参道を歩いていくと、両側に現れた「撫で牛」。
さすがですね。
「抗ウィルス・抗菌加工を施しています」でコロナ対策もばっちり。
とはいえ、感染対策のため、エアなでなで。
もちろん、かしこくなるようにと、牛の頭をなでましたよ。
次に現れたのが「楼門」。
桃山時代の様式で、両側には官人の像「随神(ずいしん)」があります。
随神とは、貴族の護衛に従事した人だそうです。
その門をくぐり、見つけた、こんもりとした山は
「厄除割符の納めの箱」。
これは、災難除・厄除・魔除の信仰がある北野天満宮の開運祈願だそうで、「前厄除」「本厄除」「後厄除」のほか、「災難除」と書かれた木札を選び、その裏に名前と年齢を記入。そして、願いを込めながら、真ん中で「エイやっ」と割り、片方を納め、片方を御守りとして持ち帰ることができます。
自ら厄落とし体験ができるのが新鮮でした。
そのまま進むと、「中門」が見えてきます。
桃山時代の建築様式で国の重要文化財。
真ん中にある「天満宮」の勅額は、第111代後西天皇御宸筆によるものです。
そして最後に、国宝の「本殿」です。
お参りを終えると、神職の方々が、むしろを敷いた台の上で、なにやらあわただしく作業をしていました。
これ、なんと、境内で育った梅だそうで、この梅を使って、正月の縁起物「大福梅」を作られるそうです。
梅の名所としても有名な北野天満宮。50種類約1500本の梅があるそうで、毎年6月上旬から、約2.5〜3トンの梅の実を採取して樽に塩漬け。7月中旬からは梅を樽から取り出し天日干しします。塩漬けされた梅がカラカラになるまで約4週間。干し上げたら、再び塩をまぶして樽に収め、11月下旬まで貯蔵します。出来上がった梅を縁起物の裏白を添え、奉書紙で包んで「大福梅」の完成です。
歴史は古く、平安時代の中期、村上天皇の御代(951年)から、元旦の祝膳に使われていたと記録が残っており、12月13日の事始めから終い天神(12月25日)まで、北野天満宮で授与していただけます。
この作業はすべて、神職や巫女さんなど職員がされているそうです。
偶然でしたが、タイミングよく、作業が見れてよかったです。
お参りもできたので、いざ、澤屋へ。
かき氷、かき氷
075-461-0005
5:30~17:30(10〜3月)
訪問時:2021年8月