですが、YouTubeで再会、そうして私の前世のやり残しは晴れました。:p
頻繁に聞いてます。
"Luckiest Boy"
また、Boy Sompobの"Until We Meet Again"など、サントラが素晴らしいです。


中国ドラマ「2人はスパイシー&デリシャス」が終わりました。
ご苦労様でした。

仕事一筋なルー・ジンは買収をするため、紫荊(ズージン)ホテルを訪れます。
初日にボヤ騒ぎに遭遇、更に車は謎の女に傷物に。またホテルはサービスも食事も最悪。しかし、彼は最後に食べた炒飯に感動を覚えます。
ルー・ジンは、自分に会いたがらないシェフに難題を出して翻弄しますが、シェフは尽く素晴らしい食事を提供して来ます。
そんな時、ルー・ジンはシェフであり、車を傷物にした張本人でもあるシェンナンに、プールに突き落とされます。
ルー・ジンは愕然。シェンナンはクビ。
でも、そうなったらルー・ジンには食べられる食事など有りはしない。
彼はシェンナンを捜し出しますが、またもや怪我をさせられてしまいます。
ルー・ジンは、車と怪我の弁償として自分に料理を作って返済しろと言います。
そうして始まった縁は、次第にふたりに恋心を抱かせていきます。
そんなルー・ジンを問題視した秘書のリー・マンはホテルに来訪。ルー・ジンを仕事に引き戻します。
しかしルー・ジンはシェンナンの元へ台風の中でも舞い戻ってしまいます。
そんなルー・ジンとシェンナンの関係を良しとしないのはルー・ジンの母も。彼女はシェンナンを見下して、彼女の思いを挫こうとします。
シェンナンは身分の違いを思い知り、挫けそうに成りますが、ルー・ジンの絶対的な愛を信じようと心に決めます。
しかし、仕事で傍に居ないルー・ジンとは思いの距離が離れるばかり。

... 本作は金城武主演「恋するシェフの最強レシピ」のテレビドラマ版です。
原作が素晴らしい作品だったので、テレビドラマ版も安心して観られます。
ルー・ジンを演じたのはリン・ユーシェン。
シェンナンを演じたのは「三千鴉の恋歌」のチャオ・ルースー。
年齢差、貧富の差も有るふたりを繋ぐ料理と言うエッセンスが非常に素敵なラブストーリーです。ただし、結構、コメディです。
また、その料理の映像が非常に美しいです。

後半は映画を超えてオリジナル要素が展開します。

社長ルー・ジンに好意を抱く秘書リー・マンはシェンナンと離れて仕事をするルー・ジンに、自分達の過去の思い出を再現、どれだけ自分があの頃にあなたに救われ、そして今まで惚れていたか、を語ります。
しかしルー・ジンは「聞かなかったことに」と彼女の思いを断ります。
リー・マンはその夜にルー・ジンに電話し、タオルが無いので持って来て欲しいと頼みます。
察したルー・ジンは「持って行くことは構わないが、私はそれをドアの前に置いておくだけだ。扉は決して開かない」そう告げます。
リー・マンの苦い最後の足掻きは、完敗です。
... この時、リー・マンはお風呂の脇に居て、まさにこの後、命を絶つのでは... と暗示させましたが、そんな愚かな人ではありませんでした。
韓国ドラマなら、未遂の行為は試すでしょうが、やはりそれではリー・マンらしくないと思っていました。後にちゃんと仕事を続けていました。
彼女はある意味、愛のかたちを選びました。

しかしこの後、シェンナンとルー・ジンの敵は母だけかと思いき、ルー・ジンの弟、ルー・ジェンが問題に成ります。
彼の親(父はルー・ジンとその実母を捨てた)は、その事業をジェンに受け継がせようとしています。しかし、ジェンは車が好きなようで、車のゲームや模型に明け暮れる毎日でした。親に会議に出るように言われても、欠席、遅刻は勿論、出ても欠伸をして車の模型弄りをしている始末。
なのに。父が持病の心臓病で倒れ、またその事業をルー・ジンが買収しようとしている。それさえジェンは気にしていなかった筈。「会社なんて兄さんに任せればいい」とまで言っていたのに... 
なのに、父が死んだ途端、ジェンは会社に関わろうとします。そしてルー・ジンに「会社を買収しないでくれ」と頼み、ルー・ジンは「会社は毒に犯されているような状態」として彼の乞いを拒絶、「ひとりで立てるように成れ」と促します。
するとジェンはわざと道化の振りをし始めます。そしてその目はシェンナンへ。
彼はシェンナンとルー・ジンの縁を引き裂く事で復讐しようとします。
... さすがに呆れました。ルー・ジンを兄と慕う姿をずっと見てきていただけに、ルー・ジンの正論の忠告をさっぱり聞かず、ただ復讐に燃えるジェンに、腹立たしささえ感じました。

また、ルー・ジンとの関係に悩むシェンナンは、尽く罠に引っ掛かり、更に感情的に成るルー・ジンを信じなくなり、頼るはジェンに。
ルー・ジンはただ、孤独に悩み続けます。
また、ジェンは他社の負債をわざと背負い、ルー・ジンが買収した際に、その負債で大損をするように追い討ちを掛けようと目論んでいました。
... このあたり、ルー・ジンが八方塞がりで辛かったです。恋も仕事も不安材料だらけ。何しろ誰もがジェンを疑いません。あまりに痛々しくて、身悶えして観ていました。
また、不甲斐ないシェンナン。自分のミスも全部、ルー・ジンのせいにしてしまう。
まさにそれこそジェンの狙った作戦。
ふたりは誤解を重ね、更にまた重ね、縁は、ずたずたに引き裂かれてしまいます。
... しかし。

ジェンは優しい好青年なのですが、時々、この表情を見せます。人を馬鹿にするようで怖いくらいでした。

... 終局。数話の苦渋を一気に解決させる爽快な結末に大満足必至です。
ルー・ジン、すっごくカッコ良かったです。
で、ふと気付く。終盤、料理がさっぱり出てこない... 
あれ?
リー・マンの思い出とか、ジェンのアレルギーとか、その周辺でちらほらエピソードは有りましたが、それくらい。
自棄っぱちでも食より酒でしたし。
正直、兄弟の仲たがいを再び結び付けるのは"料理"かと思っていました。誰もが美味しい料理を食べている時は、"いさかい"なんて忘れるし、どうでもいい。
シェンナンこそ、シェンナンの料理こそが天使... と。

... そんなかんなでちょっと惜しさも感じましたが、非常に素敵で面白いラブコメでした。
不条理な韓国、甘々感動押し付けの日本とは違う、誰もが考え、悩み、答えを出して行くテリングが、原作を超えて非常に説得力の有るドラマとして終わりました。更に笑いのツボもしっかりで、観心地最高でした。


☆前述、スマホが壊れました。ちょうど二年。バッテリーや機械性能はまだまだ大丈夫なのですが、Type Cのコネクターか、それを制御するドライバーが壊れたみたいです。
あれこれ直そうと挑みましたが、どう調べても「異常無し」と機械は言うので、どうしようも有りません。
愛着を持っていたから、とても悲しいです。