秋葉原、女(?)ひとり旅。秋葉原はトランスジェンダーなんぞ、気にもしませんでした | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

一昨日、時間が空いたので、急遽、秋葉原に行って来ました。
午前中は嵐のような雨風だったのですが、母が友達との旅行の話をする為に上野まで行くとの事で、途中まで付いて行く事にしたのです。
色鮮やかなチュニックと紺で綿製で触りの良いズボンで出掛けたのですが、まあ、昼頃には雨は止み、湿気が満ち満ちている中でのものすごい照り付け、汗だくに成りました。ズボンは失敗。風通しが悪いのか…綿って風通しが悪かったでしたっけ?...熱が篭ってしまってあっついの何の。
あげく、まあ何とか成るかなと軽い気持ちで化粧を適当にしてしまったのも有り、悲惨な旅に成りそうな予感が…していたのですが、小さな予防措置が功を奏しました。
ファンデーションは100均のものでしたが、下地に先日購入したセザンヌのウォータープルーフを使っていたのです。
なんと多少はファンデが浮いたように感じましたが、一日、手直し無しで持ちました。化粧不慣れな私基準なので、さすがに無茶は有ったかと思いますが、違和の目を向けられる事無く(多分)、無事帰宅出来ました。
以前、ウォータープルーフのリキッドファンデーションが凄い効果を見せてくれたと書きましたが、下地だけでもいけました。この下地、ほんのり乳白の油のようなもので、顔全体に塗布すると顔に膜を作ったように成ります。乳白色はさほど残らず、ピンクベージュ色との商品の為、塗布後、顔が全体的にピンクっぽく明るくなったように感じました。その上に通常通りにファンデをのせてOK♪
チークを載せ、最後に二重まぶたから目尻、目の下外辺だけにアイラインを入れて、ちょっと私にしてはがっちりメイクで出陣しました。:p

それにしても暑かったです。手のひらサイズの小さなタオルハンカチで何度も顔汗、首汗を拭いながら秋葉原を散策しました。
秋葉原も一年ぶりですと、随分印象が変わっていました。昔は電気の街、それからHゲームの街に成って、しばらくはアニメグッズの街と化していましたが、今は…雑多として取り留めの無い街になってしまったような気がします。
私はコスプレ系のお店に行こうと決めていたので、通り中ほどの「みつば堂」を発見し、直ぐに飛び込みました。
お店はさほど広くなかったのですが、中古のコスプレ衣装がたっぷり陳列されていて、一見、天国かも…と気分ウキウキ。またなかなかお安い。正直、抱えきれないほど買いたいと思ったのですが、私の好みがさほど流行りに重なっていなかったもので、心動かされたものは数点のみ。サイズや程度の事も有りますからなかなか決められなかったです。
私が時間をかけて吟味する間、何人かのお客さんが入店して来ましたが、その殆どが彼氏付き。う~…買って貰うんだろうなあ…などとちょっと羨ましい気持ちを抑えてたっぷり時間を掛けて目と心を潤おしました。
買いませんでしたが…
その後も周囲を散策し、15時頃、早々に街を後にしました。12時着だったので、3時間の至福の時でした❤

あれ買えば良かったかなあ…なんて後悔しながら、想像と思い出しで今日もほくほくいい気持ちしてます。
帰りに上野で志村貴子さんの漫画「かわいい悪魔」を購入しました。少年の家庭環境を大胆かつさり気無い干渉で変えてしまう、自称「魔女」の女の子が、どうも私みたいなトランスジェンダーに見えてしまって個人的に素敵な漫画でした。
私もあんな可愛らしく素敵な漫画が書けたらいいな。:p


で。旅の途中、特に何も無かったのですが、脇道を移動中に3人の外国の方が、道端に座り込みながら談笑していたのですが、その内のひとりの男の子が、私が通り過ぎる間、じっと見詰められておりました。:p
意図はどうあれ、その彼、まあ綺麗な男の子でして、いまだ男性との恋愛的感覚にイメージの湧か無い私でさえ、顔が赤らんでいた事でしょう。私の中の小さな女心が、私の現実を夢色に変えたひと時でした。
公衆トイレに行った時は当然、社会不安を考慮して男性側に入ったのですが、年配の男性が、何事ぞと言わんばかりにじいっと見詰めていられました。嬉しいような虚しいような。女性に見えるので違和の目を向けるのでしょうから喜ばしい事でも有るのですが、混じっている不快の心が私の小さな胸を少しだけちくちくと傷めるのです。
でもね、女性の中には私みたいな者が女性トイレに入る事を毛嫌いする方が多いそうなので、やはり入れないのです。
女性ホルモンを体に入れている人は、性的衝動が無くなるので女性への必要以上の興味は無いのですよ。この場合の「必要」は愛だけです。:p
もとい。
それにしても、呼び込みのメイドさん達には徹底的によそ見されました。結構、彼女達、あからさまですな。
気楽でしたが、可愛いチラシが欲しかった。(T▽T)1年前はたくさん貰えたのになあ。私、随分変わったって事ですね❤
しかしまあ、女装子さんもトランスさんも居ませんでしたねえ。男の娘ブームも有るので、そこそこ見掛けるかと思っていましたが、もしかしたらと思えるような方もさっぱりでした。
まだまだ私、希少動物なようです。:p

もう、背筋伸ばして腰を振ってがんがん闊歩して参りました。
たまに男性が道を開けてくれたりなんて事も有りましたが、基本、オタク男性達は女性が傍に立つ事にむず痒さを感じるようで、背後だろうと距離を保とうとするようです。気を遣ってくれているのかもしれませんね♪
女の子はさっぱり気にせず、避けもせず。こちらは同胞と認めてくれているのかもしれません。ただ、一度、体格の良い女性に弾き飛ばされそうになりましたけど…



そう言えば、昨日、TVで久しぶりにKABA.ちゃんを見掛けました。もう性転換手術はされたのでしょうか?
女性的に成る為にと整形手術をする宣言もされておりましたが、あまり変わっていませんでした。
女性ホルモンのお陰でしょう、二重顎が出来るほど顔がふっくら肉付きよく成られていましたが、もしかして二重まぶたにするとかアンチエイジングあたりの整形をされたのでしょうか?
それって…性同一性障害とは関係無いのでは…
いかにも別人のようになってしまう整形手術で無かったのには好感を持ちますが、様々な宣言をされた割りには凡庸な存在感だったので、拍子抜け。(ゴメンなさい...)
「憧れのトランスジェンダー」の座はまだ空席なままのようです。意味深…