2018.1.9の記事ですが

とても大切なことをお伝えしたいので

追記して再アップいたします。

 

少し長いですがお読みいただけたらと思います。

 


 

わたしがHSPであると知ったのは

うつ病の再発予防のために通っていた

臨床心理士さんとの会話の中で知りました。

 

今回は、

HSPであると知った当時のことを少し。

 

HSPとは

→Highly Sensitive Person(HSP)

 

 

うつ病克服のためのひとつとして

散々自分の思考や捉え方のクセと向き合ってきたわたし。

 

うつ病を克服できたころには

思考や捉え方のクセに

振り回されることは少なくなったものの

なんでか変わらないものがありました。

 

 

”人の顔色を伺ってしまう”

”細かなことに気がついて考えすぎてしまう”

 

 

周囲から「気にしすぎ」「神経質」と言われてしまうことや

気づかなくていいことに気がついてしまい気をもむことも多く

 

うつ病克服のため

見たくない自分と散々向き合ってきたのに

意味なかったのかよ…とうんざりしたことを覚えています。

 

 

そのころ、

 

うつ病克服について

わたしが伝えられることはないか…

 

そんなことを思いはじめていたのですが、

 

向き合っても変わらない部分がある以上

まずそこをどうにかしないと

伝えることなんてできないだろうと思い

 

どうして変わらない部分があるんだろう?

考えるようになりました。

 

答えは出ませんでしたけどね。

 

 

そんなとき心理士さんとの会話の中で

「HSPですね」と告げられ知ることとなったのですが

 

わたしが心理士さんから聞いたHSPはとてもシンプルなものでした。

 

あとで思い返してみれば、

それが”DOES”でした。

 

<DOES>

・処理の深さ(Depth of processing)

・過剰な刺激(Overstimulation)

・強い感情と共感(Emotion and Enpathy)

・些細なことに対する感受性(Sensitivity to Subtleties)

→HSPの特性の本質(DOSE)

 

 

わたしが自分と散々向き合っても変わらなかった部分

 

”人の顔色を伺ってしまう”

”細かなことに気がついて考えすぎてしまう”

 

これらは

 

わたしが弱くて

ダメな人間だからそうなっていたのではなく

 

 

”人の顔色を伺ってしまう”

”人の些細な表情の変化に気づいていた”

 

”細かなことに気がついて考えすぎてしまう”

”周囲からはそう見えるだけで考えすぎているのではない”

 

と、なり、

捉え直し(リフレーミング)ができたのです。

 

つまり

”生まれ持った敏感さゆえの特徴にすぎなかった”

というワケです。

 

 

変わらないと思っていた部分は

そもそも変える必要がないものとなったし、

 

”気にしすぎ”や”考えすぎ”や”神経質”も

そうでない人から見たらそう見えるだけのもの

 

わたしの中では”すぎている”ことはひとつもないワケだし

 

自分でも”〇〇すぎる”と思っているのは

そうだと思い込んでいたもの(思い込まされていたもの)だったと

知ることとなりました。

 

捉え直しができたことによって

最後のどうにも引っかかっていた生きづらさが

ウソみたいに取れて妙にスッキリしたことも覚えています。

 

まぁその後、自分を知らないと気づくこととなり

自分で生きるスタートに立つまではもう少し時間がかかりましたが。

 

心理士さんとのやり取りの続きはこちら

→”生まれ持った敏感さ”と”環境や経験で作られていくもの”

 

 

 

こちらのアーロン博士の書籍でも

「あなたに必要なこと(P14)」として

 

1、自己認識

2、リフレーミング(捉え直し)

3、癒し

4、外の世界に出ても大丈夫だと思えるように。また外の世界に出るのを控えるべき時もあることを学ぶ

 

とあります。

 

 

HSPの概念の中に"敏感だからだ"と

生きづらさや苦しみの理由を探すのではなく

 

”人の顔色を伺ってしまう”

”人の些細な表情の変化に気づいていた”

 

のように、

捉え直しをすることが

 

HSPと知ったことの意味ではないかとわたしは思います。

 

 

書籍の中で博士もリフレーミングについて

 

過去の経験をポジティブな視点で捉え直すことは、しっかりした自尊心につながります。この自尊心は、次の新しい状況に出会った時の神経の高ぶりすぎを抑えるので、HSPにとっては特に大切なのです。

 

とおっしゃっています。

 

そして

"捉え直しは自動的には起こりません"とも。

 

しかし

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。では

随所に"やるべきこと"も記してくださっています。

 

 

わたしが

比較的すんなりとリフレーミングできたのは

 

HSPと知ったタイミングが

たまたまうつ病克服後だったから。

 

うつ病を克服するにあたって

自分の物事の捉え方や思考のクセ、

事実と真実をわけて捉える、など

 

向き合いたくなかったことと

向き合わざるを得なくなり

散々向き合ったあとだったからです。

 

 

もしかしたら

HSPと知ったことで

 

思いがけず自分と向き合うこととなり

その苦しさにしんどさを感じている方もいるかもれません。

 

当然です。

突然向き合うことになったら戸惑うのも無理ありません。

 

わたしのようなタイミングであるほうが

よっぽどめずらしいと思います。

 

 

今、リフレーミングができなくても

がっかりしないでほしいなと思います。

 

今はあなたを苦しめているかもしれない

その"思考"も

 

そもそもは

自分を守るために身につけたものです。

 

一生懸命自分と向き合った証です。

 

でもその思考が苦しさを生んでいるのなら

もうその思考は必要ないよ、とお知らせしてくれているのです。

 

 

思考は変えようとする必要はありません。

 

ただ

「わたしは〇〇と思ってるんだな」と知ってあげてください。

 

「自分はダメだ…」と

責めてしまうこともあるかと思います。

 

そんなときも

「わたし今自分のこと責めてるな」と

そう"ただ知ること"をしてみてください。

 

うつ卒業のために書いたものですが参考にしてください

→責めちゃいけないと思うよりも大事なこと

 

知ることによって

自然と思考のクセの手放しが起こるのです。

 

 

HSPの概念は

けっして悲観するものではありません。

 

"敏感であることはつらいこと"という今も

リフレーミングをすることで

見える世界がまったく変わると思います。

 

 

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