HSPとうつ病はまったく違う ー①うつの誤解ーでは

 

うつ病は必ずしも、

悩みありきでなる病気ではない、

ということを、書かせていただきました。

 

 

では、

HSPはどうしてうつになりやすいと言われるのか?

 

HSPとは

Highly Sensitive Person エレイン・N・アーロン博士HP

 

 

うつ病になる原因としてよく聞くのは、

「過度なストレス」かと思います。

 

ここでも誤解があると思うのですが、

「ストレス」って何も悪いものだけを表す言葉ではないんですね。

 

「ストレス」とは

心身への刺激に対する反応のことを言います。

 

なので、

 

つらいことや、不安はもちろん、

楽しいことも嬉しいことも、

暑いとか寒いとか、添加物などもストレスになります。

 

 

前回のブログ

うつの要因となる一部を例えであげましたが、

それらもすべて「ストレス」と言えます。

 

 

「ストレス」が刺激に対する反応のことならば、

刺激を受けやすいHSPは当然ストレス反応が多いと言えます。

 

「過度なストレス」はうつ病のきっかけになる。

 

なので、

HSPはうつになりやすいと言われるのか?、と。

 

 

うつになる原因ってひとつではないんですよね。

いろんな要因が重なってなるものです。

 

わたしがうつになったのは、

最終的なきっかけは限界を超えて働きすぎたことですが、

 

当時の思考のクセや、生活習慣など、

あらゆることが重なってうつになったものと考えられます。

 

うつ病になった原因ってひとつじゃないので、

どうしてうつになったのか、

意外とはっきりしていない人のほうが多いです。

 

はっきりしていないというか、

いろいろな要因が考えられるという感じですね。

 

 

このように、

うつ病はいろいろな要因が重なって発症するので、

 

刺激を受けやすいHSPは、

人よりもストレス反応が多いと考えられるので、

うつ病の要因となるさまざまな要素を、

人よりも多く持ち合わせている可能性はあり、

 

うつになりやすいと言えなくもないのかな、

とは思うのですが…

 

 

ただ、

それらを多く持ち合わせているからといって、

イコールうつ病ではないので、

 

HSPがうつ病と混同されるというのは、

やはりピンときません。

 

 

条件だけで判断すると、

HSPはうつになりやすいと言えなくもないけど、

 

わたしの周囲を見ると、

HSPであるかそうでないかは、

関係ないように思います。

 

 

うつになる要因はいろいろあるので、

一概には言えないのですが、

 

敏感であること、

つまり、ストレス反応が多いことよりも、

 

〇〇しなければという思い込みや、

人に頼れず背負いこんでしまうクセや、

偏ったものごとの捉え方などが、

 

うつ病になる大きなきっかけになるように思えます。

 

これらはそのほとんどが、

後天的に身についたものです。

 

あとは、生活習慣とか、

自分に無理をさせ続けるとかも、

チリも積もれば…で大きなきっかけになる。

 

 

HSPの気質上、

そのようなクセを身につけやすいとも言えますが、

 

生まれつきのものなのか、

環境や経験でそうなったのか、

 

やはりそこは、

きちんと分けて考える必要があります。

 

 

HSPだからうつになりやすい、ではなく

 

そのようなクセがあるから

(HSPであるかどうかは関係なく)

うつになりやすいと考えるほうが自然です。

 

 

そして、

 

後天的に身につけたもの(思考のクセなど)は、

変わっていくし変えられるものだということを、

知ってほしいと思います。

 

 

関連記事

▶︎HSPとうつ病はまったく違う ー①うつの誤解ー

▶︎HSPとうつ病はまったく違う ー③HSPとうつ病どう違う?ー

▶︎HSPとうつ病はまったく違う ー④HSPとうつ病の見分け方ー

 

 

今後は、

HSPとうつ病はどう違うのか?

HSPなの?うつ病なの?の見分け方

 

などを

お伝えできたらなと思っています。

 

 

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