恐怖の向こうに何かがある。時に感動するのがホラーなのだ。 | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

疲れた。な~んもする気力が無いです。
と言うのは冗談で。
あれこれ頭を巡らせても纏まらなくて、何をして良いやら分からなくなっています。
だから壊れてます。びよ~ん。

ちょっと映画を観ていられなかったので、あまり良くないのですが、ちょっと変わった映画を。
「ゲヘナ」
1670年。サイパンで、ある男が儀式によって命を絶たれる。
現在。サイパンのリゾート開発を目論むアメリカ人たちは、視察を兼ねて日本軍のバンカー跡を巡る。
古い死体を発見し連絡を取ろうとするが、気付けば出られない。更に謎の老人に襲われ、反撃し、殺してしまう。
何とか脱出しようと試みるが、道は見出だせず。幻覚、カメラにだけ写る奇妙な何者か...
次第に彼等の前に精神を乱す"もの"が現れ、自らの因果に襲われるようになる...
この映画は日本人監督によって作られました。本業は特殊メイクアップの片桐祐司。
特殊メイクアップで名を上げた方ゆえにメイクアップはよく出来ています。...ちょっと少し前の上級と言った感じですが...
話はなかなか気を引きます。からっと垢抜けた印象のサイパンのリゾートから始まり、山に入り、現地人の視線に晒されながら、禁忌に踏み入れていくアメリカ人。
よく有る怪談系。愚かなりしは人の好奇心と欲。
ガイドのペペは、ちょっとおどけていて愛らしい。視察メンバーも美人から頼り甲斐有りそうな男、若造、如何にも利益追求型のボス...と役割配分は定形完璧。
怪しいバンカーの探索も日本軍が絡み、異文化の風土感が雰囲気を醸します。
ちょこちょこ出てくる日本語も「苦手なんだ」と断りを入れた割りになかなか上手く、聞き取れる見事さ。北野武氏に代表する日本人なのに聞き取れないなんて悔しさを何度も味わうと、彼の片言日本語は逸品過ぎて感動してしまいました。
当然、出てくる日本人の日本語も聞き取り易い。
エッセンスは充分。素材も申し分無い。
しかし。難はやはり内容にある。
多くホラー監督は奢る。役者の演技や演出で心の弱さや罪悪感を描くのはどれだけ難しいかを理解していないのだ。
今作でも話を複雑にし牽引する筈だったのは、弱さ。過去の罪に苛まれたメンバーは次第に心を潰し、逃げられない現実の中、疲弊し、殺されていく。
しかし、それは弱さに怯えた末の、自傷と描く。こう言うのは概ね呆気ない。
カメラを通せば何者かの姿を見るのですが、カメラが無ければ、ただ悶え、自傷しているだけ。目撃した者は意味不明な死に混乱する...筈なのだけど、その流れはあまり上手く描かれていない。
身を竦め、恐怖に晒されている子から目を離してしまう仲間たち。悶え苦しんでいても気付かなかったり。頭を巡らせながらも理解を誤ったり、謎解きの探求に挑んだりはしません。何となく脚本の道筋を辿ってしまう。
事実は映像として雄弁に敵を露にするけれど、何故、それが襲うのか、理由は分からないまま。
特にガイドのペペが狂乱する理由がよく分からない。愛らしいキャラクターだっただけにガッカリ感が強くて困ったものでした。ボスに愚痴って居たりもしたので、失望も有ったのでしょうか?過去も有ったようですが、彼は怯えの自傷と言うより達観して自傷している。現地人だから?さっぱりです。
薄暗く、死体だらけのバンカーで別行動する心理も分からないし、変に強欲なボスがペペを気遣い始める後半も、役割崩壊でいただけない。あなたは強欲のままでいい。
...こうした"分からない"を積み重ねては、映画がどれだけ流れても私達の思考は止まってしまう。作り手と視聴側の意思の解離が映画を駄目にしてしまう。そんな典型的な残念映画でした。
アクションも地味、狂気も説得力がなく、死もただ敵わないまま行われていくだけ。抗いようもない。
みんな勝手にあれこれやりだしてしまうので、絡みが少なく、ドラマが紡がれない。
キャラクター設定の妙は、何処へ...
あまりに才気の無い脚本だと言わざるを得ない。
始終、薄暗いバンカーなので、右も左も違いが分からず、凡調な音楽も加えて淡々と映画は流れてしまいます。
ペペちゃん。壊れる寸前です。大切に使って欲しかった。

...などなど酷評しましたが、何とも不明な力に握り潰されていくような感覚は、最近の悪魔もの映画に欠落した絶対的怖さを感じなくも...無いです。誉めすぎ?
もう少し日本の神仏観を出していたら、西洋人はもっと身悶えしたかもしれません。私達、日本人から見るとサイパンの風土の方が不気味ですが、どちらもモンタージュよろしく、焼き付ける恐怖の影程度に成ってしまったのは、残念でした。
ボージョボー人形とか、上手く使えば良いエッセンスに成ったのにと悔やみます。
アフターカット。本編にこんなシーンは有りませ~ん。

老人の「お前は死ななくてはならない」と言う言葉が、呪いの言葉のように幾度と無く口にされ、それが「実は」と言うオチに繋がり、ちょっとだけ「おお!」とさせられますが、その頃には気持ちもダラけてしまっていて、ぐったり眠気が誘います。
この映画は戦時中に親睦を深めた現地人にバンカーに閉じ込められた日本軍が、恨みを溜めて待ち構え、訪れた侵入者を襲う、そんな映画で良かったのですよ。最後は罪悪感を抱えた現地人が謝罪して弔って終わり...そんなゴースト映画が見たかった。
...いかん、誉める要素、誉める要素...難しい。誉めようとすると欠点が湧いてくる。107分が異常に長く感じました。
...そんな映画ですが...やっぱり駄目か。
パッケージは良いです。でも老人、あんまり出ない...

教訓。過去の在るところには因果もあります。入ると祟られるぞ。
仲良し主人公たち。当然、アフターカットです。


以前、紹介したような気もするのですが、久々に観て、やっぱり良かったので。
「ヴァイラル」
全世界はある感染症に晒されていた。若者はそんな事など露知らず、青春を謳歌している。
エマは姉のステイシーのはしたない態度に辟易、更に父は生物教師ときて、落ち着かない学校生活。しかし、エヴァンと言う男子に心ときめいていた。
帰り道。父の車にひょんな事からエヴァンも同乗。エマは胸を高まらせていた。
電話が鳴る。ママからだ。パトカーがサイレンをならし走り抜ける。親友グレイシーのお母さんは街で血を吐き掛けられる事故に...
翌日。授業中、グレイシーが体調を崩す。エマは教室を出たグレイシーを追うが、グレイシーは倒れていた。
学校は終わり、街は戒厳令に。父は母を迎えに空港へ。
姉妹は家に帰るが、両親は戻らず、街は死んだように静まり返る...
情報パニックから始まる今作は、始まりで虫インフルエンザによる異常事態が起こっている事を知らされる。
しかしアメリカが広いためか、私達も鳥インフルエンザをあまり実感しなかったように(実感していた方にはすみません)、多くの民衆はのほほんと生活している。
少しずつ情報が集まっていく間、恋や父娘の不和やささやかな絆も描かれる。
これが上手い。じわ~っとした緊張感と寄り添いながら、愛らしい物語が紡がれていく。しかしこれは映画だ。この縁はきっと壊されるに違いない...その溜め息混じりの視聴感が堪らないのです。
またグレイシーを追うエマのシーンは逸品で、授業中に廊下に出たものだから当然、誰も居ない。グレイシーは何処?
そんな孤立した恐怖が背筋を冷やす。何故ならグレイシーのお母さんは...ね。だから、グレイシーも危ないと私達は知っている。
食堂の、音も人の気配も無い気持ち悪さ。ゴミが散らかり、不思議な退廃感があり、もう恐怖の事後のように見える。
靴が落ちている。グレイシーの?
あ!グレイシーが倒れて"ひきつけ"を起こしている。泡を吐き、そして停止する。
「先生を」青年がエマを行かせる。
振り返るとグレイシーは目をめいっぱい開いてこちらを見ている。
「大丈夫か?」
グレイシーは青年に血を吐きかける。
助けを呼び、走るエマ...
撮影は空へと高く上がり、エマがちっぽけな存在だと知らしめる。もう感染は広がっているのだと言わんばかりに。
もう、導入でやられた。卓越した演出が素晴らしい。更に情報不足でどうしたら良いか分からず右往左往する若者たちがとてもリアルで良いのです。
そう。リアルだから、若者たちは抑えられない。閉じ籠ってなんて居られない。恋も止まらないのだ。
馬鹿な事をしてしまう。それが感染と言う最悪の事態を呼び込んでしまう。
ちょっと映画としては辛い。身近な人が感染に苦しむのだから。それも未知の驚異。寄生だなんてどうしたら良いか、私達でも判断出来ない。
唯一の複線的希望は、父、生物教師の教えの中にあった寄生虫の話。ゾンビになった家族を閉じ込めて「どうしたらいい?」と言う映画はたくさんあったが、今作はその父の教えを頼りに、対処を試す。ただ待つだけでは無く挑むために物語はスリリングかつ悲しげに綴られる。
父よ。あなたが居れば...
姉妹は疎ましかった筈の父の不在を心から嘆く。
そう。家族のドラマがしっかり描かれている。そこがまた素晴らしい。
事後。
「ありがとう...私なら投げてた」
「大事な姉だもの」
愛らしく暖かい音楽が、ドラマを美しく彩ります。
それにエヴァンの家庭の事情とステイシーの彼氏CJと言うエッセンスが、物語を更に愛らしく、そしてシビアにかたち作っていきます。
前半は戒厳令状態の静止した時間をじっくり丁寧に描きます。逃げる人々。正しい情報の不足。溢れる未確定情報...溢れすぎてリアルさを失う非現実感。軍隊の訪問...
そして...
第二部は感染。姉妹の絆の崩壊と再構築、そして感染への抗いを描きます。
第三部は展開です。寄生虫の驚くべき性質を目撃することに成ります。
「エイリアン」では寄生されてもその人はその姿と意思のままそこに居ました。お腹から出てくるまでは。「ボディスナッチャー」ではそっくりな複製。「人形遣い、ブレインスナッチャー」は首の後ろに宇宙生命体が寄生し操り、「スペースインベーダー」も「パラサイト」も操られていた。
そう。この「ヴァイラル」でも、どうしたらいいか...と、悩みながら、即座に決断を求められる。
「どうすれば?」
私達もいざと言う時、愛する人が青ざめ、腐り、白目を剥いていても、割り切って対処出来るだろうか?
最終章。ドラマはエンタとしての葛藤と恐怖の渦の中で、決断と戦いの終局を迎えることに成ります。
...そして。
多くの世紀末ホラーは希望が無い。しかし、この映画は、未知数未確定の希望を残します。
"希望"
やっぱり良いですね。ホラーはこうでなくちゃ。
とは言え、血生臭さよりドラマの比重が高いので、血と悲鳴と狂気を味わいたい方には不向きです。
主演エマ役はソフィア・ブラックデリア。
なかなかの美人で、地味子エマを演じ不足無いのに華も有ります。B級映画のクイーンに成る日も近い?
ステイシー役はアナレイ・ティプトン。
ドロップアウトぶりの裏に有った理由...そして妹に対する悔やみの吐露はなかなか物悲しくて、そのせいで第二部は遣りきれませんでした。猫顔で好きな人には好きでしょう。私は好きです♪
エヴァン役はトラヴィス・トープ。
筋肉有りの遣り手風では無いので、心を感じる好青年でした。
CJ役マシン・ガン。
彼はお惚け問題児でしたが、良いキャラクターでした。魅力に溢れているのですが、あまり効果的に作用されず退場。残念でした。

感染者の描き方は"ゾンビ"に似ています。狂乱し人に襲い掛かり、血を吐いて感染させる。
カナダ映画「シーバーズ、恐怖の人喰い生物」や「スリザー」の方が類似しているかな?
特に「シーバーズ」は口からヒル状の寄生生物を人から人へ移動させていました。
キリスト教の純潔思想の表れか、昔は性的な行為を如何にして悪と描くかに終始した映画が多かったですね。「13日の金曜日」では性交をすれば合図のように殺されたものです。まあ、無防備...と言う事なんですけどね。「サイコ」のシャワーシーンも同じ理由です。
長くなりましたが、今作も若者の無軌道さが悪風を呼んでしまいます。
教訓ですね。
逆に「エイリアン2」のバークのように独りで逃げようとしてさっさと殺されちゃうなんて教訓も有りました。
ホラー映画は、実は情操教育としてとして意義深いものでも有るのです。
さあ、みんな、恐怖の夜に飛び込んで、真っ当な人間に成りましょう。

関連でデンマーク映画「レジデント」があります。
こちらも感染と戒厳令に晒される人々を描きます。
違うのは「ヴァイラル」は内側を見詰め、「レジデント」は内側から外を見詰めます。
窓の外に何かが居る...誰かが居る。その恐怖は「サプライズ」級。いえ、もっと怖いかも。また、正体が分かって、それが隣人や知人だったりしたらどうすれば良いのか分からない。
身を潜めて、やり過ごそうとしても、生活はあるし食料や物資が欲しい...そうして外にも出なきゃいけなくなる。
戒厳令は軍隊が居ると安心する反面、自由を制限されるし、もしその軍隊が知らぬまに全滅していたりしたら...私達はどうすればいいのだろう。
そんな、じわりじわりと迫る心理的恐怖は心を苛みます。
ただ。今作も違わず若者の無節操な行動に愕然とさせられます。
何故?若者にも当然ある、愛の偉大さは分かる。でも、こんな時に...好奇心も最悪を呼び起こしてしまいます。
始終、その失望感に晒され続けます。
ラストはある意味、失望の中にささやかな希望を抱え、絶望の世界に飛び出す。疾走感があり、決して悪くないけれど、助かる若者、家族の顛末など気にしてないみたい。
彼等が逃げる中、私達が思うのは「この子達が生き残っても希望がないなあ...」
でもラストの両親の悲痛の姿は、涙を誘います。常に子のことばかり考えていた。更に子を逃がすために全力で盾になる姿...哀れです。
緊張感と共に刻一刻と変わり行く世界...そして崩壊していく人間の社...閉塞感が痺れる映画でした。
北欧系映画にある独特な雰囲気...新興的なのに寂れたような街、冷たい感情無く見える人々...それらが妖しくも異様な風土を醸し、一見、ちょっと癖になるかもしれません。
実は結構、好きだったりして...
私はウィルス映画が好きです。何故なら忍び寄る恐怖に向き合うと言う、時間のある映画になるので、概ね、人のドラマが描かれるからです。
死を前にしてある人は神に乞い、ある人は家族に悔やみと謝罪を口にします。人生で語らなかった愛を口にします。
抱き合い、涙に暮れながら、臨終を共にします。
誰かの為に...
そんな姿はやはり心に響きます。
「コンテイジョン」「プレイグ」「バイオ・インフェルノ」...
「アウトブレイク」のラスト、感染した彼女の前でマスクを取る主人公の姿は胸にきます。ヒロインが「そんな...」と失望の色を顔に載せる...
ワクチンを手に入れた後のシーンなのですが、清々しい感動のシーンです。
妻が亡くなり失意に肩を落としながら、家で娘がプロムのダンスを彼氏と踊る...そんな姿を見守る父...「コンテイジョン」のシーンです。
映画はそんな特別にあつらえられた心を込めたシーンを味わうために恐怖を描きます。
ジャンルを問わず、楽しみましょう。


☆前回に書いた病院トラブルなのですが、ちょっと進展が...でも良くない方です。
実は私の母は術後の3階からリハビリの2階に降りた際、6人部屋が空いていなかったので4人部屋に入りました。そこは日2200円の部屋。6人部屋は0円です。しかし臨時なので0円で入っていました。
そこに別契約で入ってきた、かの子は日2200円を節約したいと6人部屋を希望。しかし運悪く申請した時に6人部屋が満室に。彼女は涙ながらに辛さを訴え、私達が直談判し、別の方が入るはずのところにねじ込んで移動した訳です。
しかし。それから彼女はあちらこちらで私の母と同室のもうひと方、そしてまた臨時で私達と同室になった計3人を「私と待遇が違う、ずるい」と言いふらし、更に「ここは問題病院」と騒ぎ立て、今月2日から私達は日2200円を払うことになってしまいました。
そうしたら同室の方、かの子に向かって「この!自分だけお金を節約だなんだと融通利かせて貰うのに助けを乞うておきながら、私達はどうでもいいのか!この、クソ女!巻き込みやがって!」と怒鳴りつけました。
それ以上、大きな騒ぎにはしませんでしたが、ちょっとだけ、女神陥落。例のいじめ同調した彼女、かの子と一緒に病室に居づらくなったのか、いつも廊下に居るようになりました。
優しくて気遣いばかりしていた同室の方。凄かったです。カッコ良すぎでした。
でも新しく入ってきた方も含め、とばっちりで、出費が増してガッカリしてます。

最近、悪質クレームが問題になってお店側が「馬鹿客」と罵り、徹底対抗を掲げる流れがありますが、私、ちょっと気になります。
私は親切な店員さんとのささやかな対話が大好きでした。良い対応には買い物で幸せな気持ちにさせて貰えます。また行きたくなります。
でも時にある、雑な対応は辛いです。
あるパソコンメーカーのカスタマセンターは電話代こちらもちで保証期間中に不良らしい部位について相談したのに「どうなんでしょう...どうしましょうね」と電話口で具体的な話がひとつも無く、1時間ほどそのまま。結局、ヒントさえ貰えませんでした。
ある大手のリサイクルショップでは、全て未使用の時計や銅製の鍋などを山積みにして行ったら、よそ見をしながら「100円です」と言われ「内訳は?」と聞いたら「止めますか?良いですよ」とやはり目を合わせず言い捨てられました。テーブルに100円を置かれ、また余所見で「ありがとうございました~」。テーブルの上?取り上げるの大変でした。
お客様は神様?そんなの有った試し無いです。
更にオチとして、その時計、後日6900円くらいで売られていました。
...クレームって私達の権利では?態度や口調が良くない方も居るでしょうが、また"出来ない"世界がひとつ増えるのでしょうか?
私、権利の世界が嫌い。
この世の理想は法の無い世界。人の労りと節度が人の繋がりを尊び、和が保たれる世界。
誰かが頑張ってそれを守り、抱いていても、片方が持たないからと捨てるのは違う。

ホームレスを毛嫌いする人は多い。店の近くに腰をおろしていたら、眉を潜めて追い返すでしょ。でも、その人がオペラを歌い始めたら?
ロサンゼルスのホームレス、エミリー・ザモールカさんは構内で大好きなオペラを歌っていたら、ある人の労りで人生を変えた。世界にこんなことが溢れていたら、何より素晴らしい。私じゃ無理だけどね。才能が無くても救って欲しい...
だから、私も病院でのかの彼女に今でも挨拶するし話せるなら雑談したい。でも無視されてるからどうしようもない。
虚しいぞ。主観で扱われるのって。悪質クレームだと思っても、聞いてくれる労りが人を繋ぐんだと思うんだ。その代わりクレームは優しく説こう。
なかなか聞いてもくれないけれどね。