う~...怪我がなかなか完治しません。
腫れは随分、引きましたがまだ若干あり、やや膝が曲がり辛く、階段はヨタヨタ、跨いだり、小さな段差を下るのに苦労しています。
そんな時にお昼寝していたら、左右の膝が合わさり負担をかけていたようで、立ち上がろうとしたら体が起こせません...!Σ( ̄□ ̄;)ぶり返してしまいました。
更に、欲しいBlu-rayを「どしよかな~」と悩んでいたら売れてしまい、ショック倍増。ぐったりしています。:p
思いきりの出来ない私です。ヨワヨワ...
身も心も若干、疲弊中。
でも。
することが無いのでだらだら時間を過ごすか、映画か食うか...いかん!完全にカウチポテト...古ッ!
なので散歩してます。そして暇こそダイエット~。
数値だけは変わりませんが、以前、猫背が筋力ダウンを促してる?と想定したので、床に座る時に、お尻の下に座布団(私は枕)を入れて座るようにしてみました。すると自然と背筋が伸びるので、猫背が直ります。更に気持ちいい。( ´∀` )b
そうして2週間。寝転がりしている時の方が多いけれど、それでもおそらく背筋が回復し、体が比較的に楽に成りました。
もう体を真っ直ぐにしているのが大変なくらい重症だったので、ホッとしました。
だからって簡単には痩せませんが...筋肉って重いね...
負けないぞ~...いい女になるぞ~と、映画「レッド・ダイヤモンド」のBlu-rayを購入しました...
ジャックはしがない何でも屋。泥棒から詐欺から何でも、相手が悪人なら殺しも厭わない。今日も相棒ローガンと危なげな仕事をこなします。
ある日、元カノのカレンが連絡をしてきます。カレンはマフィアのエディ絡みで面倒ごとになっているらしい。そんなカレンを追って、エディの手下がジャック諸とも殺そうとして来る。
ジャックはカレンの助けに成ろうとするが、レッドダイヤモンド強奪計画に駆り出され、エディとの熾烈な抗争に巻き込まれていく...
残念なことに、この映画は日本では概ね、酷評されています。...海外でも...かな?でも、私はそう酷い作品だとは思いません。少なくとも日本で酷評された一番の理由は「キネマ旬報」による"ブルース・ウィリス主演"との告知です。絶対。
本当の主演はジャックを演じたマーク・ポール・ゴセラー君です。TV系の俳優さんであまり認知は高くありませんが、パッケージ画参照、なかなかのイケメンさんです。
そのい男が演じたジャックが良いキャラで、過去の女に未練たっぷりの駄目男、ですが、相棒ローガンへの絆は強く、故の彼の踏ん張りは、なかなかのカッコ良さ...かな?...ローガンありきのジャックです。
そう、ローガンが、イカすんです。
風貌も華奢ですらり美人のモデル風。ちょっとヒネた態度に話しっぷりだけど、その指摘は、足らないジャックのツボを突きまくる。
ジャックには、彼女の存在は疎ましい時も有るでしょう。でもだからジャックは戦える。自分の隙を知り尽くしている相棒なのだから、背中を預けるのにこんなにも心強い人はいないのだ。
彼女は狙撃担当。いざと言うときは躊躇わずクールに仕事をこなします。だって、ジャックが好きだから。
でも正直には言いません。仕事にも女にも失敗していじけて、ビールで誤魔化すジャックの傍らに、そっと居てあげる。愚痴は言うけれどね。それが私の愛し方。:p
ローガンを演じるはジェナ・B・ケリー。フィルモグラフィがブルース・ウィリスの映画3本。あれ?縁...なのかな?
ローガンは"最後まで"ジャックを守ります。
正直、内容より彼女にシンパシーを感じて購入決意してしまったくらいです。不評なんか押し退けるほど素敵です。...まあ、見せ場がちょっと少ないかなあ...
内容も駄目なんて事は有りません。
アクションは上々。ボートとジェットスキー上のガンアクションも派手な撃ち合い、旋回したり飛び乗ったりと体を使ったアクションも見応えあり。カーアクションからちょっとした騙し合いまで、思わず「やってくれるぅ!」と溢してしまうくらい勢いがあります。
ちょっと詰めの甘さとクライマックスの盛り上げ不足、カタルシスの薄さ...などB級のレッテルを越えられない惜しさは拭えません。しかし程好い笑いとシビアなアクション、駆け引き、キャラクターの魅力から来る感情移入は充分に魅せてくれます。
悪縁元カノのカレンには「ジョー・ブラックによろしく」のクレア・フォラーニ。悪女を軽妙に演じます。
意外です。存在感は薄いのに、とても魅力が有るんです。おそらくキャラクター造形がよく出来ているからだと思います。
ジャックの元に来た時も、恋人とベッドにいるジャックを気にせず、お腹が減ったと残り物にかぶり付く。銃を配られれば、すっと目付きが変わり、手慣れた道具とばかりに準備万端。重武装の集団にも怯むどころか躊躇いません。ちょっと「ルパン三世」の不二子ちゃんの気配が漂います。
まあ、女が強い。そしてカッコいい。
やっぱり私はローガンが一番でしたが、どちらも魅力に溢れていました。
エディ役のブルース・ウィリスに関してはやっぱり期待したらがっかりしちゃいます。それくらい脇役です。
それでも存在感だけは遺憾無く、冷徹で怖くても、ブルースは映画を掬い上げます。
ローガンにはジャックとの誰にも負けない絆があります。そして彼のために出来ることがある。
彼女は堂々と胸を張って生きています。...そりゃあロマンティックな愛が有ったら最高...よね。でもこんな愛も素敵です。
片想いは私の専売特許。ローガン真里と呼んで下さい。:p
そんな時、来た~!!
映画「ミッドナイト・サン~タイヨウのうた~」が、すっごく良かった~。
ケイティは紫外線にあたると肌が過剰反応をして皮膚癌や神経障害を起こしてしまうと言う色素性乾皮症、XPとも呼ばれる遺伝子の病気に晒されていた。
ケイティは多くの時間を家の中で過ごしていた。ケイティのささやかな癒しは押し掛け親友のモーガンと、夜に駅のホームで歌うこと。そして家の前を通学路にしている男の子、チャーリーに叶わぬ片想いをすること。
ある日、いつものように駅で歌っていると、チャーリーが歌に惹かれて駅へ。ケイティは慌てて逃げ出してしまう。ノートを残して。
後日、ケイティがノートを取りに駅に赴くと、チャーリーが待っていた。ふたりは話し、意気投合。
モーガンのそそのかしに乗せられて、ケイティとチャーリーはパーティに行くことになる。その夜は最高の夜だった。しかし、ケイティは病気のことを言えず仕舞い。
でも、ふたりの時間は時を刻み始めた。
そして、ふたりはシアトルまで出掛ける。素晴らしい時間に時を忘れて楽しんだ。更に心を近づける...
ふと、空を見上げると朝日が昇ろうとしていた...

この映画はYUI主演の日本映画「タイヨウのうた」のハリウッドリメイクです。意外と知られていませんが、作られていたのです。
オリジナルの少なからずある恥ずかしい部分をほぼ地に足の着いたかたちに修正し、無駄な部分を気持ち良くシェイプ、テンポ良く繋げて、清々しい愛の物語に仕上げてくれました。
私はオリジナルも数少ない"好きな邦画"の一作でした。当然、リメイクの話を聞いた時は嬉しくて...でも不安もありました。ですが、そんな私の不安を裏切って、とても良く出来ているんです。
映画は耳心地良い音楽と、状況説明を兼ねた適度なモノローグから始まります。ケイティの狭くて素敵な世界をふんだんに魅せてくれます。母との思い出。友のように親しい父との関係。唯一の親友。窓越しの世界...
チャーリーがスケボーで通りすがり、大きくなってもまだスケボーに乗って卒業式に向かう姿には、くすっと笑わせて貰いました。
見守るだけ。そんな切ない片想い。かつての恋の名作「恋しくて」や「プリティ・イン・ピンク」に有ったような、いじらしい女の"想いの瞳"が愛らしいです。
"愛らしい"とは何より麗しい。片想いの経験があるならば、映画で観たい恋って、"運命の"より片想いの微睡みなんじゃないかな?と思います。最近のラブストーリーはそんな自室でのドキドキが無いんです。見詰める切なさが無いんですよ。こんなにも素敵なのに。
何より、人の繋がりが可愛らしい映画です。
ケイティは物わかりがいい。病気を理解していて叶わぬ人生があると知っている。でも。期待しちゃう。人並みの恋を。そんな気持ちを理解しているモーガンとお父さんが、ケイティの背中を抱き、そっと押し出してくれる。
ケイティは病気でも悲観を抱えるような子では無く、快活明瞭、好奇心があり、でも現実を知り、その調和を崩すような行為は唯一の家族の父を傷付けると知っている。
父は、そんな気持ちを分かり過ぎるほど知っている。
そして親友モーガン。彼女がこの作品の私の焦がれ女性像。登場シーンから非常に愛らしい。そして感激するほど最高の親友です。
ケイティの全てを理解して、喜びも悲しみをも、隔てなく全てを共有する。おそらく秘密など無いだろう。そして、もしケイティに何かがあったら、誰よりも一番に駆け付けてくる。
ケイティの痛みを同じように抱え、自分を犠牲にしてもケイティの為に何かしたいと考えるような子...
これこそ愛。
そこにチャーリーが入り込む。
チャーリーはすでにケイティの初恋の人。想い巡らせて来た焦がれ人。そして出会う。
ケイティの世界が瞬く間に広がり、大きくかたちを変えていく。飛び出せば、全てが手に入るような錯覚さえする。そんなケイティの解き放たれた煌めきは、夢に挫けたチャーリーには果てしなく澄んで、輝いて見えた。
純粋とは。バージンだからでも人を信じやすいからでも、能天気だったり、綺麗だから可憐だからでも無い。愛を信じて揺るがないから。その為なら命をも投げ出すくらい盲目だから。
ただ...ケイティは誰かを裏切ったり、傷つけたりしたくない。だから目の前の誘惑にさえ身を投げ出したりもしない。だって、愛しているから。父とモーガンとチャーリー、そして母との思い出を心から愛しているから。
それでも、映画はたくさんの冒険をケイティにさせる。それはあまりに愛らしく素敵な奇跡。死から蘇ったり、転ぶだけで病気が治り、有り得ない自然現象に巡り会う事が奇跡じゃない。人が人の人生を変える。
不可能ばかりの出会いの中に無数の労りが張り巡らされ、心から"幸せ"だと感じられたこと。そんな素敵な時間。大成しない。神にも出会わない。でも、揺るがない愛に包まれる...労りに満ち、その時に出来る全ての可能性を試し、与えられる。そして応える。
そんな奇跡。

ケイティ役はベラ・ソーン。(真ん中)
歌手でもある彼女は素敵でとっても可愛らしく優雅に歌い上げます。
チャーリー役はパトリック・シュワルツェネッガー。
そう。かのアーノルドの息子さんです。ちょっと台詞回しが拙いときも有りますが、愛らしい雰囲気を醸していました。優しく、ケイティを支え、包みます。
モーガン役はクイン・シェパード。
「レッド・ダイヤモンド」のローガンみたいにちょっとヒネた感じですが、前述、すごく素敵な親友です。
オリジナルからの"歌"と言うエッセンスは、とても効果的で、可愛らしかったり、身に染みるような歌だったりと耳と心を癒してくれます。
挿入歌も素晴らしく、終盤の歌なんて...映画の効果を非常に高めています。私...何度観ても、温かくも切ない涙がほろほろと溢れます。
この映画は必要不可欠なシーン以外を全部捨てたかと思うくらい、無駄がない映画に仕上げられています。テンポが良い反面、深みには欠いて思えるかも。ライバルとしか思えない位置に配置されたチャーリーを好きなゾーイ(!)も、出番無く見せ場も無く、事情を知らないのにさらりと身を引いてくれます。
あっさり。でも安全だからこその無敵で無垢な"至福のとき"は、あまりに甘く、あまりに煌めきに満ちていました。
日陰に生きたケイティがタイヨウに包まれるのは、本当のタイヨウの光の下に立つ時ではなく、チャーリーと言うタイヨウに晒された時なんだ。いえ、ケイティはもうずっと前からタイヨウの下に居たのです...
久しぶりに素晴らしい愛の光を目撃しました。
誰かの為に。そんな労りに満ちた人達のはなし。
なんて素敵なことか...
私はさっぱり素敵じゃない。でも素敵を抱いたり、素敵に寄り添って生きることは出来る。
私の一番の素敵は姪っ子ゾーイちゃん。生まれて直ぐにも歌を歌うほど歌好きで、も~う、可愛くて可愛くて堪りません。
で、叔母さん自慢をちょっとだけ。
先日、動画を受けとりまして、ゾーイの鳥の囀りのような歌が非常に可愛かったの。
孫を望めない母はそれを聞いて、もう大喜び。当然、私もです。
2歳半。もう走るは歌うは。ケーキより蝋燭に興味津々。アンナが夏の嵐に身を竦めていても、横ではしゃいでいる無敵ぶり。可愛すぎます。
はああ...大好きよ、ゾーイ。ありがとう、アンナ。
人生は、出会いの数だけ私の世界を変えていく。