★沖縄県 久米島のパワースポット★

 

 

さてさてっ

 

久米島の名物ガイド

保久村昌欣さんと巡る

 

ニブチの森ツアー

を改め

 

 

久米島の聖地を巡る

かみさまさんぽ

 

特別編。その2

 

その1はこちら

 

 

 

集合場所の

ダルマ山から

 

昌欣さんの車についていき

移動してきた私達。

 

 

 

あっ、車停まった。

 

 

けど・・・

 

ここ、

君南風(チンベー)さんじゃないよね・・・??(笑)

 

 

昌『はいっ、こっちいくからね~』

 

 

 

・・・っと

 

 

道路脇の

茂みのほうへ。

 

 

ちょちょっと~

ど~ちらへ~???

わぁ、赤くきれい~。

 

この木は久米島の

もみじ的存在らしい。

どこいくのか

わからず

 

ついていくついていく。ペンギン足あと

わぁ、

 

カエルがのる葉っぱみたい。

 

 

今が旬(3月)の

ふきの仲間で

 

食べれるそうだよ~。ひらめき電球

・・・っと

 

植物にも

詳しい昌欣さん。

 

何やら、土を掘り始めた・・・。

 

 

この葉は、生け花にそえるもので

根っこのほうには

タマシダという

こ~んな玉が。ねこへび

 

 

中をつぶすと、水を含んでいて

雨が降らない時は

この玉から水分をとって

生き延びるそう。

 

 

植物ってすごいよねぇ。

 

 

以前久米島にきたときに

違うガイドさんにね

ガジュマルについて

教えてもらったの。

 

もぅ、大感動だった。

 

 

生きるものすべてに

生きる意志があって

 

そのための

工夫とバランスがあるんだなって。

 

 

 

人間の生きる

バランスはなんだろう・・・???

 

 

今はコロナ問題で

考え深い。

 

 

そして

 

地球という大きな生き物は

どうバランスをとっているのかな・・・。

 

 

 

 

さてっ

 

茂みの奥にあったのは・・・

わぁあぁああぁぁぁ・・・叫び

 

 

ぐるぐるぐるぐる~

 

 

磁場がまわって

空気がギュッと凝縮されてる。

 

 

ドーム状に広がって

エネルギーが充満してるよ・・・。

 

 

 

神聖な所。

 

神様になられてる。

 

 

というか

神様だぁ・・・。

 

 

 

 

昌『ここは、御嶽ではないんですよ。

1500年代、伊敷索(チナハ)一族が治めていた

伊敷索按司

(※按司は、琉球にある位階のこと。

王族の中で、王子の次の位階)

 

その三男は、笠未若茶良(ガサシワカチャラ)という名前で

この集落でうまれてね

そのへその緒をうめた所、神聖な場所です。』

 

 

 

ここは、

この集落に住んでいる人に

子供が生まれると拝みにくる

 

 

・・・っという所らしい。

 

 

 

そういう場所

本土も結構あるある。

 

 

 

へその緒

胞衣

産湯が祀られて

 

 

誕生を祝い

その後の赤ちゃんの成長を祈る

神聖な場所になっている所。

 

 

 

ここもそういった聖地

なんだね。

 

 

 

 

昌『この自然石をイービといいます。

 

白いところね、砂浜の砂。

砂は清めるためにまくんです。

 

神聖なものでね、

正月をむかえるときは、

庭に砂浜の砂をまいて清めたんですよ。

 

それで、新しい年を迎えるんです。』

 

 

 

 

砂・・・

 

どこかでも

みたような・・・

 

 

 

あ!!

 

 

沖縄本島の

玉陵!

 

 

あそこは第二尚氏王統の陵墓だけど

久高島の珊瑚や砂がまかれていた~。

 

 

 

本当に神聖な空間で

 

お墓、というより

神様、という感じだったなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

この久米島のワカチャラの物語は、

久米島の組踊りにもでてくるそうだよ。

 

 

三男でも頭がよかった

ワカチャラ。

 

琉球が久米島に攻めてくる時

父親自らが息子のワカチャラを殺さないと

琉球が制圧しますよ

 

・・・っという命令に

従ったという

 

悲しいお話があるんだって。

 

 

 

 

こうやって

巡っていると

 

ますます知りたい

久米島の歴史。 

 

 

 

聖地をしると

その土地をしりたくなる。

 

 

久米島には

ちょいちょい通うことになりそうです。(笑)

さてっ

つづいては~

 

 

車に乗った

 

・・・と思ったら

 

数百メートル?

すぐの所で停車。

 

 

にゃ?

 

 

 

 

わっ、わわわぁぁ・・・・・叫び

 

 

 

道路にはみ出てるよぉ・・・

 

神妙な空気が

サワサワーッと流れてくる。

 

 

荘厳な静けさの中

光がまばゆく、神々しい

 

神の住まう森だ。

 

 

 

昌『ここはねタンナハ御嶽といいます。

 

母親の懐にだかれて、子供が安心した顔つき、かわいい

という意味のカミナーだよ。

 

砂がまかれている所がイービ

この辺は神様の庭と書いて、カンヌナー。

 

男性禁制なんですよ。』

 

 

 

 

昌欣さんに

 

どうぞ

どうぞ

 

といわれたけれど

 

 

私は

階段のずっと手前

中に入らずして

 

そっと

地面に膝をつき

手をあわせた。

 

 

 

 

はぁ・・・

 

 

木々の葉の一枚が

生き生きして

 

眩しい。

 

 

 

 

この自然が生きてる

という感覚は

 

人間の体温のあたたかさ

血管のドクドクのように

 

森に生きる意志のような

強さを感じる。

 

 

 

昌『集落の一番上に

御嶽は存在していましてね

 

この御嶽の上には、

昔は、家を建ててはならなかった。

 

坂をくだると、集落のおさの家があって、

御嶽を管理するのは、おさの家の女性です。』

 

 

 

 

そっかぁ・・・

 

 

時代とともに

今は御嶽の上に家が建つ

ということもあるみたいだけど

 

 

そうだよね

 

 

昔は、神様の上に

人が住むということは

 

考え方からして

できなかったよね。

 

 

 

 

ちなみに

 

わたしは御嶽って、ノロや神女などが

お守りするのかと思っていたら

 

集落全体で、

守るものなんですって。

 

 

・・・

 

・・・

 

 

 

はぁ〜キラキラキラキラ

 

きもちいい。

 

 

 

私は、

こういった建物がない

聖地が一番すき。

 

 

 

元々は神社も

山や木や岩・・・

 

自然が神様だったんだよね。

 

 

 

そのあと

神様の住まい

 

つまりお社という

建物が、立派に建てられるようになっていった。

 

 

 

 

私はやっぱり大元。

 

こういった原始的な所に

惹かれてしまう。

 

 

 

なんともいえない

 

自然界の神々しさは・・・

目に見えるものだけじゃない。

 

 

 

本当に

目に見えているものの

真実は

 

どのくらい

人間に意味があるものなんだろう???

 

 

 

なんて感じてしまうほど

 

ここにいると

この空気を近くで吸えるだけで

 

全身の細胞がふわぁ〜と開いて

きもちいい感動がかけめぐる。

 

 

 

自然に身をゆだねて

ただただ、呼吸ができる

 

この幸福感・・・・

 

 

 

 

豪華なご社殿も

素晴らしいなとは思うんだけど

 

 

 

目でみえるものより

 

もっともっと

価値がある何か・・・

 

 

 

その存在を

 

感じるようとする心

感謝する心は

 

私達と自然を繋ぎ

育ててくれる

 

そんな風にも感じてくる。

 

 

 

 

今の私達は

目の情報に頼りすぎているのかもなぁ・・・。

 

 

 

 

そんなことを

思っていたら

 

 

昌欣さんの口から

私の想いとリンクする話が始まる。

 

 

 

 

 

『仏教とか、

外来の宗教が日本に入ってきて

みんな建物が立派でしょ。

 

国を司る祭祀をする所が

これじゃまずい・・・

 

ということで

日本の本土にも

神様のために

立派な建物が造られるようになったとも

いわれています。

 

すべての祭祀をするのは

元々は女性だったけど

それも男性に変わっていった。

 

原点、本来の姿が沖縄にあるということですね。』

 

 

 

時代時代で

 

移りかわる

神様と人間の関係。

 

 

 

でも、

きっと、奥深くには

 

一人一人の

DNAに

 

私達の祖先が

大切にしたものが

 

残っている・・・

 

 

 

 

それが

ギュッと残されているのも

 

御嶽なのかもしれないな。