少し前になりますが、

 

 

このツイートに関するブログを書きました。

→傷つきやすいというより、痛みを深く感じる

 

 

"痛みを深く感じる"って

相手の痛みを自分が同じように感じるからといって

自分が傷ついたこととはまったく違って

 

相手の痛みを相手の立場のまま感じられること

なんじゃないかって思うんです。

 

"共感"ってそういうことなんじゃないかって。

 

 

 

相手がそんなだから不快な思いをした、

相手の痛みを受けて傷ついた、

 

それってなんだか

自分側しか見ていない感じがして

 

相手がどうしてそうであったのか

見ようともしていない感じがして

 

 

さらに

 

そんな相手を迷惑がったり

あなたのせいで傷ついたと責めていたり

 

それで"HSPは傷つきやすいから"と

言っているのを見たとき

なんともやりきれない気持ちに押しつぶされそうになりました。

 

 

上記はわたしのブログ内容の一部です。

 

この記事内で

他のHSPの方はどう感じているのか気になって

フォームへメッセージをいただけるようにお願いをしました。

 

ありがたいことに

十数名の方よりメッセージをいただきました!

 

ご協力ありがとうございます!

 

 

・傷つきやすい、は違うような気がする

・ますともさんと同じように感じる

※いただいたメッセージは一部を抜粋して掲載させていただく了承を得ています

 

こちらはほとんど方のメッセージにありました。

 

そして、

 

・敏感だから配慮してというのは違う

・傷つきやすいから配慮してよ、と捉えていると思われると悲しい

※いただいたメッセージは一部を抜粋して掲載させていただく了承を得ています

 

というメッセージで

本当にそうですよね、と思いました。

 

 

「傷つきやすいんです」という表現は

どうしても「だから配慮して」というニュアンスがつきまとう。

 

被害者的意識のように受け取られてしまったり

自身のそういった意識も増幅させるように感じます。

 

 

なので

その表現は違うように感じる方が多いし

 

「配慮して」と

捉えているように思われるのは不本意だし、悲しい。

 

そう感じていらっしゃるんだな、と思いました。

 

 

HSPは良くも悪くも影響を受けやすいですが

メッセージをくださった方々は

 

ご自身でどう感じているのかを

きちんと受け止めていらして

 

距離をとったり、境界線を意識したり

ご自身で工夫されている方が多く

 

わたしも勉強させていただくメッセージばかりでした。

 

メッセージ、本当に嬉しかったです!

ありがとうございます!

 

 

だけど…

 

「傷つきやすい」と表現されてしまうと

「配慮してよ」と言っているように思われてしまいそうで

それはちょっと…と感じている方が確実にいるのに

 

どうして

そう捉えられてしまう表現が多く見られるんだろう…?

 

 

わたしの経験談にはなりますが

過去2回ほど

 

ー敏感さを知っているのによく言えますよねー

 

というようなメッセージが届いたことがありました。

 

 

わたしは

 

敏感であることと

思考のクセや物事の捉え方で感じることは別

 

そう考えていて信じているので

それについての発信も多いのですが

 

→”生まれ持った敏感さ”と”環境や経験で作られていくもの”

 

それらに対するご意見として届いたものが

先ほどのメッセージです。

 

 

でもね、

 

"敏感だから配慮して"

"傷つくことは言わないでください"

 

そう言われているように感じて

いい思いをしなかったことは事実です。

 

 

ここまで直接的ではなくても

「HSPは傷つきやすい」と表現することは

 

HSPには

丁寧に接しないといけないんだ

こちらが配慮するの?という

 

なんとも居心地の悪い

印象を与えてしまうのではないかと感じるのです。

 

例えばそれで

本当に丁寧に扱われたとしたら…

 

わたしは絶対に嫌だな、って思います。

 

 

傷つきやすいという表現が

すべて「配慮して」につながるとは思いません。

 

メッセージをくださった方々もきっとそうです。

 

 

でもHSPの情報には

 

「傷つきやすいのに周囲が〇〇した」

「〇〇さんが××してHSPだからこんなに傷ついた」

 

そんな

 

周囲の配慮が足りない、と言っているような

 

自分にとって都合の良くないことをした人を

なんで?とジャッジするような

 

そういった発言も多く見受けられます。

 

 

HSPは

 

自分の感情に

自分で責任を持てない人ではありません

 

 

そう感じることは

ご自身の感情ですので否定はしません。

 

ですが

HSPの概念とそれはまた別。

 

そこを混同されているものが多いので

「傷つきやすい」という表現に違和感を覚えるのだと思います。

 

 

そしてこれは大事なこと…

 

確かにHSPは痛みを深く感じるとは思います。

 

でもそれは

 

HSPではない人が

HSPよりも傷ついていないこととは

まったく別の話じゃないでしょうか。

 

誰に判断できるんだろう?とわたしは思います。

 

どのくらい傷ついたかなんて誰にも測れません。

 

その人にとっては

とてつもない痛みであることは違いないのです。

 

自分(HSP)だけ人より傷ついているとするのは

他の人への配慮が欠けることのようにわたしは思います。

 

 

HSPの概念を

先入観なく知っていただく、

 

HSPの概念が

決めつけなく広がっていくには、

 

HSP自身が

"HSPだからこんなにつらい思いをしているんだ"

という

 

自身につけたレッテルを

手放すことなんじゃないかな、と思います。

 

 

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