2017.10.1の記事を再アップいたします。

追記いたしました。

 


 

今、ひといちばい敏感な子

改めて読み返しています。

 

HSC(Highly Sensitive Child)

HSPであるわたしたちは、

子どものころもれなくHSCでした。

 

HSC(Highly Sensitive Child)セルフテスト

 

 

以前読んだときは、

HSPとは?を理解するのに必死で、

自分の子供時代を振り返る余裕はありませんでしたが、

 

落ち着いて読める今、

ふと思ったことが...

 

「わたしは敏感だとわかる子だったかなぁ...?」

 

 

クラスの中心的存在で、

運動会では女子の応援団リーダー、

生徒会に立候補し、

教室でははっきりと発言、

休憩時間も学校帰りもみんなと活発に遊ぶ

 

これはわたしの小学校時代のことです。

 

 

もし、わたしの子供時代に、

HSCという概念があったとしても、

 

わたしを敏感な子だと、判断する人はいたのか...?と、

疑問に思いました。

 

 

翻訳された明橋先生のまえがきに、

教室に入れなくなった敏感な子の話として、

 

「先生が他の子を怒る声が怖い」

「騒がしい教室が苦手」

 

とあるのですが、

わたしはこのように感じたことはありません。

 

怒っている先生に

「そんな言い方しなくても」だったり

でも先生の立場だと言うしかないのかな…と思ってもみたり

 

怒られている子に

「もうちょっとうまくやったらいいのに」と

だけどあの時そうするしか仕方なかったよね…と

先生がそこをわかっていなかったりすると口を挟んでしまいそうになったり

 

イライラしたりハラハラしたり

謎の目線で見ていましたが

怖いと感じたことはありませんでした。

 

わたしにとって

学校は苦手な場所ではなかったんですね。

 

 

さまざまなタイプのHSCがいる

と書かれてはいるけれど、

 

周囲(大人)が敏感だと判断するのは、

あきらかに敏感だとわかる子だけなんじゃないかな?と。

 

 

じゃぁわたしの敏感さはどうだったのか。

 

・好き嫌いが多く、食べられるものが少ない

・かすかな匂いにも反応する

・身に付けるものが濡れたり汚れたりを嫌がる

・洋服のタグや素材のチクチクなどが気になる

・人の機嫌を察知する

・周囲(物・人)の些細な変化に気づく

・環境の変化に慎重

 

など、

大まかに出すとこんな感じですが、

 

個人の多少の差はあっても、

敏感な気質を持っている子と、

なんら変わりはないと思います。

 

 

なのでわたしが思うのは、

 

敏感さというのは、

振る舞いには関係ないんじゃないかな、ということ。

 

 

敏感さをそのまま外に出せる子もいれば、

出しているつもりはなくてもわかる子、

敏感さをうまく表現できない子もいれば、

隠しているワケじゃなくてもわかりづらい子もいる。

 

 

敏感さを「〇〇が苦手」

ということとイコールにしてしまうと

見過ごされる子が必ず出てきてしまうように思いました。

 

 

わたしは、

HSPでHSS、外向型でもあります。

 

▶︎HSPセルフテスト

▶︎HSSセルフテスト

▶︎内向型・外向型《自己診断テスト》

 

HSSであり外向型でもあるからか、

「HSPらしくない」と言われることが多く、

一見して敏感さは見て取れません。

 

そんなわたしの子供時代も、

もちろん「らしく」はありません。

 

でも間違いなく敏感です。

 

 

この「HSPらしさ」という定義が、

そもそも違うんじゃないか。

 

刺激に対する敏感な反応ではなく、

その後の振る舞い(行動)や感情まで、

HSPの特徴としてしまうことが、

「らしさ」の偏りを招いているように思います。

 

偏りは誤解を招きます。

 

レッテル貼りや見過ごしに繋がる

とても危険なことではないでしょうか。

 

 

わたしほど活発でなくても、

敏感さがわからない子のほうが多いように感じます。

 

あきらかに敏感だとわかる子だけでなく、

うまく表現できない子、わかりづらい子にも

目を向けていけることができたらなと思います。

 

 

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