私は女性的に生きたいと願い、男らしく生きると言う事をしたいと思わない、いわゆる「性同一性障害」であります。
女性に成れるならこれほど嬉しい事は有りませんが、天と地がひっくり返ろうとも無理なので、私は男のDNAを否定する事はせず、受け入れながら可能な限り女人生を送って行きたいと思っています。
言うならば「男の娘」以上「女性」未満?
現在、女性ホルモン錠を服用し始めて131日目。ああ…なんて充実した131日。
これから様々な形で大きく変貌した私の体が薄着によって晒される季節が来ます。ちょっと怖い気もしますが、もう近所ではチュニックで出掛けちゃったりしているので気にしないかも。
夏に成ったらプールに行きたいなあ。でも、乳が膨らんで来た私は水着をどうすれば良いでしょう…
それより、最近、ようやく母の心に有った「偏見」が解けて来ました。
私は女装を母に晒す前に、たくさんの話をしました。あまりにたくさんの言葉を積み重ねましたが…その間、拒絶に近い言葉や態度も取られましたね。
例えば人の心の中には男性的な部分と女性的な部分があると言う自論から、性同一性障害や同性愛に関してそれが誰かを傷つけるようなことではないと言った、ちょっと誤魔化しの様な言い分まで。
最近では「心が壊れる」と言うのは、何らかの方法で直接的精神的に傷付けられたりするような事で起こるのでは無く、自分の生きたい生き方が分かっているのにそれが出来ない時に起こるのではないかと思う。私は生き方を見つけた。だからすごく幸せなんだよ、と話しました。
その私の切なる言葉が、母の心に届いたようで、母は私に対して偏見を含めたような言葉を口にする事も態度で表す事も無くなりました。
昨日なんてブティックでキティのブラを欲しそうに見ていたら「そろそろブラが必要になった?買ってみる?」と言われました。
少し前にも同様の話を冗談めかして言われた事もありましたが、今回はあまりに朗らかで自然に言われたものだから、私の方が照れてしまいました。:p
このブログを始めてから父の話が出ないのは、父は駄目なんです。強烈な偏見の塊なので、きっと理解される前に無視されるでしょう。
さすがに胸の膨らみが目立ち始めた私を見ているでしょうし、身振りや服装が変わっているので、気付いているかも知れませんけどね。
両親と言う壁は、トランスセクシャリティにとって何より特別でありながら、最大の厄介事であります。いかにして子供の未来を優先する事を受け入れさせ、周囲への見栄を取り除かせるか…容易い事ではありません。
分かる通り、私もまだその壁を取り払えては居ません。
131日前、私は自分で判断して「女性ホルモン」を摂取する事を始めてしまいました。女物の下着は既に男物に混じっていましたが、全て女物に成ったのは摂取ひと月後くらいから。スカートを履き始めたのは服用120日くらいからです。
呑気馬鹿な私でも、やっぱり「はい、全部、順調」とは行きません。
みんな、私と同じ悩みでなくても、きっとずっとそうしたいと願う事って有ると思います。躊躇ってる?諦めてる?
これだけは言えます。色々と大変な事も有りますが、絶対に後悔するなんて事はありませんよ。絶対に幸せになれます、貴方が貴方自身を見捨てさえしなければ。
だから、やっちゃえ!
全体的な体の変化は過去の書き込みを見てください。
（品の無い話が有ります。気になされる方は読むのをやめて下さい。すみません…）
その中で顕著な男性器の萎縮なのですが、もうさすがに勃起反応はご無沙汰でした。しかし一昨日、久々に一錠薬を飲み忘れて、そんな日に性行為のイメージトレーニングを風呂場でして居ると（お馬鹿です…がイメージだけよ:p）突然に勃起が襲いました。
話では男性器の萎縮が進むとサイズまで変わると聞いていたのですが、90%程度の勃起でしたが、昔知っていたサイズまで勃起を成しました。それでも特に性衝動は起こらず、願ったら魔法のように萎えました。私の中の男を手なずけたのかな?
そんな今日、胸が酷く重いです。痛いくらいで、過去の違和感より遥かに辛いです。睾丸が行方不明に成った途端、ようやく本格的に体が動き始めたと期待します…
しばらく尿道から漏れがちだった透明無臭の液体は、ある日から白く無臭の精液となりました。尿を出す度に最後に精液が零れ、時にはそれなりの量が出ました。全く勃起反応が無くても性的想像なんて事もしていないのに気付けば下着が少し精液で濡れている事もありました。ですか、それも一週間ほどで全く漏れなくなりました。今は枯れてしまったかのようです。
それから、女性ホルモン錠を飲み始めた頃から、私の男性器は、収縮時にその皮の折れの部分に色みが付いていました。左側だけなのですが、地味な茶色のシマウマみたいでした。プロベラ錠の服用の為に乳首の色素が濃くなって来ていたので、それが男性器にも出たのかもしれないと思っていました。メラニン色素で亀頭とかも色が変わると言いますし。
ですが、昨日、気付いたのですが、シマウマ色が薄くなっていました。どうでも良かったのですが、それでも、ほっとしちゃいました。
結局、理由は不明ですが、女性ホルモン錠の服用によって、そんな事もあるやも知れません。
最近の体情報はこのくらいでしょうか。
私の心の強壮剤はやはり男の娘漫画です。
今日は「松本ミトヒ。」さんの漫画「正しいエースの攻略法」を購入しました。当然、男の娘を題材にした漫画です。
短編集なのですが、どれもなかなか面白かったです。
中でも、お馬鹿で積極的な第一話の主人公が面白い❤彼女を見習って生きたいくらいの理想の朗らかさ。
主人公が同性愛前提の男の娘って題材はなかなか無いので、短編だけで終ってしまったのが残念でなりません…
私は女装してみたら芸能界成功みたいな話はあまり好きじゃないなあ。それで「私は男の娘です」と言われても、盛り上がりませんよ～。
例え無理矢理女装とかで嫌がっても、してみたら心の女が出て来て、周囲の好意的反応に、赤面しながら応えてしまう…
そんな内容なら楽しいのに。まあ、やっぱり同性愛の方が面白いなあ。:p
先日「男の娘漫画にはまったので、実際の男の娘を検索したら、やっぱり男なんで懲りた」と言ったような書き込みを見ました。
なんて情け無い話だこと。:p
覚悟も無く、受け入れ、愛する慣用さも無いなんて。:p
私達はどんなに足掻いても、やはりただの男かもしれない。でも、その中には誰にも負けない結晶のような女が潜んでいる事を見て欲しい、見つけて欲しいッ。
女の子には叶わないよ。でも、ハイブリッドにはハイブリッドの特性が有ります。それを一度味わってみてから拒絶して欲しいぞ