う~ん...
私、季節の変わり目に弱いんだ。直ぐ風邪をひいてしまいます。
丁寧に防備しているつもりなんだけれど、私、間が抜けているのよね。(。-ω-)☆
「いつもの仕事」と甘く見ないで、体のケアをしっかりしてくださいね。
また昨日は暑かったね~。今日もあづかった。

このおブス、ぼ~っとしています。
15日。
我が家に冷蔵庫が届きました。
冷凍していたものはみんなしっかり完全解凍。運良く週末が暑くなかったのが救いで、タイ料理用のエビと、サバが傷んでいましたが、後は大丈夫だったかも。
新顔、東芝の冷蔵庫。エコは逸品、静音性、収納効率も素晴らしく、ちょっと感動しちゃいました。
でも、本当に嬉しかったのは、ちょっと横道のこと。
冷蔵庫が配送されて来ました。
配送さんの男性は母と応対してから家に入り、私と向かい合ってから、ちょっとくすぐったいような照れ笑いがあってから、少し話をしました。
作業が動き出します。すると母が背後から忍び寄り、ぼそっとひと言。「なんか、あなたの時の方が応対が優しい」
確かに、母にはちょっと雑ささえ感じるような作業口調。同行作業員の方は新人らしく、そのオタオタ青年には厳しい口調。
でも、私にはにこにこ笑顔で、まるで子供に接しているような優しい口調でした。
冷蔵庫を買う時も、焦っていた母と私が、心地よく流れるままに買い物出来たのも、担当の方の親しみ過ぎる対応のお陰でした。
...ちょっと過信しても良いかしら?
私、好感度はあるみたい?
こうしてまた私は私を見付けていくのでした。
性別適合手術から7ヶ月、女性ホルモンを体に入れてから2年8ヶ月。
ようやく自分に「女、まり」と言うものが身に付いて来たかな、そう、実感しています。
元々、適当ながらも人好きなので、一昨日も道端でおじさんらと猫談義しちゃったりしているのですが、その際、疑問の目は向けられません。
それでもいつも不安なんだ。目が合う度に、どう見えているんだろう...と、つい、小さくなりがちに。
でも、大丈夫なんだよね。きっと。
実は今日、日曜日。私の地域で選挙が有りました。当然、行って参ります。
だあって、楽しいドキドキがあるんだもの。行かなきゃ。:p
投票券を渡すと、人物確認。私は戸籍上はまだ男性。男性名で確認されます。
係の人「...いいんですよね?」
私は「はい、大丈夫です」とチェックを乗り越え、次は投票用紙を貰いに行きます。
投票用紙の担当の方、女性の赤ボタンを押そうとして指が止まります。判断に困り、ぷるぷる震える指が可愛いこと。何度も名前を確認。指は赤と青を行ったり来たり。
私は「間違っていませんよ」と少し低音をわざと出して笑顔満々。
係の方、ちらりと私の顔を見上げて、男性の青を押して、投票用紙を下さいました。
私が投票場に向かうと「今の男性でいいの?」「うん...いいんだと思う」なんて囁き声が聞こえました。
...なんか快感。私は性格悪い。
人のオロオロする姿を見て、悦に浸ってしまいました。:p
でもやっぱり嬉しいわ。生きる勇気がふつふつと湧いてきます。
さあ、今日も化粧しないと。にこにこ笑顔ともっちりの体つき、長い髪、そしてお気に入りのファッションが私足る私をを補完してくれます。
私、女子力は低いから、足し足ししないといけません。
そうして道を街を人生を堂々と闊歩するんだ。
髪を靡かせ、腰を揺らして、私、女、"まり"は今日も全力、生きてます。

こんなブスっぷりも私の一部。
先日からエストロゲンの服用量を2倍にしてみました。
ピル薬を止め、これからはエストロゲン錠を倍の2.5mgと1週間に1度程度、黄体ホルモンを服用します。
何度も書きましたが、黄体ホルモンは乳癌予防に役立つと言われています。私の生命線です。おら長生きすんぞ(* ̄∇ ̄)ノ
これらは全て、バストアップ大作戦の奥の手です。
だってさあ、トランスジェンダーってみんなすっごい胸が大きくて綺麗なんだもん。
豊胸手術はしたいよ。でも、無敵には成りたくない。
私はGidトランスジェンダー。心の問題を抱えている。
だから逆にそれさえ解決すれば、最高の幸せなのだ。
美人で無くていい。豊満で美しい体で無くていい。骨太もずん胴も、ぶっとい脚も、バランスの悪い全てを嫌うどころか、今や愛しいのさ。
私は女に成れた。これは何よりもの達成なのです。
でもちょっとだけ欲をかきます。胸を爆乳に。:p
あはは。
頑張ります。
19日。
夜に思わぬ事が有りました。
ある海外の、多分、アメリカの男性が私の写真を見てコールしてくれました。彼は私に「セクシー」だと言うのです。
ここからの事は、さすがにプライバシーな事なので書くべきか悩みましたが、私は問題ないし、相手も海外の方ですから、ま、いいか。
私の人生における小さくもあまりに衝撃的な出来事だったので、ごめんね、ちょっと書いちゃいます。
例外です。ささやかな愛と感謝を込めて❤
私は、先の投げ掛けに「ありがとう」と告げました。
続けて、幾つかの「唇が魅力的」とか、そんな感じのお褒めの言葉が並び、そして「寄り添うのは好きですか?」(You like to cuddle?)と。
私は「Wow...I like to cuddle with someone, maybe」(わお...私は誰かと寄り添うのは好きですよ、多分ね)と返しました。
そしてある一枚の写真が送られて来ました。それはその男性の体と男性器の写真でした。
私はちょっとだけ唖然としましたが、冷静に受け答えをしました。
「驚いたわ。とても良いわね。ありがとう」
すると彼はこう言います。「私は私のディックをあなたの上に擦り付けたい」
私はちゃんと言わなければと思い「私は私が誇らしいわ。でも、私はトランスジェンダーなの。あなたは私にパッションを感じているの?」
「感じられるの?」と書くべきでしたが、まあ、通じたようで「私はあなたとしたい」との返事が。
「私は日本に住んでいるわ。夢の中で想像して」
「あなたのお尻を見られますか?」
「ごめんなさい、どうか想像して。私はあなたを見ているわ、そしてあなたを夢に見るでしょう」
すると「あなたのお尻を私のディックで跳ね上げ、そして下ろす想像をしている」
直訳ぎみで愛らしさが無くてすみません:p
私は「想像は良い事よ」と言ったニュアンスのつもりで「So good」と書きましたが、送信後、何と無く「ああ...いいわ...」と書いたように思えて来ました。
よって、返事は「あなたのお尻を狂わすぜ」
「すごいわね、私は喜び(Joy)をあなたに感じているわ」
感謝のつもりでした。だって、目的はどうあれ、こんなにも私に愛しみを示してくれるなんて嬉しかったんだもん。
すると彼、また男性器のアップを送って来て「私の先端がどう大きいかを見てくれ」...多分、そんな感じ。ちょっと誤訳有るかも。
私は「可愛いわ。そして綺麗な色、とてもいいし、本当に大きいわ」
この頃には私もちょっと楽しくなってきちゃって、期待に応えたかったのでした。:p
「それを咥えて」
「私はあなたのものを感じているわ」
ここで終わり。意外とあっさり。
もおう、調子に乗ってきたのに:p
ある意味、いやらしい言葉の連なり。参っちゃう。でも、本当に楽しかった。
英語で綴る事が、なんと面白い事か。
それに本当に誇らしかった。
私には品格の無い部分がある。でも少女のようなそして無垢な部分もある。永遠の子供で有り、何より激しい熱情とタブーの権化でもある。良く言えば表裏の無い、悪く言えば何でも有りの変態なのです。
物事に拘らない、カッコよく言うなら、自由...かな?
なんかひと皮剥けたみたい。
今でもほくそ笑んでしまう、あまりに甘美でデカダンスな夜でした。
きっと私に理想視しながら向き合う方は、辛いかもしれない。
私は華やかな場所で輝く方々とは違い、そこらで静かに生きる隣のトランスジェンダー。秘めた感情の波を如何にして吐き出そうか身構えるデスパレードな女なのでした。:p

美しい空で情欲に汚れた心を洗い流しましょう。:p
さて。
6月の日テレ「映画天国」はLGBT特集を放映するそうです。
「パレードへようこそ」
「あしたのパスタはアルデンテ」
「ぼくのバラ色の人生」
「アルバート氏の人生」
が放映されます。
私が過去に観たのは3作品。
「パレードへようこそ」は英国ゲイプライドの創始期を描いた作品。とても良い映画でしたよ。
ゲイでは無かった青年が現実逃避するかのように飛び込んだゲイの集まり。次第に彼は信じる友のために行動に信念を持ち始め、それは自分、そして居場所を見つけ出していく事に。そんな話。
北方の寂れた街で老齢の男性がある告白をします。そして、ずっと抱えていた言えない辛さが解き放たれる素晴らしい瞬間が描かれます。堪らなく好きなシーンです。
必見よ。
「ぼくのバラ色の人生」
悲しいけれどあまり心に残っていないんだ。イラン映画だったかしら?トランスジェンダーの映画なんだよね。
性に違和を持つ子供が可愛くて朱系の色彩がイメージされるくらいしか覚えていないの。
ぜひ、見直さないと。
「アルバート氏の人生」
この作品は切ない。男性と偽って執事職を担う女性。あまりに完璧な彼女の在り方、しかしその心は今にも折れそうなくらい繊細で...
ちょっとお堅い映画です。でも、心の描写が鮮烈で、胸が痛かった。
一昨日、ふたりの娘とひとりの息子のいる夢を見ました。
ちょっと意思の疎通が上手く行っていないところがあったけれど、頑張って笑って顔を覗き込んだ。ちょっとだけ応えてくれた感じだったなあ。夢だけど。
子を全力で愛する事が出来た。そんな幸せを感じる事が出来た。
何て至福だったか。
私は弱い、たくさん挫けた。だから、間違わない。いや、間違ってまた挫けて、でも、諦めない。

おはよ。想い耽る朝の私