「男の娘」は陽気さを運ぶ天使であって欲しい、と願う私はそんなもの:p | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

ちょっと頭の中がお花畑になっている状態での書き込みです。寛容にお許し下さい

 

 

一昨日、思わぬ事が。

それは、あるお店で老女が足が弱いので試着室横に置かれた椅子に座って休んでいた所、彼女が人生で一度も出会った事の無かった「もの」がそこに現れたのです。それは、たくさんのレディースの服を抱えて試着室に向かうトランスジェンダーでした。

私なんですけどね。:p

彼女の好奇心は計り知れず、私はそのあまりに力強い視線にちょっと尻込みしたほどです。

何度か行き来をする内、私は笑顔だけで交わし切れず、軽いアプローチをしてみました。すると老女はちょっと躊躇いながら私に話し掛けて来ました。

殆どが他愛の無い話でしたが、やはり彼女の好奇心の本命は私の正体の確認でした。

私は程好く大胆に、ユーモアを心がけて返したつもりです。もう何を言ったか殆ど覚えてませんけどね。

それにしてもゲイとかトランスセクシャリティのネタってどうしてもHな話に成りがちですけど、分かります。多くの人との違いって基本、それくらいしかないんですものね。:p さすがに彼女にHな話はしませんでしたよ。

しばらくほのぼの時間を過ごした後、私がその場を離れる時こんな言葉を貰いました。

「みんながあなたみたいなら男らしく女らしくなんて関係無いわね」

私は微笑み返すのが精一杯。彼女も強張った顔を解すように、そっと微笑んでくれました。

「私みたい」ってどんななんだろうってちょっと聞きたかったけれど、ほくほくな気分でお腹いっぱいだったので、そのまま9着買って帰りました

こほん。(咳払い)

トランスセクシャリティが、そうである事だけで、ひとりの女性をちょっとだけ楽しませる事が出来た。こんなに嬉しい事はありません。

年初めのブログに書いた願いがひとつ叶ったかも❤

 

 

購入した服9着の殆どがスカートとキュロットスカートなのですが、最近、チェックのスカートに惹かれ易いんです。

とは言え、そうたくさん見かける訳でも無く、昨日は妥協してチェックのキュロットを買いました。

やはりキュロットよりスカートが欲しいのですが、キュロットの方が股が有る分、下着が見える恐れが少ないので良いかなあって思っています。でも、私はちょっと変態なのかもしれませんがいいや、変態なので、お尻の方がふわりとまくれて下着がのぞくのが可愛いなんてお馬鹿な事を考えてしまったりして:p

まあ、それはさて置いて、私が膝丈以上のスカートを履くと、どうも野暮ったくなってしまうのです。

細くない太ももを露にする事を躊躇っているのに、不思議とミニスカートしか似合いません。何故でしょう

一枚持っている草色のスカートは膝まで丈が有るのですが、色みが爽やかなのでさすがに野暮ったさは感じませんが、華やぎに欠けてしまいます。

少なからず私達みたいな存在にアンチである方々も多く居らっしゃいますから、なるべく太ももくらいは隠しておこうかななんて思っています。なにせお尻の大きい私は、つんとお尻が立つので全部さらけ出してしまう恐れが

親友のアンナちゃんはタイツを勧めてくれましたが、やはり下着見えの緊張感も「スカート」であると思うのですよ❤

あああ、本末転倒

そうなのさ、どうしようもないならとことんやるまでなのさ!(そうなの!?

でもその為には、もっと下着にも拘らないといけません。

しかし女性には胸潰しが有りますが、男性の「潰し」は有りませんから、いろいろ大変なんですよね。

浅めの下着を履くと男性器の置きが困難です。何らかの刺激が有ると遊びに出かけてしまう事が有りますし、試着などでズボンを脱ぎ着していると、脱ぐ度にぽろりします。:p

スカートは勿論、キュロットでも注意しないといけません。時々、中央辺りが盛り上がってしまったりしてその屈辱と言ったら、絶望に打ちひしがれる事間違いありません

〔注意〕 試着室でなかなか出て来ない性別が曖昧に見えた人が居ましたら優しく待ってあげて下さい。絶望中かもしれません

 

 

こんな日々を送っているのがトランスセクシャリティと言うものです。

女装子さん、男の娘に代表する性別の括りを逸脱した存在ですね。

しばしば性同一性障害に代表される性別逸脱者は「悩み」と「苦しみ」に苛まれていると言われますが、私はちょっと違うのではないかと思うのです。

だあって、スカート履いているだけで楽しくってしようがないんだもん。

私はあるコスプレ系掲示板サイトで、陽気過ぎて「お前は偽者だ」って怒られてしまいましたが、みんなも思う筈です。

根暗な女装より、明るい女装の方が良いって。

自信を持ってしまった私達は、ひるむ事無く様々な人々の日常に介入して行きます。そして、みんなの話題に成って、冷めた家庭や喧嘩中の恋人達にも話題と笑いを作り出してあげて、そうして私達は幸せの天使と成るのでした。