ゲームライフは「Fallout4」、映画ライフは「コールド・キラー」 | まりのブログ

まりのブログ

性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

太陽が出ているのに寒いのは体のせい?裏のアパートのせい?それともただ寒い?
風邪こそひかないものの、目眩がしそうな慢性不調。参ります。でも、気分だけはいいです。
猪年を食らってやるぞと(* ゚∀゚)ノシ

タイで食べたココナッツミルクのスープ、ほぼ再現が出来ました。
二日目。煮込んだので綺麗なココナッツの白色が、ちょっと色付いてしまいました。味は折り紙つきです。
あれから試行錯誤して2年、正直、お店で出せるレベル...かも?すっごく美味しく出来てます。
あとぜひにも再現したいのは、ライム風味が利いたチャーハンなんだ。これがなかなか難しい。
ライム搾ればいいじゃない...と思っていたのですが、それではうまく再現出来ませんでした。
よほどの量なのかしら?それともコツかミソが?
今はライム無しタイ・チャーハンに甘んじています。
トムヤムクンとガパオライス、ヤムウンセンは専用のパウダーを使用し、更にアレンジして私味に仕上げてます。(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
ああ...タイが懐かしい。

今年に成ってからは意外と周辺環境も、マイノリティあたりの話にも騒がしい動きはあまり耳にせず、穏やかに過ごせています。
ゆるり行きませう。タイ時間を体に流し、空の美しさや陽射しの暖かさを感じましょう。
一昨日はキツツキが近所に現れて、母と写真を撮ろうと追い回しちゃいました。でも撮れませんでした。(*_*;


満を辞して「この為にプレイステーション4Proを購入した」と言っても良いゲーム「Fallout4」を購入、プレイしました。
逸る気持ちが抑えられず、もう興奮必至。次々と映る画面の美しさにもう惚れ惚れ。はあ...溜め息ばかり。
顔付きや体型を自由に変えられるのですが、初めの定型があまりに美人だったので髪型と髪色だけ変えました。

平和な日常。子供と夫と居る世界。
しかし警報が!必死に走りシェルターへ。すると遥かの空が曇り、そして核の雲が立ち上る…
私達はシェルターで暮らす事になる筈だったのですが、何故か冷凍睡眠に。そして何年が過ぎたか、アラートに意識が戻る。機械の中でおぼろげに見る何者かの姿。あああ、夫が殺された。そして我が子が誘拐された。そしてまた冷凍睡眠は再起動。年月を経て覚醒、私は荒廃したボストンに足を踏み入れます。
ここは紛れも無く「Fallout」の世界。見覚えのあるオブジェやアイテム、武器、ロボット...あまりに美しく豊かに描かれた世界は本当に素晴らしい。
私は200年も私の帰りを自宅で待っていてくれたロボットと再会、そして新たな旅に立つことになります。
町は荒廃し、ロボット以外は誰ひとり居ません。先ずは最低限の武器を手に、道に従って歩きます。
橋が在り、進むと直ぐにガソリンスタンドが。すると何処からとも無く犬が一匹、あれ?ドッグミート?同行する仲間が出来ました。同時に襲い来る巨大ねずみの群れ。何とかふたりで倒してほっとしますが、あたりに人は居ないみたい。
更にその裏手には街が広がっていました。中央に行くと声が、無法者たちを死に物狂いで倒し、ミニッツメンと言う自警団と合流、共に始まりの町で暮らすことに…
...あれ?このシリーズってこんなだったっけ?
前作の「3」ではシェルター育ちの少女は、ある日、突然にシェルターをあとにしてしまった父のせいで、入り込んだ巨大生物たちにシェルターは襲われてしまいます。
父の所業のせいで居場所を失った私は、シェルターをあとにし、核で崩壊したワシントンDC郊外に降り立ちます。行く当ても無く、帰る家も無い。見えるのは荒廃した町と広がる荒野。人の気配も無い。たださ迷うロボットと巨大生物、そして無法者が居る。
ようやく街を見つけても余所者扱い、自分を認めて貰う為に頼みを聞いたりしながら、やっとの思いで自宅を貰う。それまでは排水溝や街の外の空き家が住まいだった。世界は、核の影響か色味が緑がかって、どこも寂しげで...
こちらは「Fallout3」。おそらくデモなので実際はもっと殺風景です。
それに比べて「4」の世界は色とりどりで、何処も彼処も生の名残を感じてしまいます。
更に、道を行けば直ぐに誰かの住居が在り、多く、人も居て、直ぐにまた新しい人に繋がって行きます。私が人道的な選択をする為か、誰も彼もが良い人ばかり。
あれれ?
孤独感も殺伐とした緊張感もありはしない。
前回は道も縁も自分で選んで行く感が強かった。でも今作は用意された物語に乗せられている気分。
前作は建物の表現もリアルながら多少のディフォルメが施されていました。しかし今作は完全リアル縮尺。その為か世界が狭い。町を出て、草木を掻き分けたら街発見。そのくらい狭く感じます。
なんか変。
操作デバイスは使い辛いし、前作並みに操作が重く、更に僅かに働く慣性が扱い辛さを強めます。新しい成長システムは数値振り分けではなくレベルアップごとにひとつ習得と成り、成長スピードが鈍化。武器は壊れなくなりましたが改造しないと弱くて厳しい。人はいるのに街づくりしないと物資に余裕が無くなる。
不思議なほどに敵が強いし。前作もノーマルでプレイしたのでまたノーマルで始めたのですが、最弱の巨大ねずみや巨大ゴキブリに出会っても瀕死寸前、弾薬の消費も激しく、弾を求めて右往左往...ううう、挫けそう。
なんだか手間ばかり。
...でも、美しく迫力ある映像。そして繋がって行く人との縁の物語は、私の心を強く惹き付け、きっと挫け易い私を、息子と再会を果たす最後まで導いてくれることでしょう。
ドッグミート。可愛いけれど、意外と役立たず。


寒さのせいか、ちょっと頭痛が有りまして、眠って治そうとぐっすりぐだぐだ眠り姫。でもなかなか鈍痛消えず。
そんな時に気分を盛り上げてくれたのは、ドイツ映画の「コールド・キラー」でした。
タクシードライバーとして働いているエズゲは自宅の向かいで起こった惨殺事件を目撃してしまう。
彼女は警察に助けを求めるが助けてくれそうに無い。更に従姉妹がエズゲと間違われて殺害されてしまい、更にエズゲも殺されそうになる。
八方ふさがりとなったエズゲは気の良さそうな刑事の元に転がり込む。
この映画、日本の宣伝文句が「その女、凶暴につき。」なのですが、ちょっと大袈裟です。確かにムエタイやっていて、怒ると意地になるし、犯人ともそこそこ乱闘する。でもあくまで人並み。格闘術を駆使して戦ったりはしません。
演出的にも詐欺っぽい。怒りに決意したとき「殺してやる」とか音楽でがんがん盛り上げてくるのですが、彼女からの宣戦布告や反撃開始なんてものがあるわけじゃない。
しかしそれでもこの映画はなかなかの魅力を携えています。狭いタクシーの中で繰り広げられる格闘はなかなかのスリリングで、「ジェイソン・ボーン」並みに犯人も主人公も全力で戦います。終盤に電車で犯人を目撃すると飛びかかって追い詰めようとしたり、体に火をつけられてもやっつけられるタイミングには躊躇いません。その全身全霊の攻防は興奮させられました。
何しろ犯行が猟奇的。犯人が何処かに居て自分を見ているかもしれない...と言う緊張感も映画を盛り立てます。
そして、その合間に見る刑事とその父、そして姪っ子とのユーモア溢れるやりとりも映画を彩ります。中盤のほのぼのは主人公だけでなく、私達にもほっとさせるひと時を与えてくれます。
ちょっと犯人特定や追い詰めるくだりが強引ですし、不器用過ぎる主人公に溜め息も零れるでしょうけれど、それでも爽快に綴られる戦いの軌跡は充分楽しめました。
全身傷だらけに成りながらも諦めないエズゲは非常に格好良かったです。でも格闘家の様なアクションも風采も有りません。彼女はあくまで平凡な女。度胸と負けん気が強いだけ。縁を持ったみんなに厄介がられていたりと哀れな女の子です。更に感情表現や意思疎通が苦手なようで、そのあたりのウィットや盛り上げに欠きますが、姪っ子への労わりや時折見せる女らしさや人間くささはとても愛らしいものでした。
映画では、移民の問題やイスラム系の”家”と言う生き辛い環境も定義され、そう言う背景描写が映画に深みを持たせています。時に笑い、時に緊張感と恐怖に身を竦め、そして爽快に終わります。
面白かったです。
殺害に関してはシーンこそ少ないながら表現が残忍なので、ご注意を。

庭のバラ、アンティークが咲きました。