闇も私の一部だからね。やるねホラー映画 | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

夏が...終わっちゃった。
なんか悔しい。山や海には行かなかったろうけれど、なんか損した気分...
でもお陰で日焼けをあまりしませんでした。毎夏、手やおでこが真っ黒になって慌てるのですが、今夏はちょっと赤らんでいるくらい。よしよし(*-`ω´-)9 
↑実は昼寝直後。寝惚け顔してます。↑
病院生活はまあまあです。特に問題は起こらず。
母のリハビリは進まないようにも見え、でも杖無しでもよたよた歩いています。病院はそろそろ追い出しにかかろうと画策?し始め、リハビリスケジュールも密になり過ぎ。良いことです。

結構、病院に行く合間には遊ぶ余裕も出てきて、プレイステーション4の「スターウォーズ、バトルフロント2」はクリアしました。٩(ˊᗜˋ*)وキラキラ
最後にはカイロも出て来て、エピソード7に続くだろうところで終わりました。
エンドアにも行ったけどイウォーク出なかったなあ...しかしルーク、ソロを使うエピソードだけならず、ランドやレイア、最後なんてカイロでステージを進むのには参りました。ただ、主人公が別に居るのですが、影が薄くて勿体無い。
そう言えばチューイではプレイ出来なかった。私、チューイとかイウォークとか好きなんだよね。野獣好き?
11月にはまたスターウォーズのジェダイ絡みの新作ゲームが出るそうで、ちょっとイマイチだと値段が下がるのでそのくらいの出来でよろしくお願いいたしま~す♪
ノーマン・リーダース主演のデス・ストラングやキアヌ主演のサイバーパンクと役者イメージのゲームが続くので、ちょっとプレイしたいです。
残念なのは私がゲームが得意では無いことです。よれよれゲーマーなのでした。


そんな私でも最後まで観られる映画はいいね。当たり前。:p
でも、映画、最近すごくいいよ。参っちゃう。次から次へと良い作品に出会えます。
「マーラ/MARA」
ちょっと闇映画です。

ある夜、目覚めた少女ソフィー。物音か気配か...ソフィーは両親の元へ。そこでおぞましい父の死を目撃してしまう。
心理学者のフラーが現場に呼ばれ、ソフィーの母ヘレナ・ウィンスフィールドの夫殺し事件に立ち会う事になる。フラーは冷静に事件を処理しようとするが、夫のマシューの死に方はあまりに凄惨なものだった。
傍らにある無数のメモ...そこにある"TAKAHAS"と言う言葉...ソフィーはマーラがやったと言い、ヘレナは半狂乱だった。フラーはヘレナに精神科病院での治療を診断する。
翌晩、フラーは夜中に目を覚ますと、体を動かす事が出来ず、そして、女性の姿を目撃する。
フラーは駆られるように事件を見直す。そしてメモの切れはしに書かれた言葉に気付く。"HI KNOWS MORE 1966 GRANGE AVENUE"
そう。"TAKAHAS"と繋げると、こんな意味になる。
"タカハシがもっと知っている。グランジ通り1966番地"
フラーは住所のタカハシを訪ねるが、そこで身元不明人物が死んでいた。
その死に方はマシューと類似していた。
"40%の人が睡眠麻痺を経験し、3人に2人が悪霊の仕業だと主張する"
映画ではそれを妄想性障害と見立て、主人公フラーも概ねそう理解しようとします。この映画も、多くの映画と同様に、そんな"統計"や"常識"が覆される事になるのですが、今作では主人公も覆しに掛かる立場。
ただし、彼女には情が有ります。彼女の情ゆえの迷いや労りが、新たなる超自然の真実を招き、私達は物語に乗せられ、牽引されて行きます。
この作品、まあ、撮り方が巧みです。それはタイミングや構図など、まさに演出の巧みさです。
ベッドから下りるだけで何者かの存在を感じ、物陰には邪鬼が目を光らせている...そう感じてしまう。時計の音、呼吸音、電気...様々なものが音を立てていて、家までもが生命の躍動をしているみたい。
ランニングロードの鬱蒼とした木々や、殺風景な建造物などロケーションも抜群で、不安感は常に煽られます。
ヘレナが「マシューがあの女が見えると言ったの」と言った時、女性が背後に立っていたり...実は精神科病院の患者なのですが、つい「あれ?後ろに居るの違う?」と疑ってしまいました。
そんな意図した画作りが凄く利いています。
特別なものじゃないんです。これぞ、演出。その程度なのですが、適切で効果的でした。
話のネタの睡眠麻痺とは"金縛り"のこと。
以前紹介した「スリープレス」と題材は同じ。今作でも"夢魔、マーラ"の存在が有ります。
「スリープレス」でも、異常事態が何者かの仕業か?と言う視点になかなか立てない主人公を中心に描きましたが、あちらは当事者。こちらは傍観者であり関係者なので、フラーは謎に対して証拠や根拠を求め、よりサスペンスフルに話が進みます。
スリープデーモンと口にされるマーラは、目をつけた人に印を付けます。眼に赤い印を刻みます。
そしてその印を刻まれたヘレナはソフィーを救ってほしいとフラーに全霊で乞います。フラーはどうにかしたいとは思いますが、彼女は心理学者。思い切った行動は出来ません。
そんな間にも、事態は複雑に成っていきます。
罪に悩む神父の虚しい祈り...そして自殺...
関わりのある男ダギー。
フラーを度重なり襲う睡眠麻痺。信じないフラーにさえ着実にマーラの魔の手が迫ります。
また演出が上手い。時間を使い、じわ~と私達を飲み込むような空気感が堪りません。何もない風景...しかし、少し何かが違っている?!
フラーの母の片身である金色の招き猫の腕が、常に動いてカチカチ音をたてているのも不安を煽り、電話のベルなどのベタな脅かしも効果的に作用しています。
湯船でうとうと...床に残る足跡...犠牲...探せば集まる様々なマーラの痕跡...
全ては睡眠に関係すると分かり始めますが、その時にはフラーの眼にもマーラの印が浮かびます。
事態から逃げるように世捨て人生活をしていたタカハシの知人ダギーは話を複雑にしますが、彼こそ物事の目撃者。彼はフラーの真摯な探求心に応えようとします。しかしフラーはどうしても信じきれない。だって自らも命を狙われているなんて信じたくないもの。しかしダギーはフラーに自らの説を語り、ダギーは勿論、フラーも"狙われる共通点"と"マーラに狙われながら生き残った人と助からなかった人の違い"を模索し始めます。
更に科学の力も貢献します。かつての名作「エンティティー、霊体」や「エクソシスト2」でも科学は霊や悪魔の存在否定を前提に機能し、結局は霊の存在を確信させてしまう事に...今作でも同じでした。貢献したと言うのは、フラーに事態の深刻さを知らしめる役割を為したからです。
それは、睡眠麻痺のフラーの横でダギーがマーラにじりじりと命を奪われる...そんな目撃をしてしまいます。人が命を落とす。何も出来なかったフラーの絶望感は凄まじく、更にダギーと同じようにマーラに追い詰められていくフラーは、強烈な閉塞感に苛まれてしまいます。
眠ってはいけない!でも目が霞む...フラー、そして私達は、人生で最も無防備な"眠り"の恐怖に身を震わせる事に成ります。

何しろ、演出が実直で素晴らしい。小手先の小細工やVFX頼りで誤魔化しません。
また音楽も素晴らしい。質素な雰囲気を煽る曲、コーラス混じりの怪しげな曲など、逸品です。
昔は映画音楽と言ったらつい口ずさんだものですよ。最近は直ぐ忘れてしまうものばかり。「ペットセメタリー」とか強烈で絶対に忘れません。そこまででは有りませんが、良いスコアが使用されています。
主演フラー役はオルガ・キュリレンコ。「007慰めの報酬」でボンド・ガールを演じた世界的俳優です。今作でも過去を抱えるフラー役を見事に演じてくれました。
共演ダギー役はクレイグ・コンウェイ。彼の嘆きと執念の演技は凄まじく、圧倒させられながら、彼の身に迫る恐怖の影に、哀れみを強く感じさせられるでしょう。

この映画では真相を読み解こうとする展開が楽しみのひとつに有ります。超自然的な話ですから、安易な闇の扉が在るのだよ...としても良かったのですが、浅いながらもサスペンスとして話を紡いだ部分はとても良かったと思います。
マギーQの「スリープレス」が大好きだったので、ちょっと似通った今作に新鮮味は欠きましたが、オルガの全力の演技が映画を飲み込ました。「スリープレス」に比べ、人の絆の描きが弱く感じたのは残念ですが、絶望の果てにソフィーが「あなたは悪くない」
そんな容易い言葉で救われるクライマックスは、強い希望を感じさせられ、そして感動的であり、素晴らしかったです。
しかし、残念ながら「闇は人の理より遥かに上にあり」とばかりのオチは有り、人は"悔やみ"から逃れられない...そんな教訓を込めて終幕を迎えます。
...私としては...要らなかったなあ...
でも好きです。この映画( ´∀` )b


折角なので、先日購入した「13日の金曜日」を。
リメイク版です。

5人の若者がクリスタルレイクに辿り着く。ここはかつて陰惨な事件が起こっていた。ジェイソンと言う知的障害者の母が惨殺を行い、そのジェイソンは行方不明だと言う。それから年月が経ち、そんな話も噂かいわくに...
そして母の看病に人生を費やしてきたウィットニーとその友達は、クリスタルレイクでキャンプを展開、ある者は噂の自生大麻を探し、ある者は男女の関係を楽しむ。
しかしそこに現れたのはボロ布を被った謎の男。男は鉈を携え、ひとりひとりと若者を血に染めて行く...
誰もが一度は何らかのメディアで観た事のある「13日の金曜日」。私も子供の頃、第五作を観てからと言うもの、カレンダーに13日が金曜日に成る度に、ちょっとだけ違う空気を感じたものでした。
でも、やっぱり人を殺すシーンが売りのスプラッターを好きにはなれず、もう「13金」は観なくていいと思っていましたが、何かで観た7作目の予告映像に興味を惹かれ、ついつい観ちゃった超能力少女VSジェイソン。
...が、超能力などさっぱり活きない微妙な映画。
しかし、年月かけて全作淘汰。更なる意外に、この「13日の金曜日」シリーズ、なかなかのドラマが有って面白かったのです。
まあ、7作目ではジェイソンは人でなくなり、8作目からは蘇りに根拠が無くなり、舞台もクリスタルレイクからNY、更には宇宙まで行きました。残念ながら観客動員も評価もがた落ち。スプラッターの時代は終わります。
しかあしVFX技術が発展しリメイクの時代がやって来ました。芋虫状にまでなる「ジェイソンの命日」はエンターテインメントホラーとしてなかなかの評価を得、そして続く意外なる佳作「フレディVSジェイソン」は「エルム街の悪夢」と「13日の金曜日」のジンクスを、オマージュかパロディか、時に強みに時に弱点にして素晴らしいイベント映画に仕上げられていました。
いつか。いつかまた、蘇る余地を残して、ジェイソンはまた眠りに就きます。
それから数年。今作リブート版「13日の金曜日」。
1作目でも最新作でも無く、あえてPart2のリブートに挑んだ新作。危うい噂をはね除けて、なかなかの映画に仕上げられていました。
...まあ、かつての第二作目と第三作目あたりをリブートしたので、中身は...あまり有りません。ただし、さすがにそのままリメイクはしていません。かつてのホラーは被害者キャラの弱さが最難点でしたが、今作はそこを解決。キャラクターが生き生きしています。ジェイソンにさえ人間性や存在感が有ります。
旧第二作目でもクリスタルレイクに来た若者達に母の亡骸を弄られて...との件りのようにジェイソンには怒りの根源がありました。今作でも同じような母の亡骸が有り、更に母に似たウィットニーと言う存在への執着が、ジェイソンを動かします。
そしてジェイソンが"殺す"を為すのは、ジェイソンに焼き付けられた亡き母の遺言のような恨み言のせい。
「怨みを晴らしなさい」
退廃に溺れる若者達への警鐘だけで無く、子の育て方への警鐘をも孕んでいました。

今作の驚くべきは97分の映画の20分をプレストーリーで費やしたこと。ウィットニーら5人に振り掛かる悲劇に、そんなにも時間を割きます。お陰でキャラクターは立つし、悲劇も因果のように丁寧に見せつけられます。
「生き残る為には魚でも食え」「俺は生は食わねえ」との会話から、同席した女の子は焼かれて殺されたり...
結構なショッキングで、インパクトもバッチリ。
私達はジェイソンへの恐怖と畏怖を抱え、ようやくタイトルです。
数ヵ月後。また新たな若者達がクリスタルレイク近くの別荘にやって来る。そしてそこにはウィットニーの兄クレイがウィットニーを探してさ迷っていた。
湖で遊ぶ若者達。まるで我が領域を荒らすものめ!とばかりにジェイソンは刃を向ける。
↓この子の死に様は印象強烈でした。また肢体が美しい↓
...もとい。そんな軽々しく歩き回っているなら、ウィットニー捜索時にジェイソン見付かっていない?と思いますが、そこは一応、地下道に潜んでいました...とばかりで誤魔化します。長い年月には近所から油や飼育動物を奪ったりもしたのでしょう。
そんなジェイソン、今回は非常に大暴れ。
何で今回は特別なのか?ママ似のウィットニーのせいかもしれない。
次から次へと殺められる若者達。残念無念なのですが、そこそこ逃げ回り、そこそこ戦います。まあ、ジェイソンは怯まず、練習してた?とばかりの正確さと機動力で若者達を追い詰めます。
その若者達、決して品行方正じゃないから、多少なり愛着湧いても、仕方がないか...と諦められる。無力な抗いと、無敵の悪鬼ジェイソンの攻防を楽しみながら、クレイがウィットニーの痕跡に如何にして届くかを見届ける事になります。
悔やむクレイと同情するジェンナ。彼等がクリスタルレイクに足を踏み入れ、戦いは熾烈を極めます。
が...始まりに時間を使いすぎたから時間が足りない。ばたばた走り回っているうちにバタバタ殺されて、終局まで一直線。そしてクレイはある事実に辿り着く。
更に彼等の前に立ち塞がるのは、ジェイソン・ボーヒーズ。対決だ!
ウィットニーがジェイソンの母に似ていること。兄妹の想い、同情するジェンナ...など、それなりに馬鹿な若者と殺戮者と言うだけではないので、変な言い方、映画らしいです。
わがまま言うなら、クリスタルレイク周辺の街の様相や、静寂、気配...みたいな雰囲気作りがもう少し欲しかったかと思いますが、今作は「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ製作なので、勢い万歳。アクション映画のように爽快に見届けられます。
そこに女の子のセクシャルな映像が挿入されているわけですな。そう。前述。湖で殺められる女の子の綺麗な肢体は一見の価値ありです。ただし、ちゃんと見られるのはお亡くなりのシーンですが...

死とは。無垢の塊。人を醜くするのは欲や見栄。それを失ったその死の瞬間は、何よりも無防備で無垢なのです。きっと人が殺戮の映画に惹かれるのは、その無垢さに自らが洗われるから。
そして戦い抗う姿は、生への執着、ただひとつだから。
生きる。諦める。そして死。
そんな"元素の感情"に惹かれる想いとは、自然界に心惹かれる、本能に近い、心理の根源なのかもしれない。
私達は繕い固めた人生の装いを剥ぎ取りたいのだ。それはもしかしたら"自由"に最も近いことなのかもしれない。
だから、ホラーは愛される。
私も考える事が多かったり、悲観がのし掛かると、ホラー脳に成ります。きっと、身に纏った繕いを捨て去りたいと願うからかもしれません。(*^^*ゞ
主演はジャレッド・パダレッキ。ドラマ「スーパーナチュラル」の悪魔ハンター兄弟の弟役の彼です。ちょっと癖ありの雰囲気を醸す子なので、今後、ドラマのイメージで出てきながら裏切るような映画も楽しみです。
...この映画、主役の分かり辛い映画です。
ジェンナ役のダニエル・パナベイカー。そしてウィットニー役のアマンダ・リゲッティも主役の体を成していて、誰が生き残り、誰が亡くなるか分からない。
私はアマンダ・リゲッティを一番に楽しみにしました。ドラマ「メンタリスト」でバンペルト捜査官を演じ、ファンでした。画体が良くてカッコいいんです。でも今作では弱い女の子役でした。
あまり目立たないので、ダニエル・パナベイカーが主役かと思うくらいでしたが、ジェイソンとの一騎討ちは頑張りました。
アマンダ・リゲッティ。大好きです。


☆最近、ようやくスマホ決済を始めまして、ちょっと慣れるまでは自信が有りませんが、近所のお店で使ってます。良い感じ。
お財布が要らないとか、あれこれ便利とは思いません。さほどレジ作業が早くなったとも思いません。でも人は慣れる。
TVドラマ「ダークエンジェル」のように電子データの消失なんて事態に陥らない事を願います。今回の千葉の大災害のような事態でもキャッシュレスの弊害は起こりましたからね。
今も千葉は大変です。あれこれ足らない日々が続いています。私の地はインフラこそ回復しましたが、街はあちこち傷だらけ。屋根にはブルーシート、木々は倒れ、商店には物がまだ充分までにさ届きません。

政治の経営能力の無さを私達が消費税増税や年金崩壊、小手先の先進化で誤魔化されている...なんて誰も気にせぬ借金大国。更に政治家は千葉なんて後回し。芸能の方達は例え売名でも来てくれます。
笑顔で内閣改造や福島行くなら、先ずは千葉にようこそおいでませ。