以前の記事(2017.8)ですが、

多くの方に知ってほしいという思いがあり

追記をして再アップいたします。

 

外向型HSPの方にお会いしたりして

確認ができたことなどもありますので

また新たに外向型HSPの記事をまとめているところです。

2018.3

 

HSPとは?矢印

Highly Sensitive Person エレイン・アーロン博士HP


 

”集団が苦手なのはHSPの特徴”

 

こう発信されているものを見るたびに、

強い疑問を感じていました。

 

なぜなら、

わたしは集団が苦手ではないからです。

 

 

こちらの書籍にも

表面的にはHSPに見えない人もいる

”外向的なHSP”として、

 

大勢のグループでいるほうが心地よいと感じる

と、紹介されています。

 

 

ということは、

一概にHSPは”集団が苦手”とは

言い切れないのではないでしょうか。

 

 

じゃあどうして、

HSPは集団が苦手とされているんだろう?

 

そうではないHSPがいることもわかっているのに。

 

 

おそらく

一般的に語られているHSPの特徴は

内向型HSPの特徴が多いと思われます。

 

HSPの70%が「内向型」30%が「外向型」

 

広く浅くよりも深く、

大人数よりも少人数を好む、

「内向型」の特徴だな、と感じます。

 

 

 

 

それと”雑談が苦手”についても、

外向型HSPは当てはまらないように感じます。

 

外向型の特徴として、

・話すのが好き、聞くより話す

・あと先考えずにしゃべる

・短期記憶に優れ、すばやく考えられる

・すらすらとよどみなく世間話ができる

 

と、話すことの特徴がよくみられます。

 

内向型の特徴としては、

・考え事に没頭する

・慎重に考え行動する

・記憶力はいいが、その記憶を取り出すのに時間がかかる

・一時的に使いたい言葉が出てこなかったりする

 

と、考えることの特徴がよくみられます。

 

これはどちらがいい悪いではなく

脳の主要経路や神経伝達物質の違いからなるものです。

 

📖参考書籍 内向型を強みにする マーティ・O・レイニー

 

 

以前、HSPの集まりで

「仕事中に話しかけられるのが苦手」

「なんで今話しかけてくるんだろう」という、

雑談が苦手という話になりました。

 

わたしは雑談が苦手と感じたことはなく、

 

しかもどちらかというと、

「〇〇だよねー!」と、

隣の人に自ら雑談を持ちかけていたほどです。

 

大勢での会話にも苦手意識を感じません。

 

あ、でも、

声をかけたあと今じゃないよね、と察知はするので、

「忙しいときにごめん!」とすぐに終了します。

 

そして、その場では

空気を壊してしまう感じがして

「わたしはそんなことないです」と言い出せずにいました。

 

”雑談が苦手”というのも

HSPの特徴ではなく内向型HSPの特徴では

と思います。

 

 

そして”お昼や休憩はひとりになりたい”

その話にもなりましたが、

 

わたしはみんなとランチへ行くのが好きです。

 

どうでもいい話や、

今度あの店に行こうなどの計画が、

仕事モードからの解放になります。

 

人と話したりすることでエネルギーを得る

外向型の特徴だな、と思います。

 

 

”お昼や休憩はひとりになりたい”というのも

・人なかを避け、静けさを求める

・ひとりで、または、邪魔されずに過ごせる時間が足りないとイライラする

 

という、内向型の特徴と言えるかもしれません。

 

その後HSPの方にお聞きしていますが

内向型HSPの方でもお昼はみんなと一緒が楽しいという方もいらしたので

一概には判断できないという印象ですが、

内向型HSPの方の中にお昼はひとりになりたいという方が多くいらっしゃいました。

 

 

内向型HSPの特徴

HSPの特徴として認知されると、

 

外向型HSPにとっては、

違った理解をされてしまうことになります。

 

それはあまり好ましくありません。

 

 

外向型HSPも、

内向型HSPと同じく刺激は受けます。

 

どんなに楽しくても、

自宅に帰るとぐったりなんてことはしょっちゅう。

 

大勢でいて、

人の感情に気づいてしまって、

勝手に板挟みになって疲れたり。

 

深く考えて立ち止まったり、

ときにはひとりになる時間が必要だったりします。

 

でもね、

 

だからといって、

集団が苦手、雑談が苦手、

ひとりになりたい、とはならないんですね。

 

※内向か外向かは遺伝的なものと

環境などで身につくものとがあるそうなので

必ずしもそうだと言い切っているものではないことをご承知ください

→参考内向型と外向型の誤解

 

 

わたしは、

内向型HSPにも外向型HSPにも当てはまる部分

HSPの特徴と言えると思っています。

 

それは

ひといちばい敏感な人の4つの面

 

ひとつでも当てはまらなければ

HSPとは言えないとアーロン博士も言っている"DOES"です

▶︎HSPの4つの性質(DOES)

 

HSPの特徴って

究極に言えばこれだけなのかも、とも思います。

 

 

〇〇が苦手というのは

後天的に身につくもので

HSPの気質の特徴とは言えないとわたしは考えます。

 

他に併せ持つ気質や、環境や経験で、

いくらでも変わるものだからです。

 

 

”集団(または人混み)が苦手”

”雑談(または大勢での会話)が苦手”

 

多くのHSPの方はそう思うかもしれません。

 

でも、

 

そうではないHSPもいることを

知ってほしいなって思います。

 

 

ちなみに、

 

つねに一緒、どこでも一緒というような、

べったりな関係性は苦手ですし、

 

ひとりになりたいとも思うし、

ひとりで行動することを選択することも多いです。

 

集団が苦手ではないことと、

群れることはまた別のことかな、と思います。

 

 

そしてこれは、

内向型を否定するものではありません。

 

少数ではあるけれど、

外向型のHSPもいることを知ってほしい。

 

HSPという概念で救われるのは、

外向型HSPも同じです。

 

 

同じHSPなのに

「らしくない」と言われたり

「外向型だからね」と別もの扱いをされてしまったりする

 

こうおっしゃる方はほとんどいないのですが、

言われて居心地が悪く感じたことがあるのも事実で

それはなんだかすごく悲しいことだな、とわたしは思うのです。

 

 

どんなタイプのHSPにも、

偏ることなく情報が届いてほしい

 

そう強く願います。

 

 

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