アーロン博士の書籍を読み返していて

お伝えしたいな、と思うことがありました。

 

みなさまも読まれているかと思いますが

こちらの書籍↓

 

 

その中に
「環境が作る自信」という項目があります。
 
そこには自尊心の高い男性HSPのお話が書いてあります。
 
"例外的と言っていいほど
 幸せな子ども時代を過ごし…"とあり
 
敏感さをプラスに、
むしろ理想としている両親の元で育った彼は
 
自分を信じ
敏感さを欠点だとは思っておらず
 
大人になり自分が少数だと知っても
それはいいことだ、と思ったそう。
 
敏感さを大切にしている数少ないHSPとして
書籍では紹介されています。
 
 
こちらを読んで
「育った環境に恵まれなかったからそうはなれない」
 
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
わたしも今はやっと
父なりの母なりの愛情があったと
受け止めることができるようになりましたが
 
かつてはその環境を嘆き
わたしは恵まれていない、と思っておりました。
 
書籍で紹介されているような男性のパターンは
本当にめずらしいのかもしれません。
 
こうあったらどれだけ良かっただろう…
 
そう思わなくもないな…というのが正直なところ。
 
でも、
 
その環境を嘆いて生きるのか
 
その環境さえも受け止め
自分らしい人生を生きるかは
 
自分で選択できることなんですね。
 
 
HSPは育った環境の影響を
そうでない人より大きく受けると
アーロン博士もおっしゃっています。
 
良くも悪くもです。
 
でも
 
たとえ悪い影響を大きく受けたとしても
大人になってからどんな人生を歩むのかは
 
自分の選択なのかな、って思います。
 
そしてそれは、
HSPだから選択できないということではないということ。
 
HSPであることは
人生において不利なワケではありません。
 
HSPであろうがなかろうが
選択は平等に存在します。
 
あとは自分で何を選ぶか、だと、わたしは思います。
 
 
最後に
 
自尊心が高いこの男性も
騒音に弱かったり、うつ状態になることもあるそうです。
 
でも
 
場所や音など、
自分が心地良いと思えるものに囲まれるように
自分で工夫し、
 
うつ状態になったときは、
どうしてそういう気持ちが起こるのか
考えるそうです。
 
 
書籍にはいくつか
日常での対処が書いてあります。
 
この男性は自分をよく知っているんだな、と
思いました。
 
そして、自分で工夫することの大切さも
改めて教えてくれました。
 
 
こちらのブログでも書きましたが
 
自分だけの対処法を考えることは
自分を知ることでもあるので
 
ぜひ、オリジナルの快適さを
手に入れてほしいな、って思います。
 
 
「何か他のHSPに
 アドバイスしてもらえますか?」という
 
博士の質問に対し、この男性は
 
「外の世界に十分出るように。
 敏感さとは恐れるべきものではないのですから。」
 
と答えたそうです。
 
 
こう答えられるのは
環境に恵まれていたからではなく
 
ご自身を十分に知っているからなんだな、と
わたしは感じました。

 

丸Facebookページ HSPnavi

丸ますとも Twitter