ふむふむ。どうでしょう...私の理想かもしれません。
(*>∀<*)ゞワタシハソンナカンジニナッテイルノカニャ~
まあ...ここの評判が物語っております♪ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)ダメニャ♡
梅雨時の街は紫陽花にラベンダーにと賑わっています。だからと出掛けてみたら、"間接的巻き込まれ"で事故に遭ってしました。
私は倒れ、自転車の下敷き。
たかが自転車でも、押し潰されてしまうと身動きすら出来ないもので、ジタバタ足掻き「立てない...」と喘いでしまいました。ただ倒れただけでは無く、駐車場脇だった為に、背中の下に車留めが有り、車も停まっていて体を動かそうにも思うように動かせなかったのです。
しばらく私が動けずにいると、何処からか颯爽と現れた若い好青年が助けてくれました。
女性も駆け寄ってくれたのですが、彼女は、私より傍らの彼女の車の心配をされていました。
傷付けずに済んで良かった...
好青年は何も言わずに立ち去り、私はいたずらなつむじ風に煽られ、そよ風に掬われたような気持ちで、帰路に就きました。ちょっと痛みが有りましたが、足を引きずり、ヨレヨレ気分で何とか家に辿り着きました。
しかし。見れば、腰と肘を強く打ち、擦りむき、痣が...更に膝を強く打ちつけた為に腫れているようで、脚が動きません!Σ( ̄□ ̄;)
...あれから数日が経ちましたが、脚の腫れはまだあり、階段はようやく一段ずつ昇り下りが出来るように成りました。
「慎重に生きよう」「何事もゆっくりね」「急いでも得はないよ」と謳って来た私ですが、愚かにもこんな事に成りました。私から学んで、ついの油断で怪我だけはしないように。
"素敵な人"に成るのは難しいです。美しさ、豊かさ...そう言うものは縁遠いので...私の秀でたもの...と巡らせますが、ぼ~っと空を見ているだけで幸せな緩い私には、脳内回路も心の枝葉も、魅力には至りません。
とは言え、やっぱり"素敵な人"と言うものは、確かに存在するのです。そして素敵な人は数居れど、"カリスマ"のような力が宿っている人がいます。そんな人はどれだけ縁遠くなっても、耳にする度、再見する度に、その力に圧倒されます。
私には、ジェシカ・チャスティン。
意識して初めて見たのは「ゼロ・ダーク・サーティ」でした。あの、ヴィン・ラディンの撃退?作戦の責任者のひとりである、実在のCIAアナリストを描いた作品です。
映画は決して面白いとは言い切れませんでしたが、女性を主人公にした為か...いえ、ジェシカ・チャスティンだからこそ、男性以上に決断への葛藤や、作戦に関わった人達への想いや、執着や焦りが強く伝わり、更に作戦後の"ようやく息が出来た..."かのような安堵感がとても印象的に描かれました。
それは私の記憶に刻まれ、演技に込められた彼女の想いの力を、忘れることが出来なくなりました。
そして、映画「モリーズ・ゲーム」
モリー・ブルームはソルトレイクオリンピックでスキー、モーグルのアメリカ代表に選ばれていた。以前、背骨を傷め、再起不能と診断されながらも、復帰した奇跡の人。しかし凍った枝にスキーを引っ掛けてしまい、リタイアしてしまう。
その後、モリーはある事務所で秘書として働いていた。雇い主は安酒場で闇ポーカーの会を催していて、モリーは手伝わされる。役者、財界人などと縁を持ち、チップはなかなかのものだった。
ある日、雇い主は自分の仕事が上手く行かない腹いせにモリーから「チップでたんまり稼いでいるだろう」と、秘書の給与を取り上げ、口答えしたモリーをクビにする。
モリーは縁を利用し、自ら闇ポーカーの会を催す。高級ホテルで、高い酒を常備し、その素晴らしい待遇に誰もが満足を口にした。
人の縁も広がり、会は絶好調。しかし嫉妬や弱さ、そして欲深さがモリーを傷付け、追い詰める...

この作品は実話です。
私は以前にも書きましたが、実話はあまり好きではありません。説得力の無い偉人化や物真似頼りの映画にうんざりしていたからです。
この作品もおそらくモリーの書いた伝記が原作なので、話の道筋があっさりしていて、上手く行きすぎに思えなくもありません。まあ、世の仕組みはそのくらい単純なものなのかもしれませんが、私みたいな凡人には説得力に欠いても見えます。
しかし、この映画の描こうとする点はモリーが如何にして闇ポーカーで大成し崩壊したかでは無く、そこにある彼女のポリシーなのです。
人は幾らでも悪に堕ちることが出来る。その過程は概ね、容易い。そんなテーマの下に、映画はモリーの幼児期からを描く。教授の父からのスパルタ教育。養われた意地。弟たちとの与えられた愛や選択の自由の差。教養。母との繋がりと父への失望...
そうして育まれたモリー・ブルームが闇ポーカーの世界で躍りだす。彼女はとてもクールに優雅に立ち振る舞う。ビジネスは絶好。
しかし彼女にはポリシーが寄り添う。それは法律に触れない経営、満足を与える持て成し、そして人情。
それが経営を圧迫してくるが、彼女は踏み留まり、笑顔を振り撒き続ける。膿を見ない振りをして...
限界は来る。僅かとは言え、モリーは手数料を取り、法を逸脱してしまう。更に彼女の元に強請や集りの手が迫り、モリーの帝国は崩壊する。
人の縁は脆く崩れ、人は他人の為にお金も優しさも費やさない...そう思い知らされる。
ここまでならただの羨ましくも残念な話。
しかしモリーのポリシーはこの後も続く。

""絶好調の時のモリー。ちょっとデザインは頂けませんでしたが、セクシャルで素敵なジェシカです。
ジェシカ・チャスティンの雪のような白い肌とちょっと落ち窪んだ目元が、役柄の強さの中に、弱さや複雑な心理を覗かせるようで、モリー役にとても説得力を与えました。綺麗ですしね。
男達が、彼女の元に集う事もステータスであったろう...と思わせるには充分です。""
モリーの"ポリシー"は全員には届かなかったけれど、何人かには届いていたし、更に届き、モリーにも届けられることになります。そうしてまた新たな縁が生まれる。

""イドリス・エルバ扮する弁護士です。以前、紹介した「フレンチ・ラン」でCIAエージェントを演じていました。""
彼との縁は綱渡りで有りながら、とても深いものに成ります。人を信じるのは難しい。裏切るのも捨てるのも容易い。モリーは正しいことなどしなかった。しかし、彼女のポリシーは、彼の心に"迷い"を忍ばせる。
私達は、モリーの裁判を見届けながら、不安と確信と恐怖と安堵の向こうに、"モリー・ブルーム"と言う女性を知ることになるでしょう。そしてそれはジェシカ・チャスティンと言う女優が魅せた正と悪の混在した、ある"人足る人生"と言う、提案のように思えました。
それは不器用で素敵なものでした。
父と娘の物語としても素敵な映画です。父がモリーから奪ったもの、そして与え育ませたものを感じとれば、心がまた少し、暖まるかもしれません。
そんなジェシカ・チャスティンの麗しさは、映画「女神の見えざる手」でも遺憾なく奮われて居ました。
マデリン・エリザベス・スローンは法廷に立たされていた。連邦法違反。
そこに至るまでには数々の出来事があった。
遣り手のロビイストのスローンは上手く腕を奮えない環境にうんざりしていた。そんな時に与えられた厚待遇な引き抜き。彼女は反意を示した秘書と数名を残し、移籍する。
企業戦は熾烈を極め、小さな傷をほじくりかえし、スローンは思わぬ窮地に立たされる。
まあ、何しろジェシカ・チャスティンが麗しい。躊躇わず、立ち振る舞う彼女が本当に素敵でした。
強い女。遣り手の女。無情な女。そして弱い女。
ジェシカ・チャスティンの十八番は多岐にわたり、その全てを遺憾無く奮ってくる。
それがこの物語を体現する。
ちょっと難かしめなビジネス戦は初めこそ取っつき悪いかもしれませんが、ジェシカ・チャスティンが白亜の肌に浮かべる"女"であり"人の生々しさ"は、この映画を形作ります。そう、まさにジェシカ・チャスティンによるジェシカ・チャスティンこその映画なのです。彼女の瞳を覗き込み、震える肩や唇の動きまでを見据えて味わい、その心を見透かしながら、私達は愚かにもスローンの罠に填まります。
見事なくらい卓越したゲームを見届けて欲しい。
物語は、ある意味、新世代の「大統領の陰謀」です。負けず劣らず演出も脚本も確かなもの。もしあなたの読み解きが鋭く、例え話が読めてしまっても、充分楽しめる卓越した語りになっています。
それは丁寧に描かれた心の描写と、的確な人物像の構築、そして風貌までも計算したような巧みな人物配置が、この映画を隙の無い映画に仕上げています。更に、ある意味"傍観する無垢な心"と言うものがあって、それが教訓と未来への希望を、私達に投げ掛ける、そんな作りがとても良いのです。
「モリーズ・ゲーム」と同様、大成と崩壊を描いた物語ですが、こちらはひと味違います。でもどちらも胸がスカッとする逸品です。
何よりジェシカ・チャスティンの偏らないイメージと、強さと弱さを混在させる演技が、映画を麗しく仕上げています。
だから彼女が好きなのよ。
この作品でもスローンの"ポリシー"がそこかしこに存在します。それは時に偏屈で、時に可愛らしい。そして人を結びつけ、傷付け、翻弄する。
しっかり騙されてください。企業の難解で高等で、お粗末で嘆かわしくもある、その下で、スローンが如何にして腕を奮い、挫かれ、そして闘い、何を得るのか...
リュック・ベッソンの"ヨーロッパ・コープ"製作とは思えない上質な映画でした。:p
何よりジェシカ・チャスティン。女の鑑です。
"芯の有る女優"はあまり男性に好かれないらしく、かつて「エレクトラ」であんなに一世を風靡したジェニファー・ガーナーも、今や持て囃される事は無くなりました。私の焦がれのアリシア・ヴィキャンデルもアデル・エネルも、そろそろ役柄以上の支持は危ういかもしれません。(*T^T)。
でも大丈夫。見る目の有る人は意外といるのです。
ジェシカ・チャスティンは作品を選んでいる。決して面白いとは言い切れない「クリムゾン・ピーク」や「ツリー・オブ・ライフ」でも、彼女は意味のある役柄を担い、その魅せた演技の結晶は私の心に刻み込まれています。
きっと、あなたにも。
前回のボルテージ・ピクチャーズについて少しだけ調べてみました。
1995年に、ハリウッド・ギャング・プロダクションのニコラス・シャルティエと「インデペンデンス・デイ」や「Godzilla」の脚本で有名なディーン・デブリンが創立しました。
名前を上げたのは「ハートロッカー」。
後に「ダラスバイヤーズクラブ」なども手掛けます。
駄目映画ばかりかと思いきや、意外と良い作品がありました。
しかし"私としては"...あくまで私としてはですが、ピアース・ブロスナンの「サイバーリベンジャー」アン・ハサウェイの「シンクロナイズドモンスター」ジョセフ・ゴードン・レヴィットの「ドンジョン」ブルース・ウィリスの「バッドウェイブ」とメジャーアクターの作品でもクセ有り微妙な作品が代表作として列挙されています。
お陰で、あの、あまり良くないCGで描かれたメーカーロゴのムービーを見る度、駄目かなあ~と気を落としてきたのです。
代表のニコラス・シャルティエはウィンド・リバーでも製作総指揮のひとりとして名前を連ねておりました。
彼は過去に"ハートロッカー"がオスカーにノミネートされた際、オスカー会員の支持者に
「ハートロッカーを気に入って頂けたなら、私達を勝たせてください。オスカーに投票する友人、俳優、監督、スタッフ、美術監督、特殊効果スタッフの人々にも声をかけてください。みなさんが1人か2人に声をかけてくれれば、5億ドルの映画に勝つのです」
とのEメールを送ってしまった事でアカデミー協会からお叱りを受けたことがあります。
何故ばれてしまったか、と言うのが情けなく、間違えてライバルの関係者にも一斉送信しまったのです。
ライバルの"5億ドル映画"とは「アバター」でした。
そうして、彼は「ハートロッカー」が受賞した際、名前を記録から削除されてしまいました。
ディーン・デブリンは「ジオストーム」などで映画監督としても頭角を表し始めています。
彼のフィルモグラフィでちょっと気になったのは「天才アカデミー」。マーサ・クーリッジ監督作で主演はゲイブ・ジャレット。共演はヴァル・キルマー。ディーンはこの映画に出演していたようです。
私、この映画が大好きで、何度も何度も観たものです。
15歳で大学に入ったミッチは同室のクリスに振り回される毎日。クリスは奔放で荒唐無稽。型にはまらないクリスにミッチは惹かれていった。
しかしクリスはミッチが思う以上に繊細で、同時に大天才だった。そして彼の画期的な研究は教授によって利用されようとしていた...

ヴァル・キルマー。「トップガン」や「ウィロー」で有名ですね。彼がクリスを演じました。
主人公はミッチなのにパッケージも映画もヴァルの演じたクリスが主役のような扱いでした。
1985年の映画で、その頃はテクノロジーの発展が盛んだったのか、ドローンのようなものを始め、たくさんの近未来テクノロジーが披露されました。
クリスはひょうひょうとしていて快活、朗らか。ちょっと今で言うなら"天然"なキャラで、すごく情報収集欲が高かったと思えば、糸の切れた凧のように、ぱあっと飛んで消えちゃうような子です。故か15歳のミッチが子を見る父のように親父臭くなってしまいます。でも奥手のミッチ。そりゃあ15歳だもの。
クリスはミッチをめくるめく思春期の暴走へと導きます。次第に心が一体に成っていくミッチとクリス。寮の仲間も加わり、最高のキャンパスライフが繰り広げられていきます。
そして教授の虐げが始まります。
クリスは笑顔を失い、悲観に囚われ始めます。ミッチは自らを守ろうとクリスと距離を置こうとします...が。
後は想像通り。ミッチは寮に巣くう変人達を集め、クリスのために、大それた計画を計ります。
ちょっとHな...そんな類いの青春映画では無く、友情の物語なのです。オフビートな笑いがたっぷり込められ、生き生きとした科学オタク達のピントズレな生態がとっても可愛らしく面白いです。
酒に女に大騒ぎ!そんな青春より絶対、彼等のオタク青春群像劇の方が魅力的に見えるでしょう。...たぶん。
仲間のジョーダン・コクラン役にミシェル・メイリンク。彼女はオタクの神映画「ナーズの復讐」や青春群像劇の代表作「セント・エルモス・ファイヤー」にも出ていたそうです。オタクながら等身大のチョイ変わった女の子を演じ、とても可愛いらしいです。
残念ながらDVDにすら成っていない珍品ですが、話はとても素敵です。
もとい。...ボルテージはこんなものです。
ボルテージピクチャーズはこれからもラインナップが目白押し。一歩下アサイラムが馬鹿映画に加え真面目映画路線を強めてきているので、予算と人材の違いを見せ付けて頑張って欲しいものです。
☆イギリスで今、LGBTへの暴行事件が多発しているそうです。昨年は2300件発生。多く10代による犯行で、深刻な問題定義がされているそうです。
元々、LGBT文学の多い国で、ボンデージファッション発祥の地。まあ、解き放ちが目立つと多く反発も強くなるもの。しかし、反するも自由ですが、生きるを蹂躙する行為は何より信仰や人道に反する事だと、信仰厚き英国人、胸に手をあてて、思い出して欲しいものです。
そんな6月9日。アメリカ、ロサンゼルスで大規模なLGBTプライドが催されました。あのドナルド・トランプ氏も表現は柔ながらも称賛し、消防局やFBIまでも車両を出してパレードを盛り上げたそうです。
なんと今月は丸ごとLGBT月間なんだそう。
本当はわざわざマイノリティなんて定義しない世の中が望ましいのですが、"受け入れる"こそ人の為せる最たる美徳。躊躇わず奮って欲しいものです。









