アンドロイドは「男の娘」の夢を見てもいいのか? 女性ホルモン錠服用138日目 | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

な~んて。人工女の子である私は、ある意味、アンドロイドって事で:p

 

で、139日目のアンドロイドな私はと言うと。

こ、睾丸がますますちっちゃく成っちゃった。時間で大きさが変わるので常にでは無いのですが、驚くほど小さくなってしまいました。

大きい時でも確実に小さい。それに日によって左の方が大きかったり、右の方が大きかったり、変な感じです。

女性ホルモンを摂取し始めた頃、よく乳首が擦れて痛かったものでしたが、しばらく大丈夫で治まったなあと安心していたら、最近、また服に擦れて痛いです。今もすっごく痛重いです。

胸の膨らみはそこそこ目立つので、最近、プールや海で私はどうしたら良いのでしょう?とささやかな悩みを抱えています。

水着は下だけは絶対に女性用を着用したいのですが、上が一度、着けないでプールサイドに出てみようかな。そうしたらどう見られるか、どう言われるか、ちょっと楽しみだったりして。私の嗜好はちょっと変かも。:p

 

 

実は今週は大変でした。

あれだけ理解をしてくれたと思っていた母が、私がスカートを含めた着合わせをしていると嫌な顔をしたので

「どうしたの?可愛いスカートじゃない?」と聞いたら、返事をしてくれませんでした。私はちょっと不愉快に成り、何故、返事さえしてくれなくなったのかを問いただしました。

すると「貴方が家の中で女性の服を着ているのも快くは思わないし、それで出かけたりする事なんて受け入れられない」と言われました。

私はショックで、二度としたくなかった「喧嘩」を母としてしまいました。

今まで何十時間、何百時間と話して来た事が全て無かった事のように思われました。実際、過去にした説得と理解の促しを、また何度も何度もする事に成りました。

私はめげない。絶対負けたくない。自分がこう生きるとようやく決断出来て、それを始めたんだもの、挫けてなるものか、です。

私は今にも泣き出しそうでしたし、全てを投げ出してしまっても良いと思ったけれど、私はやっぱり理解されたい、だから母の偏見に全身全霊を込めたたくさんの「言葉」で立ち向かいました。

お陰で、今、私は母の傍らでテレビを見ながらこれを書いています。

大変でした。でも、私が母を失いたくないように母も私を失いたくなかったんだと思います。

今回の「喧嘩」のお陰で、私はちょっと権利を得ました。

スカートで外出しても嫌な顔をしないと言う事。心を隠して裏腹は嫌よと切に言い続けたので、時間は掛かると思いますが、踏ん切りがつけば受け入れてくれるでしょう。そう信じます。そうして私達の日常に成って行く事でしょう。

やったあ。ヽ(´▽`)/

私が性同一性障害だと思われ、そして私は女性のように生きたいと言う事、そしてブログに書いた様々な私の想いの殆どを、改めてきちんと伝えました。

これで、私は、私が思うままにする全ての事に何も言われる事は無く、きっと理解を示される努力をしてもらえる。

退行も有ったけれど、また一歩、私の世界は前に進みました。

私のやり方は、そう上手く行く事じゃないと思いますし、私もでしたが、失望もするし酷い言われ方をすると思います。でも、逃げたり抑え込むような選択よりも、やっぱり話して理解を促して、例え信じて貰えなくても、「信じる」選択の方が私は気持ち良かったかな。

愛って虚ろで曖昧なものだけど、自分が信じていれば、やっぱり有るって感じられるものだなあって思います。

 

母と話していて、私は私自身、自分が何なのかよく分かっていないと思いました。性同一性障害として体の表面的なものの全てを変えてしまいたいと願っていますが、女性ホルモンを服用してから様々な変化が有り過ぎて、私は今までの不遇な日々より遥かに素敵な域に到達してしまっています。その為に、今のままでも驚くほどの幸福感に満ちています。

私はこのまま、ちょい胸の有る「男の娘」で生きていても幸せなのかもしれない。でも、今の幸せってその先に見える更なる追求を見据えているからかもしれない。

私の幸せの境界線。その辺りがよく分からなくなって来ています。

何より決して美しいとは言い切れない私が、何をしても誰にも愛されないのであれば、いつか不幸を感じてしまう事でしょう。だからって整形して見た目だけ女に成っちゃえば良いんだよって言うような安易な考えは絶対にしたくありません。

私は何処へ行くのかさ迷い続けるアンドロイドは、ひと先ず、自分らしく生きる事に貪欲に成る事だけは、何があっても挫けないで行こうと思います。

 

 

そんな近日、ヴ、ヴァレンタインデーが有ります。

くあ~なんかわくわく躍るものが胸の中に満ちていくのを感じてなりません。

どうしよ、どうしよ。: ( ;゙゚`ω゚‘) : って、あげる人など居ないのだよ:p

 

 

最近、ネットで「男の娘」あたりの検索をよくします。

そこで、とある書き込みで「男の娘はもっと肩幅が欲しいよね」と言うものを見ました。

惚れた。

どうしても女性と区別がつかない事が条件に成りがちな「男の娘」の概念に、現実の多くの男の娘達に対して、とっても愛が込められたお言葉です。

感動です。こればかりはどうにもならなくて、ブティックでチュニックやワンピースを試着する度に、どれだけ肩幅で嘆いた事か

男の娘は女の子にあらず、やっぱり男なのです。肩幅の広さを愛して欲しい、少し骨ばった顔付きを愛しんで欲しい。髭痕も体毛も愛して欲しい。

無理かそれらは全て、私のコンプレックスですしね

でも、愛してくれるなら、頑張って少しでも目立たないようにするからね。:p

 

と言う事で、そろそろ普段の外出時にも化粧をして出掛けるべきかなと思い始めました。

「美」にわがままになって来たようです:p